治療院経営における最も大事なリソースとは?

2021年7月30日

こんにちは。

YMC株式会社の山本です。

僕らは、常に限られたリソースを使い、治療院を経営しています。

われわれは、常に足りないリソースで目的を達成しなければならない

ビジネスにおいてリソースとは「ヒト・モノ・カネ・時間・情報・知的財産」などを指します。

これらのリソースは、常に足らないです。

「リソースが余ってしょうがない!!」

と言ってる治療院さんを、僕は見たことがありません(笑)

つまり、この足りないリソースで、目的を達成しなければならないのです。

たとえば「絞る」という戦略。

ターゲットを絞ったり、エリアを絞るという戦略を取ることがあります。

これ、持っているリソースが分散して、成果が出なくなることを防ぐためなんですね。

そして、戦略を立てる理由は、

  • 足りないリソースで「目的」を達成するため

なんです。

目的がないなら、そもそも、戦略をたてる必要はありません。

ボケーッと過ごせばいいです。

さらに「ヒト・モノ・カネ・時間・情報・知的財産」のリソースが無限にあるならば、戦略など立てる必要はありません。

ノープランでも、無限のリソースがあれば、ゴリ押しで達成できるでしょう。

逆に言えば、少ないリソースで目的を達成するためには、

  • 常に足りないリソースを、どこにブチ込めば成果が最大化するか?

ってことが、大事になってくるわけです。

常に足りないリソースで、どのように戦えば成果が最大化するか?

ちなみに、リソースって、一般的に何を指すのかと言えば、

  • ヒト
  • モノ
  • カネ
  • 時間
  • 情報
  • 仕組み
  • 知的財産

などです。

これらの中で「何が一番大事なリソース」だと思いますか?

そして、そのリソースが一番だと思う理由は何だと思いますか?

治療院経営における最も大事なリソースとは?

これ、色々と意見があると思います。

「平等に全ての人に与えられているものは時間だけなので、【時間】が一番大事なのでは?」

と答える人もいるでしょうし、

「スタッフが辞めても、お金さえあれば会社は潰れんから、【お金】が一番大事なリソースなのでは?」

と考える経営者さんもいるでしょうし、

「能力の低いスタッフでも売上をあげる仕組み作ればビジネスは成り立つから、【仕組み】が一番大事なリソースなのでは?」

と思ってらっしゃる社長さんもいるでしょう。

しかし、USJの経営状態を劇的に改善させた伝説のマーケッターの森岡毅さんは、

  • 最も大切な経営資源は「ヒト」です

と答えています。

「ヒト」こそが治療院経営における最も大事なリソースである

理由は、ヒトだけが「ヒト・モノ・カネ・時間・情報・知的財産」のリソースを、増減させたり使いこなせたりするからです。

「おいおい、ちょっと待てよ。そもそも、お金がないと、優秀なヒトを雇えんやんけ!」

という反論がある方も、おられると思いますが、雇う「ヒト」が優秀であれば、お金がないなりに良い「ヒト」を雇うことができます。

社長の理念とか目標に強烈に共感したり、リーダーのことを強烈に魅力を感じているスタッフは「給料が低くて」も、ついていきます。

「カネ」も「モノ」も「時間」も「情報」も「仕組み」も「知的財産」も、それらを使いこなすのは「ヒト」しかいないのです。

スタッフの採用や、スタッフを育てることにおいて優秀な「ヒト」がいると、施術が上手な人材も増やせますし、マーケティングやファイナンスが得意なスタッフも雇うことができます。

また、社内の人的リソースを有効活用するための仕組みや、組織の風土も整備していきますし、社内の「ヒト」の能力をUPさせるための有効な社内研修も開発していきます。

逆に言うと、「ヒト」は最強のリソースだからこそ、治療院の成長を止めてしまう最大のリスクをはらんでいるとも言えるわけです。

それらの「ヒト」を有効に活かせない治療院は、人的リソースの不足(数とクオリティ)にって成長が止まります。

森岡毅さんは言います。

「成長する会社とは、人的資源を成長させ続けることができる会社のことです」

本当にそのとおりです。

「ヒト」としての成長にリソースを使うことが最大化させるカギである

ようは、何が言いたいかというと、

  • 「ヒト」の成長に対して投資をしない限り、治療院の成長は止まってしまう

ってことなんです。

「いや、俺は一人治療院の経営者で、スタッフを使わないんだけど…」

という方もいるかと思います。

その場合は、自分自身が「ヒト」という経営資源なんで、自分自身の成長のため投資をすることですね。

とにかく「ヒト」が最強のリソースだからこそ、成長も衰退も「ヒト」に依存してくるわけです。

山本