治療院の広告における投資するときの判断基​準とは?

2017年2月20日

こんにちは。

YMC株式会社のヨリミツです。

本日も先生の経営に直結するネタをお届けしたいと思います。

よろしくお願いします。

本日は治療院における、広告費についてをお話したいと思います。

弊社では広告のお手伝いを、他の治療院さんに提供しています。

しかし、よくある例として

  • 広告費はなるべく抑えたい

と治療院経営者さんに言われることが多いです。

もし、めちゃくちゃ無駄な広告だと、文字通り広告費は抑えた方が良いです。

効果的な広告の場合、広告費はできる限り使う方が、ほとんどにおいて正解です。

しかし、なぜ多くの治療院経営者は広告費を使いたがらないのか?

おそらく「要素を分解」できていないから不安が強いことが原因だと思います。

そこで広告費について、どのケースが良くて、どのケースが悪いのかを検討をしてみたいと思います。

治療院の広告における投資するときの判断基準とは?

【効率の悪いと思われる広告】

効率の悪い広告については、他の媒体を見つけるなどして、効率的にしていくことが必要です。

場合によっては改善を繰り返しても効果がない場合もあるので、中止を検討しても良いと思います。

※ただ、他の媒体をアシストしている場合があるので、そこは注意

スタッフの人数が多くおらず、かつ予約稼働率が比較的高い場合は、

予約をこれ以上受けることができないので、広告費を少し抑え気味にして良いと思います。

【効率が良いと思われる広告】

広告費が、コストに対して明らかに利益の出る範囲におさまっており、

なおかつスタッフにも余裕があり、まだ患者さんに入ってきてもらいたい状況なら、

効率が下がらない限り、限界まで広告費を使うべきです。

なにせ広告をすることによって新規が入り、利益が上がるわけなので。

その広告は儲かっているのか、いないのかを論理的に判断しないといけない

そして、これにもう一つ重要なのが“LTV"という概念です。

Life time value(顧客生涯価値)という意味ですが、そのお客さんが、死ぬまでにいくら使ってくれるのか?ってことですね。

「生涯」で考えると、現実的ではないので、3ヶ月くらいで区切ると良いです。

「顧客の初回取引の段階から、3ヶ月間に使ってくれた金額」

などと期間を区切ったほうが、現場での数字としては扱いやすいですね。

つまり治療院に置き換えると、初回来店から、3ヶ月のあいだで患者さんが使った総合計金額が、平均で30,000円だったとします。

すると、3ヶ月の平均LTVは30,000円となります。

そして、この金額から広告費や人件費などの経費を差し引いてみて、プラスかマイナスかを判断します。

この値がプラスならば利益が上がる投資だと言うことが論理的に判断できます。

こんな感じに広告費をどの位まで使って良いのかを判断します。

これを計算していないと、こんなことが起こります。

実際にあった事例

弊社で、とある治療院さんの広告運用代行をしてたんですね。

その治療院の経営者さんに、成果を聞くと、

「まあまあ、来ていますので、このままでOKです」

「可能なら、できるだけ広告費を抑えたいです」

というワケです。

しかし、突っ込んで聞いていくと…

  • 月間2万円ほどの広告費で、月間40人ほど新規が入っていた
  • 新規の患者さんは、3ヶ月でだいたい平均2万4千円ほどは使う
  • つまり月間2万円の投資で、96万円のリターンが返ってきてた

という事実が判明しました。

この広告って、このままで良いと思いますか?

ダメですよね(笑)

明らかに儲かっているわけなので、もっと広告費を増やさないと、

  • 機会損失

なんですよ。

単純に言い換えれば、

  • 2万円を投入したら、3ヶ月後に96万円になって返ってくる投資案件

ってことになりますから。

めちゃくちゃハイリターンな投資なんですよ。

こんな投資案件があったら、絶対に投資しますよね?

それと同じです。

今日は「どの様に広告費を使ったら良いか」について、書いていきましたが、いかがだったでしょうか?

この概念を元に適正な広告をやることが、売り上げUPに繋がりますので参考にしてみてください。

それでは今日はこのへんで。

ヨリミツ