最短で治療院の売上を改善する方法

2013年3月8日

おはこんばんちは。山本です。

「治療院の売上が伸び悩んでいます。どうやって新規患者の集客したら良いですか?」

こんな相談を受けることが良くあります。

売上不足への解決策として、新規患者の獲得が、まずあげられます。

その方法をいくつか上げると、

●HPでの集客
●ブログでの集客
●ポータルサイトでの集客
●DMでの集客
●折込チラシでの集客
●ポスティングでの集客
●雑誌(クーポン)広告での集客

当然、他にもありますが、大まかにピックアップするとしたら、こんな感じですね。

無料でできるものもありますし、有料のものもあります。

傾向として、無料のモノは労力と時間がかかり、有料のものは労力と時間は省けるが金がかかります。

「どれをやれば効率的に集客できるの?」

と言われることがありますが、

「ある特定の集客方法をやれば万事OK」

などの正解はなくて、全部やらなければなりません。

さらに、新規患者の獲得だけが、売上不足の解決策ではありません。

速攻で売上をあげる秘訣として、新規の患者獲得に資金を使うことは、適切なようで適切ではないのです。

なぜならば、経営で一番経費のかかる仕事って、新規の獲得であり、負担の大きい作業だからです。

「じゃ、どうしたら速攻で売り上げがあがるのか?」

それは、既存の患者さんに、来店頻度をあげてもらうことです。

通常、ビジネスでは、新規顧客に販売するコストは、既存顧客に商品を販売するコストの5倍かかると言われています。

例えば、DMを出した場合。

新規開拓のためにDMを出して、5人来院したとすると、同じ経費を既存顧客に使うと25人は来院してくれるわけです。

最近では5倍ではなく10倍と言う話を良く聞きます。

業種、業態の個々の違いはありますが、既存客にアプローチした方が、販売コストは圧倒的に少なくてすむのです。

まずは、既存患者さんにアプローチしろ

もっとも、経費をかけずに、売上アップさせる方法は、一度でも来ていただいた患者様に再び来院を促すことです。

過去に、施術を受けていただいた患者様は、もう一度来店してくれる可能性が非常に高いです。

「満足してくれないからリピートしてくれないんじゃない?ホントに来てくれるの?」

心配ありません。患者さんが来なくなる理由は、あなたの治療院サロンが嫌いになったからではないのです。

患者さんが来院しなくなる理由は、だいたい3つに分けられます。

1,患者がサービスに満足しなかった場合

あなたの治療院サロンのサービスが、患者さんの期待を上回れなかった場合はこれに当たります。他にも「接客が悪かった」「立地が悪い」などもこれに当たります。

どんな理由かわかりませんが、患者さんが満足しなければ来院しなくなります。

この場合は、フォローアップをすることが大切です。

その患者さんに、「来院しなくなった事実を残念に思っています。満足させられなくて、申し訳ない」と気持ちを伝えます。

たとえ、今後、来院しなくなったとしても、伝えるのです。

最後の接触が、誠実で心のこもったコミュニケーションであれば、また来院をし始める可能性がでます。

2,患者の来院する習慣がなくなった場合

例えば、引っ越したとか、病気になったとか。あとは、ちょっとした理由で、ふと足を運べなくなった場合です。

良く「30日間、同じことを続ければ習慣化する」などと言われますが、患者さんも同じことが起こります。

つまり、30日間連続で、足を運ばなければ、「来ないこと」が習慣化するのです。

対策は簡単です。

来なければならない理由を、ハガキ、DM、ニュースレター、メルマガ、もしくは電話などを使って、患者さんに伝えることです。

こうすることで、また来院し始めます。

3,患者のニーズがなくなった場合

これは、痛みが治ったりして、ニーズがなくなった場合です。行く必要がなくなるわけです。

素晴らしいサービスを受けて満足したとしても、来なくなるのです。

しかし、この場合は「他に困った方がいれば紹介して下さい」と伝えることで、喜んで家族や友人などを連れてきてくれるでしょう。

このように、それぞれに対策をしておけば、3割くらいの患者さんは戻ってきてくれます。

患者離れを5%改善すれば、利益が最低でも25%改善されるといわれています。

既存患者さんに何もアプローチをしないと、1年で約40パーセントのお客さんが失われます。

いかに、既存の患者さんをつなぎとめ、リピートして頂き、「行きつけの治療院サロン」にして貰えるか。

これが、儲かるお店と、儲からないお店の分かれ目になるのです。

そして、既存客に忘れられないように、より良好な接触頻度を増やすツールとして、

ハガキ、DM、ニュースレター、メルマガ、もしくは電話などのツールはメチャクチャ有効です。

山本