整骨院が交通事故患者を集客する方法|自賠責で売上を安定させる実践ガイド

「交通事故の患者さんを増やしたいけど、何をすればいいかわからない」
整骨院を経営されている先生から、僕はこの相談を15年間ずっと受け続けています。YMC株式会社の山本尚平です。2010年から治療院集客コンサルタントとして活動し、これまで200院以上の整骨院の交通事故集客をサポートしてきました。姉妹会社の整骨院を年商1億円クラスに成長させた経験もあります。
結論から言います。交通事故の患者さんは「待っているだけ」では絶対に来ません。でも正しい方法を知って実行すれば、確実に増やせます。
まず実績をお見せします:4つの事例
「本当に増えるの?」という疑問に、まず数字でお答えします。
- 事例1:月間約5〜10名の新規獲得を実現し、自賠責カルテ20〜30枚を維持し続けている院
- 事例2:自賠責ランニング0人だった院が、サポート開始から半年後に自賠責カルテ11枚に
- 事例3:自賠責新規0人(2025年9月)から、わずか3ヶ月で新規6人(2025年12月)を獲得
- 事例4:月間400万円の自賠責請求をする整骨院の集客をサポート
決して大規模院ばかりではありません。やるべきことをやれば、この数字は現実的です。
この記事では、僕がセミナーや日々のコンサルティングで実際にお伝えしている具体的な集客施策をすべて公開します。オンライン・オフラインの両面から網羅的にお伝えします。
知っておくべき数字:交通事故患者のLTV
交通事故治療は自賠責保険が適用されるため、患者1人あたりのLTV(生涯価値)は最大で約60万円です。一般の保険診療患者が1〜3万円であることを考えると、20倍以上の差があります。
月にたった1人の交通事故患者が増えるだけで、年間720万円の売上増。これが交通事故集客に本気で取り組むべき理由です。
→ 患者単価の詳細な計算式やROIシミュレーションは「自賠責保険の患者単価と広告費の考え方」で詳しく解説しています。
【オンライン施策】PPC広告(最も即効性が高い)
Google広告やYahoo!広告で検索キーワードに広告を出す方法です。PPC広告には以下のメリットがあります。
- 狙ったキーワードで一瞬で上位表示できる(SEOのように半年待つ必要なし)
- 色々な広告文をテストできる
- どのページにも誘導可能(交通事故専用LPに直接飛ばせる)
- 地域絞り込みが可能(来院圏内だけに配信)
キーワードずらし戦略(これが最大のポイント)
意外と「整骨院」を探している人は少ないんです。交通事故に遭った方が実際に検索するのは:
- 「交通事故 治療 整形外科」
- 「むちうち 病院」
- 「交通事故 整体」
つまり病院を探している人を狙うのが正解です。LPで「整骨院でも自賠責保険で交通事故治療ができます」と教育する。この「キーワードずらし」を取り入れたクライアントの中には、6ヶ月で交通事故患者ゼロから月間カルテ枚数11枚まで伸ばした院もあります。
→ PPC広告の運用ノウハウについては「整骨院のPPC広告完全ガイド」で詳しく解説しています。よくある失敗パターンは「Google広告で失敗する5つの理由」をご参照ください。
時系列ずらし(事故に遭う「前」の人にアプローチ)
もう一つの発想が「時系列ずらし」です。事故に遭った後の人だけでなく、事故に遭う前の時系列の人にもアプローチできます。
具体的には、自動車関連の商品・サービスを利用している人(車屋さん、カーグッズ屋さん、損害保険の顧客、自社ローンの利用者)に対して、ディスプレイ広告やSNS広告で認知を広げておく。事故が起きた時に「そういえばあの整骨院の広告を見た」と想起してもらう戦略です。
その他のオンライン施策
- 交通事故専門ホームページ作成:院のHPとは別に、交通事故治療専門のサイトを用意する
- ディスプレイ広告(Yahoo!/Google/Facebook):検索していない層にもバナーで認知を広げる
- ポータルサイト対策(エキテン・ヘルモア):無料で登録でき、口コミが蓄積される
- 地図エンジン対策(Googleビジネスプロフィール):「交通事故 整骨院 〇〇市」のマップ表示を狙う
- SEO対策(記事の更新):長期的に安定したアクセスを得る
【オフライン施策】今日からできる10の方法
1. 院内ポスター掲示(実績:1枚で11名来院)
僕のクライアントの実話です。交通事故治療のポスターを院内に1枚貼っただけで、その月に11名の交通事故患者が来院しました。既存患者さんは、あなたの院が交通事故治療に対応していることを知らないんです。
2. 問診票の工夫(隠れた交通事故患者を発掘)
問診票の「どのような症状ですか?」の項目に「交通事故でのケガ」を追加。さらに「現在、ご家族・知人でお身体でお悩みの方はいませんか?」という項目を作り、「交通事故にあい、現在治療中・痛みで悩んでいる」をチェック項目に入れる。これだけで潜在的な紹介が生まれます。
3. 同乗者を必ず聞く
交通事故の患者さんが来院した時、「同乗者はおられますか?」と必ず聞いてください。この一言で1件の来院が2件、3件になることがあります。
4. 紹介システム4ステップ
- なんで紹介が必要かを伝える:「〇〇市の交通事故のケガや手続きでもらえるはずの保障が得られずに悩んでいる人をゼロにして地域貢献したい」
- 誰を紹介してほしいかを伝える:「交通事故にあった方」
- 紹介トークを具体的に教える:「事故にあったんだって?大丈夫?病院いってる?」と聞いてもらい、「近くですごくいい整骨院があるよ。待ち時間もなく施術も丁寧で、自賠責保険を使って窓口の負担金なしで通えるよ」と紹介カードを渡してもらう
- 紹介するメリットを用意する:紹介カードを持って来た方に特典、紹介者にもお礼
5. ニュースレター(DM)で啓蒙
既存患者さんに定期的にニュースレターを送り、交通事故治療に対応していることを啓蒙します。「もし事故に遭ったら、まず当院にお電話ください」という一文を毎号入れるだけでも効果があります。
6. 看板・タペストリーで露出
院の外壁や入口に「交通事故治療対応」のタペストリーを掲げます。通りがかりの方への認知拡大です。
7. 交通事故名刺の作成
通常の名刺とは別に、交通事故専用の名刺を作成します。「交通事故に遭ったら、この名刺を見て電話してください」と渡す用途です。車検証入れに入れてもらうリーフレットと併用すると効果的です。
8. 交通事故ユニフォーム
10の倍数の日(10日、20日、30日)に「交通事故治療専門」と書かれたユニフォームをスタッフに着用させます。既存患者さんへの啓蒙効果が高い施策です。
9. 電話対応の改善
受付スタッフが「まず病院に行って診断書をもらってから来てください」と言ってしまうケースが非常に多い。これをやると患者さんは二度と来ません。正しい対応は「まずお体の状態を確認させてください。お気軽にご来院ください」。まず来てもらって状況を把握し、「立ち回り方」を解説し、施術もして関係性を構築することが最優先です。
10. ライバルがやってない時間に営業する
交通事故施術のお客様限定で、水曜・土曜・日曜も含む営業時間を設けます。ライバル院が休みの時間に営業することで、「ここしか空いていない」と選ばれます。
提携先パートナーシップ(4種類)
交通事故の患者さんが最初に接触するのは、実は整骨院ではありません。以下の4業種と提携関係を築いてください。
1. 行政書士(コラボイベントが最強)
行政書士を招いた「交通事故相談会」を院内で共催します。2025年2月に「あはき柔整広告ガイドライン」が施行され広告規制が厳しくなりましたが、行政書士との共催イベントは規制対象外です。来てくれた方にお体のことを説明してオファーにつなげられます。
2. 生命保険の募集人
1人あたり100人〜200人の顧客を持っています。整骨院で施術体験イベントを実施すると、生保営業マンは顧客に声をかけやすい。ここでしっかり繋がっておくと、事故に遭った顧客を紹介してもらえます。
3. 自動車屋
車の専門家ですが、自賠責の仕組みはほとんど知りません。提携して「事故のお客さんがいたら紹介してください」とお願いする。特に自社ローンの中古車屋さんは事故客との接点が多いです。
4. 損害保険代理店
代理店の顧客から「事故に遭った」と連絡が入ったら、「お体は大丈夫ですか?近くにいい整骨院がありますよ」と紹介してもらう流れを作ります。
番外編:整形外科リストを作成する
患者さんに協力的な整形外科をリストUPしてください。「整骨院に行くならうちでは診ない」という整形外科に患者が当たった場合、協力的な病院への転院を促すことができます。整形だけでなく脳外科も意外と協力的な場合が多いです。行政書士や医療機器メーカーの営業マンに協力的なドクターを紹介してもらうのも有効です。
被害者請求を知っておくと集客トークが変わる
最後に、集客に直結する重要な知識をお伝えします。被害者請求(自賠法16条請求)という仕組みです。
保険会社の一括対応では治療期間が限られる場合がありますが、被害者請求を使えば患者さんが自分で自賠責保険に直接請求できます。保険会社の一括対応はFAX1枚で解除可能です。
この知識があるだけで、患者さんへの説明に説得力が生まれ、「この先生は交通事故に詳しい」という信頼につながります。
→ 被害者請求の詳細な仕組みと実例については「自賠責保険の患者単価と広告費の考え方」で詳しく解説しています。
まとめ:まず3つから始めてください
全部を一度にやる必要はありません。まずは問診票の変更、院内ポスター掲示、PPC広告の3つから始めてください。
安定的に月5〜10名の新規交通事故患者を獲得している院は、こうした施策を地道に積み重ねた結果です。月20〜30枚のアクティブカルテを維持している院もあります。
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