儲かっていない治療院は、人の役に立ってない
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
先日、またまた就職説明会に行ってきました。
ちょっとづつ自社説明のスライドを修正したりしながらパワーアップさせていってます。
そんな学生への説明の中で、私は言いました。
「健康保険はもう使えなくなるの分かっているからね。今後、柔道整復師がこの職業を成り立たそうと思うと自費診療しかないよ」
学生
「あ、なんか聞いたことあります」
これって笑ってしまいますよね。
学生なのでまだ許してやりますが、社会人なら「お前はもう死んでいる」状態ですよ(笑)
まあ、冗談です(笑)
まだ市町村の審査の厳しさによっては、健保の危機を感じない市町村だってあるわけですから。
今からが本当の勝負だと思って、ここから気持ちを入れ替えたら良いわけです。
都市部に置いては、今後15年後で老年人口は爆発的に増加すると予測されています。
2010年東京 123.4万人(9.4%) 2025年197.7万人(15.0%)
2010年大阪 84.3万人(9.5%) 2025年152.8万人(18.2%)厚生労働省「今後の高齢者人口の見通しについて」
それに日本という国の高齢化は全世界的に見ても、どこの国も経験したことのない状態に入ろうとしています。
1965年には1人の老人に対して9.1人の人で支えて“胴上げ型”といわれていました。
2012年、1人の老人に対して2.4人で支える様な形になり“騎馬戦型”と言われています。
また、2050年には1人の老人に対して1.2人で支える“肩車型”といわれる状態になります・・・。
って、肩車型なんて現実無理ですから(笑)
後期高齢者の医療費が年間平均で90万位です。
しかし、このデータは過去のデータなので今のデータでは無いのです。
今後は老人がもっと増えて、生産世代が減っていくのでさらに一人あたりの負担は強くなるんです。
今の日本はこんな状況です。
「〇〇市の国保はまだ行ける!」とか言ってる場合では無いんです。
既に健康保険という仕組み自体が成り立たなくなってきているんです。
そして、柔道整復師は医師よりは社会的に下です。
医師会は政治的にも強いです。
なので健康保険の仕組みが崩壊するもっと前に柔道整復師、理学療法士あたりの健康保険取り扱いというのは、いまよりさらに大きく制限される可能性が高いです。
こんな状況なのです。
今の日本は。
なので、健康保険を中心で施術をおこなっている先生は今からでも遅くないですから、今から将来に向けて新しい道を切り開いていきましょう。
何度も言いますが、ここから踏ん張ればなんとかなります!
私達も最初は全くといっていいほど経営に関しては知りませんでしたし、わかりませんでした。
人種が違う人のことだと思っていました(笑
しかし、
今では経営の世界にドップリはまっています。
それは何故か?
全てのビジネスにおいて“経営”という概念は必ず存在してることに気がついたからです。
そして、健全な経営は多くの人々の社会の役に立ち、影響を与えられることを知ったからです。
儲かっていない治療院は、人の役に立ってない
ちなみに、ここで言う“人の役に立っている”という証明は“儲かっている”ということです。
厳しい言い方をすれば、儲けてないならば、
あなたの治療院は、人の役に立ってない
ってことになるのです。
意味分かりますか?
儲かるってことは、多くの人に支持されたことの証明ですから。
ちなみに、儲かっているってことは、お客さん以外にもあらゆる人の役に立ちます。
儲かる治療院は・・・
- 多くの雇用を創出する
- あらゆる取引先にお金を落とす
- 国に税金を多く落とす
- 日本のGDPを押し上げる
- さらなる消費を産み景気が良くなる
一方、儲からないってことは?
儲からない治療院は・・・
- ×雇用を創出しない
- ×取引先にお金を落とさない
- ×税金を納めない
- ×日本のGDPを下げる
- ×消費を産まないので景気を悪くする
ですよね?
どっちの治療院がより人の役に立っているでしょうか?
明らかですよね。
「私は儲からなくても良い。ただ目の前の患者さんが治り、喜んでくれれば・・・」
って考えている人こそ、視野が狭く単なる独りよがりの自己満足なのかが分かると思います。
「役に立ちたい」
の概念を間違えると、実は人の役に立たないって状態になるのです。
儲けが出るということは悪いことではないのです。
儲けが出ることは、多くの人の支持を集めたという結果なのです。
このことをしっかり頭に焼き付けておいてください。
大企業の業績が上がったのをみて、「こりゃ、大分悪いことをしている」って思いますか?思いませんよね?
人々の支持があったから、大きな儲けがでたのです。
じゃあ、あなたの治療院が儲かったらどうでしょう?
あなたの周りの患者さん、スタッフ、取引業者さんは喜びの笑顔であふれてるでしょうね。
ヨリミツ