実は、制約があるほうが自由。本当に自由な感覚で生きるための4箇条
おはようございます。
YMC株式会社の山本です。
あなたの乗っていた飛行機が無人島に墜落。
乗客の半分は死亡しますが、あなたは偶然助かったとします。
どういうわけか救助は来ません。
しばらくの間、生き残った人同士で無人島で生活しなくてはいけない。
さあ、どうする。?
日々の暮らしに必要な道具が一式ないのはもちろん、社会統制のためのルールや法律もありません・・・。
あなたは「自由」なんです。
自由ってなんだろう?
「自由」
という言葉を聞いて、どんな印象を感じますか?
「自由な生活をしたい!」
「自由になりたい!誰にも縛られたくない!」
「この縛られた環境から脱出したい!」
と多くの人は、自由に対してポジティブな印象を抱くと思います。
でも、選択肢が無限にある状態を自由とするのであれば・・・逆に残酷ともいえます。
最近、岡山駅の近くに、イオン岡山というどでかいショッピングモールができました。
「そういえば、仕事着で使えるような、ちょっとフォーマルなズボンが欲しいな」
と思って、フラッと、新しくできた「イオン岡山」で探そうとしました。
ところが・・・
僕は、ズボンを買うことなく、疲れ果てて帰路についたのです。
どういうことか?
どの階の、どの店に行けば、希望のズボンが買えるのかわからないのです。
僕はエスカレーターを駆使し、歩きまわって探したところ・・・
それっぽいスーツのお店に到着したのは、30分後です。
歩きすぎて、腰は痛いし、もう疲れているわけです。
さらに、そのお店には、何百種類もの生地があり、サイズもたくさんある。
ズボンのシルエットも、ツータックとか、ノータックとか、いっぱいある。
もう、僕は面倒くさくなっており、チラッと5分間ほど物色して帰りました。
面倒くさくて、買う気分じゃなくなっているんです。
つまり・・・
向き合う選択肢の数が増えれば、「選択の自由」は「選択の威圧」になってしまうわけです。
日常的な判断に、多大な時間と気力を取られ、選択するだけで一日が終わってしまいます。
選択肢が増えれば増えるほど、ストレスが掛かり、逆にパワーを浪費するのです。
自由過ぎることは、逆に疲れるのです。
「じゃ、山本さん、自由になるためには、どうしたら良いんですか!?」
と思うでしょうから、そういったストレスからの脱却の方法をお話しましょう。
「本当の自由の感覚」
を味わうために何をしなければならないか?と言うと、
●選択肢を絞り込む
という考え方を学ぶ必要があります。
具体的に言うと、決められたルールに則り行動をするのです。
●社会の規則
●決められた基準
●行動指針
●個人的なルーチン
などの一定の規則に従うことにすれば結果的に、時間や注意力に余裕が生まれます。
そして、選択するときのエネルギーは、それらの規則が通用しない選択や意思決定に投じられるようになります。
1,朝起きて
2,冷たい水を500ml飲んで
3,歯を磨いて
4,ウンチして
5,シャワーを浴びて
6,ご飯を食べて
7,決められた服を来て
8,◯◯に乗って◯時に出勤する
という決められたルーチンを作っておけば、毎日、余計な意思決定をする必要がなくなります。
「決められたレールの上を歩くのは窮屈だ!」
と感じるかもしれません。
しかし、長期的に見れば、日常的なわずらわしさから解放されるし、余裕が生まれた時間労力や注意力を、本当に必要な意思決定に向けられるのです。
制約があるほうが、本当は自由なんです。
自由過ぎると、どうなるか?
冒頭のように、ホンマに自由過ぎる環境に身を投じるとどうなると思いますか?
ルールで縛られた社会という制約のなかで安全に過ごしていれば、飢えたり、殺されたりという心配はありません。
規則の中で冒険し、さまざまな経験をして、自分の人生を作り、描き出せる。
もし、ノールールの無人島に放り込まれたら?
確かに自由ではあるが、全身全霊で、すべての時間を費やして生き抜くための努力をする必要がでます。
制限のある自由だからこそ、僕らは素晴らしい可能性を想像できるのです。
本当に自由な感覚で生きるための4箇条
1,情報を遮断し選択肢を減らす
2,先人が決めたすでにある法則やルールに従う
3,例外のことのみ意思決定のパワーを使う
4,すでにした意思決定はルール化、習慣化する
自由が欲しければ、選択肢を減らしてシンプルにしましょう。
情報を遮断して、行動を制限するのです。
賢い人が決めたルールや規範や法則は守ったほうが楽です。
無論、自分の師匠や先生や専門家に当たる人には、「100%従う」ほうが早く楽に成果が出ます。
「選択」や「意思決定」を繰り返せば、くり返すほど、消耗するし、命の危険に晒され、成果は遅くなるのです。
既にある成功法則ってものは、素直に従ったほうが、遥かに加速すると思いませんか?
山本