柔道整復師制度 不正防止へカルテ提示要求
『柔道整復師制度 不正防止へカルテ提示要求』
こんばんわ。
YMC株式会社の山本です。
今年は、柔道整復師業界もかなり動きがアリそうです。
とりあえず、上記の記事で厳しくなる部分をピックアップすると、
- 不正請求の疑いの強い施術所にカルテや領収書の発行履歴など資料の提示を求める
- 「柔道整復療養費審査委員会」が確認した上で、審査を厳格化する
- 請求者に説明を求めることもある
- 支給申請書の様式を統一化し、地方厚生局による個別指導や監督も迅速化する
- 老人ホームから金品で患者の紹介を受けた施術所には療養費の支給を停止する
ですね。
まあ、今までは柔道整復師にとってボーナスステージの時代だったけど、
「普通になる」
ということですよね。
飲食店とかと何ら変わらない市場原理が、働くようになります。
国はもう守ってくれない。
こういう市場原理が働くようになると、商売が下手な店はつぶれます。
流行らないラーメン屋が潰れる、のと同じです。
一世代前は、整骨院業界は、特別な市場でした。
すでに何十年も前に開業されて、美味しい時代を過ごした方は、「先見の明」があった方です。
良い職業を選んだと思います。
なので、その時代においては、選択は正しかったワケです。
ところが、昔ながらのやり方は、いつまでも通用するわけではありません。
今の時代で昔ながらの整骨院スタイルを貫く選択は、おそらく間違いです。
- 時代によって正解は変化する
ということです。
「変わらない」ために、変わり続ける
長く商売をするにあたって、どんなことを考えて商売をしたらいいでしょうか?
それは
「店のイメージを変えない」
ってことが重要なんです。
- あそこのお店は常に接客が良い
- 商品がいつも素晴らしいとか
- いつ行っても気持ち良い空間を提供してくれる
など、色々とあると思います。
1泊5万円する、京都の有名旅館に泊まったときに、そこの女将さんに聞いたことがあります。
純和風の高級旅館だったんですが、お風呂がヒノキ風呂なんですね。
「ヒノキの風呂桶はすぐに黒ずむから、常に新しいのに変えないといけない」
って女将さんが言ってました。
意味がわかりますか?
- この旅館は昔ながらの素晴らしいヒノキの風呂がある
という
「変わらない昔ながらのイメージ」
を保つために常に
「お風呂を変えている」
わけです。
ラーメンで有名な一風堂の河原社長が言ってますが、
「変わらないために、変わり続ける」
これが大事。
実際は同じ商売をやっていても、10年前と世間の情勢は大きく変わっているんです。
しかし、
お客に変化を感じさせないことが大切なのです。
10年前と同じことをやっていると、お客さんから見ると、
「変わってしまった」
と感じるんです。
もし昔に、よく宿泊していた高級旅館があったとして、いまだに部屋のテレビがブラウン管だったら・・・
高級感は無いですよね?
ハイビジョン液晶テレビじゃないとダメなんです。
「変わらないために、変わり続ける」
この変化し続ける努力が必要なんです。
常に変化をして輝き続けないと
「昔はよかった」
と思われてしまうわけで。
「ずっと同じに見せる」
っていうのは、メチャクチャ難しくて、とても努力のいることなのです。
あなたのお店は、変わらないために、どんな変わる努力を続けていますか?
山本