患者さんはウソをつく
こんばんわ。
YMC株式会社の山本です。
- 患者さんはウソをつく
というテーマで書いてみたいと思います。
「なぜ、この治療院を選んだんですか?」
というアンケートをしている治療院さんって多いと思います。
しかし、そこで答える回答は、
- 実は、正しくない
かもしれません。
なぜならば、
- 多くの患者さんは、あなたの治療院に来店した「本当の理由」を認識できてない
からです。
『影響力の武器 戦略編』という本に書いてたんですが、アメリカで、こんな実験をした研究者がいます。
人間は自分の行動に影響を与えた「本当の理由」を認識できない
カリフォルニアの自宅所有者の数百名を対象に、こんな実験をしてみたそうです。
Q.あなたが「省エネ」を決心するにあたって、どの項目がどの程度の影響を与えると思うか?
- 省エネは環境に良いから
- 省エネは将来世代を保護するから
- 省エネはお金の節約になるから
- 近所の人の多くがすでに省エネに取り組んでいるから
この項目の中から、優先順位を決めて下さい。
すると、こんなアンケートの結果がでました。
ほとんどの人が、
「4,近所の人の多くが省エネに取り組んでいるから」
の影響が「もっとも低い」と回答したんですね。
この結果を踏まえて・・・
別の地域で、さらにこんな実験をしました。
Aのグループの家庭には「省エネは環境に良い」という趣旨のメッセージを伝えた。
Bのグループの家庭には「省エネは将来世代を保護します」という趣旨のメッセージを伝えた。
Cのグループの家庭には「省エネはお金の節約になる」という趣旨のメッセージをを伝えた。
Dのグループの家庭には「近隣住民の大多数が積極的に省エネに取り組んでいる」という趣旨のメッセージをを伝えた。
それぞれのグループに、4種類のメッセージを伝えて、
- 実際の電力の消費量の変化を測定
したんです。
すると、どうでしょう。
「近隣住民の大多数が積極的に省エネに取り組んでいる」
というメッセージを伝えたグループが、もっとも電力消費量が節約されていたんです(笑)
ちなみに、
最初の実験で「もっとも影響力がある」と答えられていた「省エネは環境に良いから」というメッセージを伝えたグループは、実際は、ホトンド節約されていなかったそうです・・・苦笑
人って、口だけやな(笑)
この実験でわかることは、
- 人間は、言ってることと、やってることが違う場合がある
ということです。
患者さんが答える「来店動機」は信用できない
つまり、こういうことです。
患者さんがあなたに発言する「来店動機」は、本当かどうかわかりません。
あと、
「何を見て当院に来られましたか?」
というアンケートも、実際は信用できません。
「ホームページを見た」にチェックが入ってたとしても、実は、本当のキッカケは違うかもしれない。
だって、実験でわかる通り、人間って、
- 何の動機で行動したか、自分自身が認識できていない
んですもの。
「じゃ、山本さん!アンケート取っても意味ないんですか!?」
という声が聞こえてきそうですね。
いや、アンケートとることに意味はありますよ。
参考になるので。
でも、それと同時にキチンと別の手段で「計測」したほうが良いです。
どうやって計測するか?
実は、ホームページを使えば、
- 本当の来店動機
- どんな言葉がけをすれば来院したくなるか
を、かなり正確にあぶり出すことができます・・・・。
この方法、知りたいですか?
山本