大学のサークルの新入部員をメチャクチャ集めた話
こんばんわ。
YMC株式会社の山本です。
大学時代、僕は大学2年のときに「ビリヤードサークル」を立ち上げた経験があります。
立ち上げた理由は非常にシンプルでした。
当時、よく行ってた「撞球倶楽部」というビリヤード場の店長が、
「大学にビリヤードサークルとかないの?まとまった学生が来てくれるんならサークル価格でプレイ代金を安くするよ」
言われたからでした。
当時、僕の通っている大学にはビリヤードサークルとかなくて、それなら立ち上げたらいいやんということで、開設に至るわけです。
自分は毎日のようにビリヤード場に行きたいけど、金がないわけで。
でも、ビリヤードしたい(笑)
なので、
- ビリヤード場のプレイ代金がサークル価格で安くなるから
という不順な動機でビリヤードサークルを作ったんですね。
その後、僕は別のビリヤード場でバイトすることになり、バイトの特権でビリヤードするお金は無料になったので、サークルの存在は必要なくなったんですが、作った手前、運営していかないとダメだなという責任感で、しぶしぶ運営するはめに(笑)
「どうせなら、サークル活動で落ちるお金を、自分の働いているビリヤード場の売上にしてしまえ」
とサークル活動も自分のビリヤード場で行うことになります。
カルロス・ゴーンくらい組織を私的に利用してましたね(笑)
サークルも部員集めができなくなると廃部になる
そんなこんなで、完全に不純な動機で始めたビリヤードサークル。
割と楽しく活動をしていくんですが、ここでひとつの壁が立ちはだかります。
- 部員が集まらない問題
ですね。
そもそも、ビリヤードってメチャクチャ難しいんですよ。
ビリヤードの面白さがわかるまでに、多くの人は挫折します。
素人では、ビリヤードの面白さを感じられないんです。
そして何より、こういったサークルの部長になった経験がある人はわかると思いますが、部員が集まらないと、廃部をせざるを得なくなる。
僕が大学を卒業するまでは、それなりに部員がいましたが、問題なのは、その下の世代です。
ちなみに、僕は大学の近くにあるビリヤード場にそのまま就職をして、ビリヤード場の店長として働いていたんですが、ビリヤードサークルの廃部の危機にあったわけです。
こうなると、色々と問題があって、
- サークルがなくなると、ビリヤード場の売上が減る
- サークルがなくなると、アルバイトの確保が難しくなる
という事実があったんですね。
毎年、ビリヤードサークルの部員が、代々、うちのビリヤード場でバイトしてたんですよ。
「ビリヤードサークルが盛り上がってくれないと、店に遊びに来る学生が減る・・・。バイトも確保できんぞ・・・」
ビリヤードサークル勧誘大作戦
というわけで、
- ビリヤードサークルの創業者
- サークルが活動しているビリヤード場の店長
の肩書を使って、サークルの勧誘に乗り出したんです。
ちょうど、入学式シーズン。
新入生が入ってくるタイミングは、サークル勧誘のチャンスなんです。
そこで僕は本気を出しました。
まず、サークルの部員全員の約10名ほどを集合させ、
「いかにサークルの危機か?」「そのためには新入生をサークルに入れるしかない」
ということを話し、緊急の作戦会議です。
ここで僕らが立てた作戦は、
- とにかくビリヤードサークルの存在を認知させる
- とにかくサークル活動に連れていき体験させる
- 来た新入生の電話番号とメールアドレスを確保し頻繁に連絡を取る
というもの。
認知させるためには、とにかく目立たなければならない。
手書きのビラを作って、それを大量にコピーして、入学式にビリヤードキューを持って、全身タイツを来て配りまくりました(笑)
勧誘する前に、円陣を組んで日本酒で乾杯して、テンションを高めて勧誘し始めるという、文化系サークルなのに、体育会の部活動を圧倒的に凌駕するテンション。
新入生は苦笑い。学校関係者も苦笑い。
なんせ、サッカー部とか、野球部とか、ラグビー部とかよりも、明らかに目立ってるわけでして。
たぶん、あの失礼な勧誘を今の時代にやったらネットで炎上してますね。
ちなみに、そのとき、僕はすでに卒業しているので完全に部外者なんですが、関係なしに一番目立ってやりました。
そして、入学式のオリエンテーションが終わったら、僕らは待ち構えており、新入生をそのままビリヤード場に連行するという荒技を敢行したわけです。
通常、サークルとか部活は、学校内で活動をするわけですが、ビリヤードサークルはビリヤード場で活動をします。
場所が離れるって、相当ハンデなんですよ。
しかも、大学からビリヤード場までは、歩いたら少し距離がある。
なので、僕らはそのハンデを乗り越えるために、車を3台くらい用意しておいて、ピストン輸送です(笑)
- 来ぬのなら連れて行こうぞホトトギス
です。
車で何往復もしましたが、ここまでやる大学のサークルは、その当時なかったですね。
この、「日向くんの強引なドリブル」ばりの強引な勧誘を入学式から連日続けると・・・
ビリヤードサークルの体験入部が、150名を超えるという、当時としては考えられないほどの動員数を叩き出しました。
ビリヤードサークル始まって以来の新入部員数を達成!
いやあ、楽しかったですね。
10名ほどしかいない部員数に、150名を超えるほどの新入部員が押し寄せるわけです。
- ビラ配り勧誘班
- 車で輸送班
- ビリヤード体験させる班
と3班にわけて手分けして、新入生のホストをしました。
一度でも体験に来た新入生は、電話番号とメールアドレスを聞いているわけなので、サークル活動がある日は、連絡をいれることができるわけですね。
最終的に、廃部危機のビリヤードサークルに「100名近くが入部する」という奇跡がおこったんです。
まあ、勧誘しすぎも問題で、まとめることが難しく、最終的に残ったのは10人くらいだったんですが(笑)
それでも大成功だったと、今でも思っています。
こういった経験から言えることは、たった1つです。
- 本気で集めようとしたか、どうか
です。
本気で集客しようと頑張れば、アイディアも出るし、行動もできる
ビラ配りでも、ポスティングでもそうですが、本気で集客してやろうと思えば、多少、恥ずかしいことでもできます。
当然ながら、学校関係者に注意もされましたが、そんなのお構いなしです。
そして、「本気の姿勢」は人を動かします。
このときのメンバーのリーダーとして、一番声を出して勧誘したし、一番目立ってビラを配ったし、一番新入生を楽しませようとしました。
そうすると、他のメンバーも、手伝ってくれるんですよね。
同じように声出してビラを配ってくれたし、ピストン輸送も手伝ってくれました。
背中で見せるといいましょうか。
こういう姿勢は、非常に大事なんだなと思いましたね。
- 本気で集めようとすれば、人は動く
ということです。
ぜひポスティングでも手配りでも「本気」で集客してみてください。
絶対に、集客できますから。
山本