こんな恵まれている日本で、治療院経営が成功しないなんてあり得ない
ヨリミツ「俺たちこのホテル近くのセブンイレブンまで行きたいんだけど、行き方わかる?」
現地人「どこのセブンイレブンだ?」
ヨリミツ「ココを左に曲がって、右に曲がった近くのところだよ」
現地人「良いけど、お前らいくら出すの?」
ヨリミツ&山本「・・・!?」
どもども、YMC株式会社の山本です。
えー、ヨリミツのメルマガで知っていると思いますが、フィリピンのセブ島に行ってきました。
帰国して、色々と、溜まった仕事やらを片付けたり、バタバタしております。
関係各所の方は、ご了承ください。
・・・んで、冒頭のやりとりなんですが、現地人とのネゴシエーションの一部です。
セブ(マクタン)に行ったことがある方はご存知だと思いますが、ホテルの中はリゾート地でも、ホテルの敷地を一歩出れば、そこはスラム街です(笑)
イメージで言うと、ドラクエと同じです。
街の中は安全地帯で宿屋とか武器屋があって、人に話しかけても戦闘が始まることはありません。
ただ、街から一歩出たら、そこは無法地帯。
歩いていると、いきなり敵と遭遇し、戦闘が始まりますよね?
まさしく、こんな感じです。
僕らが滞在したホテルも同じで、一歩出たら、無法地帯に放り出されるわけですよ。
まあ地区によるのですが、夜などに旅行者がその辺を歩いていると、
- 「ギブミーマネー」と子どもたちにタカられる
- 色んなモノを吹っかけて売りつけられる
- 拳銃を突きつけられて身ぐるみ剥がされる
- 睡眠薬を飲まされて昏睡強盗にあう
- 警官もグルの美人局(つつもたせ)にあう
- レイプされる
などが日常茶飯事だそうです。
とても危険なので、通常の旅行者は、基本的にホテルから出ません。
ホテルの入口は基本的に一つで、拳銃を持ったセキュリティが門番としているので、ホテル内はセーフエリアなわけですよ。
それで、外出する際は、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらい、ホテル内までタクシーに来てもらうわけですよね。
そうすることで、スラムの住人との接触をしないようにする。
「ただ、それだと、何の刺激もないよね?」
ってことで、好奇心旺盛な僕らは、リスクを顧みずに、ホテルの外にタクシーを使わずに出てみることにしました。
ホテルを一歩出ると、もうそこは、アメージングなスラム街です(笑)
- 痩せこけた野良犬がそこら中にいる
- 痩せこけたボロボロの服を着たオッサンもその辺に寝そべっている
- すっぽんぽんの子供が水を浴びている
- 鶏とか牛が放し飼いでそこら中にいる
- 交通ルールは基本的にないに等しい
- 信号はホトンドなく交差点でオッサンが誘導している
- 基本、みんな靴を履いていない(だいたいサンダル)
- バイクは基本ノーヘルで4人乗りとかしている
という感じですね。
ちなみに、流しのタクシーは基本的に捕まりません。
代わりに使ったのが、
- トライシクル
という乗り物です。
バイクの横にサイドカーが付いている、なんともヘンテコな乗り物ですね。
この乗り物ですが、相場はあるものの、基本的には交渉して金額が決まります。
特に相場を知らないお金持ちな外国人には吹っかけるのが得策なのです。
車で10分くらいのところにセブン-イレブンがあったので、僕らは、そこまで行きたかったんですよ。
冒頭では、その交渉をしているわけですが、ふっかけられようとしています。
自分から金額を言わずに、相場を知らない俺たちに金額を言わせて、あわよくばもぎ取ってやろうと(笑)
しかし、我らがヨリミツは、引き下がりません。
ヨリミツ「往復で50ペソ(約150円)だな」
現地人「それは安すぎるよ、旦那!150ペソ(約450円)はくれよ」
ヨリミツ「いやいや、それは高すぎるぜ。100ペソ(約300円)で」
現地人「オッケー、それなら良いぜ、乗れよ」
ってことで交渉成立。
たぶん、5分ぐらいはネゴってた気がします。
セブン-イレブンに向かっていたわけですが、そのドライバーとは別の現地人がトライシクルに乗り込んできて、こう言いました。
現地人2「へい旦那!オンナ買わないか?俺がガイドするぜ」
オイオイ、いきなりかよ(笑)
って感じでしたね。
その現地人2は、セブン-イレブンの中までついてきてしきりに話しかけてくるわけです。
現地人2「どこから来たんだ?」
現地人2「いつまでいるんだ?」
現地人2「日本人か?」
どうやら、この現地人2は、ホテルの入口で待ち構えていて、旅行者に取り入ってガイドすることを生業にしているようです。
買い物をしている途中でも、カゴを持とうとするわけです。
「荷物持ったからチップくれよ」
と、あとで、チップを請求する作戦なのか!?
と警戒してたので、ノーセンキューと、ひらりとかわすことができました。
当然、ホテルへの帰りもついてきて、必死に話しかけてきます。
なんとか、やり過ごして、ホテルまで到着したわけですが、この現地人2(名前はウィンウィンと言うらしい)とは、後日、さらにやりあうことになります・・・。
それはまた別のお話で・・・。
現地人のウィンウィンと会話をするヨリミツ
「日本人」として生まれた時点で僕らは超ラッキー
また、違うメルマガで書きますが、 彼らは、とにかく何かと難癖つけて、お金をもぎ取ろうとして来ます。
街では、ストリートチルドレンが、
「ギブミーマネー!」
と言いながら追いかけて来ます。
そういう文化なんでしょう。
しかし、そのハングリーさは、見習うべきだと思いましたね。
それと同時に、
「ああ、俺は日本に生まれてよかった・・・」
と心から思いました。
日本という国は、
- 高い教育をうけられる
- 衣食住に困らない
- インフラは世界最高レベル
- 衛生状態は超いい
- 民度が高い
わけですよ。
もう、日本人として、この世に生を受けた時点で、超勝ち組なんですよ。すでに。
わかりますか?
この恵まれた環境で生を受けているのに、
- 「政府が悪い」とか
- 「環境が良くない」とか
- 「チャンスがない」とか
愚痴をこぼしている場合ではないですよ。
別に、事業に失敗したからって、この日本では飢え死ぬことはありません。
無一文になったとしても、セーフティネットがあります。
快適な家は与えられるし、食事は食べられますし、医療も受けられる。
ハッキリ言って、ノーリスクなわけですよ。
日本人は。
フィリピンは汚職が凄いです。
警察がグルになって犯罪に加担したりするので、経済が発展しないのです。
フィリピンは環境が悪いです。
ストリートチルドレンがたくさんいますし、狂犬病もいまだにあるそうです。
フィリピンは医療がメチャクチャ高額です。
おそらく、普通の人は、病院に行けません。
「日本人」として生まれた時点で僕らは超ラッキーなんですよ。
なのに、チャレンジしないのは、本当にもったいないです。
世界に目を向けてみると、いかに自分が恵まれていたか、生ぬるい環境にいたか、よく分かりました。
こんな恵まれている日本で治療院経営が成功しない人は、サボっているとしか思えません。
あのセブの現地人のように、アグレッシブになれば、絶対に成功します。
セブの人達は、僕らのような見知らぬ外国人に、「出会って4秒」で、いきなり、ビジネスの交渉をしてきます(笑)
ある意味で、スゴい行動力です。
より一層、頑張ろう、と心に誓いました。
また、後日、セブの旅行記を書きますね。
山本