思いがけない、隠れたニーズ。とある検索キーワードで驚愕した話
おはようございます。YMC株式会社の山本です。
「ええっ??」
あるテレビ電話の会社のスタッフは、パソコン画面をみて、びっくりするあまり、身を乗り出しました。
ホームページのアクセスを分析すると、ぶったまげたのです。
「早くHPに、この一言を付け足さねば・・・!」
この会社では、テレビ電話を販売するのに、まずは資料請求をしてもらい、
そのお客さんに対してじっくりと、クロージングをかけていくというビジネスモデル。
テレビ電話用のカメラとそれを動かすソフトを売って利益をあげていました。
このテレビ電話はどんな需要があり、誰が買っていたでしょうか?
- 遠くに住む孫の顔を観たい、おじいちゃんが買う
- 遠距離恋愛の恋人同士が買う
- 単身赴任のお父さんが家族と会話するために買う
こんな感じだったんです。
しかし、スタッフが、たまげたのは、それとは別に、
「思い付きもしなかった利用者」
が居たからでした。
ホームページって、どんな検索キーワードで、自分のページに来てるのか?
ってことがわかります。
その、スタッフは「ある検索キーワード」でサイトに訪問すると、かなりの確率で、資料請求が申し込まれてることに気がついたのです。
つまり、この検索キーワードで検索する人は、テレビ電話に異様なまでの関心を持っていた。
だから、資料請求をしたのでしょう。
さて、質問です。
その「検索キーワード」は何だったでしょうか?
少し考えてみましょう。
考えました?
では、正解を書きます。
正解は・・・
●手話
です。
耳の不自由な方でも、テレビ電話があると、遠隔コミュニケーションツールとして使えるのです!
確かにテレビ電話に向かって、手話をしたら十分に電話ができる。
これは、スタッフも驚いたことでしょう。
不自由な人の気持ちは、当事者でないと気が付かないからです。
多くのテレビ電話のHPでは「このテレビ電話は手話でも十分に使える性能を兼ね備えています」なんて書いてません。
しかし、不自由な人は探しているわけです。
資料を請求して見比べている。
そのHPに
「手話でも十分使えます」
と書いてあればどうでしょうか?
●ああ親切な会社だな
という印象を与えることができるし、なにより探さなくてよいので親切です。
結果として、耳や口が不自由な人は、喜んでそのテレビ電話を買うことになりますよね?
ホームページでは、こういう隠れたニーズも拾うことができるんです。
ネット集客だけではなくて、新しい商品も開発する手助けになるのです。
ホームページは単なる集客の手段としてではなくて、お客さんの声を聞くことのできるツールでもあります。
治療院のHPでも、アクセスを分析すると、隠れたニーズが見え隠れします。
たとえば・・・
「岡山市動物の鍼治療」
なんて検索キーワードが実際にあります。
この時点で、新しい商品の構想も練れますし、ライバルはホトンドいません。
こういうアイディアが湧いてきますよね。
ちなみに、iPhoneを作ったアップルは「この事例」を全面に出したテレビCMを作りました。
僕はこのCMをみたとき鳥肌が立ちました。
「iPhoneには、こういう使い方がある」
というのを全国民に知らしめたのです。
これにより、耳の不自由な方や、口の不自由な方の購入者は爆発的に増えたのは間違いないでしょう。
そのテレビCMはこちら
山本