百億年かかっても解けない「巡回セールスマン問題」
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
- 百億年かかっても解けない「問題」がある
って知ってますか?
百億年かかっても解けない「巡回セールスマン問題」
もともとは米ランド社が提出した懸賞問題でなんですが、
- 巡回セールスマン問題
ってやつがあります。
これは、
「セールスマンがいくつかの都市を1度ずつすべて訪しして出発点に戻ってくるときに、移動距離が最小になる経路」
を求める問題のこと。
組合わせ最適化問題の中でも有名な問題です。
この動画でもお話しています。
じつは、この問題は、スーパーコンピューターを用いても最適解を求めることが困難だと言われています。
つまり想定できるルートがあまりに多くて、スゴイ性能を持ったコンピュータでも解けないわけです。
しかし、この難問も、
- 簡単に正解に近づく方法
があります・・・。
何だと思います?
ちょっと考えてみましょう。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
あなた、絶対、考えてないですよね・・・(笑)
もったいぶらずに、種明かしましょう・・・。
答えは
- まずはデタラメでいいので全ての都市を回るルートを1つ決める
- 「そのルートよりも移動距離が短いルートを探す」というプログラムをコンピュータで実行する
- このプログラムを何度か実行すると、最適解にかなり近い答えがでる
という方法です。
意味わかりますかね?
「絶対に失敗せずに売上をあげるための唯一の正解」という情報は、手に入らない
この「巡回セールスマン問題」からも言えることは、2つ。
1つ目は、ありとあらゆる可能性がある中で、最も良い答えを求めるのはスーパーコンピュータでも難しい、ってこと。
2つ目は、「ゼロ→正解」は無理でも「今よりも良くする」ということは可能であり、結局は最短で答えを見つける方法である、ってこと。
これ、治療院ビジネスでも全く同じです。
というか治療院ビジネスって「巡回セールスマン問題」よりも、複雑で難しい問題なんですよ。
つまり、その中で「唯一の正しい答えを求める」こと自体がナンセンスなんですよ。
なので、
- 「青い鳥」を求めるかのごとく新情報を探し求める
ってこと自体はホトンド意味がないことになります。
そうではなくて、
まずは、プロトタイプでも良いので実行してみる。
そのプロトタイプを改善し続けるわけです。
考えつく方法は全て試してみて、少しずつ良い方向へ向かって、正解へと近づいていくしかないんです。
つまり、「青い鳥」は、実は目の前にいる。
なので、地道な改善ってメチャクチャ重要なんです。
でも、多くの残念な治療院経営者は、
- 一撃必殺の売上UPメソッド
を追い求めてしまいます。
そんなのないのにねー。
地道な改善は、数値を取ってそれをあげるための施策をやり続けるしかない
「じゃ、どうやって改善してけばいいんだよ?」
って話ですが、答えは簡単です。
計測して、数値を出して、それを改善する施策をして、また計測して・・・
これの繰り返しです。
ネット集客で言えば、
- HPへのアクセス数の計測
- HPからの問い合わせ数の計測
- 問い合わせから来院した数の計測
- 新規がリピートした確率の計測
こんな感じで計測できますし、それぞれの数字や確率をあげる施策を、定期的に愚直にやっていくしかないんですよ。
これに向き合わず、目をそらしてしまって、
「もっとお手軽に売上UPできる秘密のノウハウはないんか!?」
と変なセミナーに行ってしまうのはダメよってことです。
ちゃんと地道に改善をしていきましょうね。
山本