唐沢寿明は、衣装や髪型を自分で決めない
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
僕は車を持ってません。
2名以上で移動する用事があればタクシーを使います。
都会のように電車の交通網が発展してないので、田舎では、車がないと移動できないことがあるからです。
田舎は車社会なんです。
でも僕は、あえて車を持たずに、タクシーを使います。
「タクシーを使うなんて贅沢だ」
と言われそうですが、僕のライフスタイルならタクシーを使うほうが安上がりです。
ま、そんなこんなでタクシーのヘビーユーザーの僕ですが、先日タクシーに乗ってたら、広告にこんなことが書いてありました。
「タクシーで買い物を代行します」
な、なんと。
タクシーの運ちゃんが、代わりにお買い物をしてくれるのかよ、と。
しかも、タクシー代金は無料で、1回350円で代行してくれるそうです。
「札束を振りかざさないと、タクシーが止まってくれない」
そんな逸話も飛び出すほど、バブル絶頂期には左うちわだったタクシー業界ですが、今ではこんなサービスまで提供してくれている。
タクシー業界も生き残りをかけて、常に変化をしているわけです。
時代のニーズに合わせて、業態を変えているんですね。
唐沢寿明は、衣装や髪型を自分で決めない
俳優の唐沢寿明は、
- 衣装や髪型を自分で決めない
そうです。
こんなエピソードがあります。
高校中退で親にも勘当された唐沢寿明。
それで芸能界を目指すわけですが、オーディションにも全く受からず途方に暮れた時期があったんです。
自分を売り込むためにテレビ局を回っても、目の前でプロフィールを捨てられる毎日。
売れるためには、何をすれば良いのか全く分からなかったわけです。
そんなある日…
当時、所属していた事務所の社長に唐沢寿明は呼ばれました。
「今日からこれを着なさい。あなたはこういう格好が似合うと思う」
社長が出したのは、真っ白いポロシャツにチノパン。
当時、唐沢は、古いジーパンに革ジャンというワイルドな服装だったんですよ。
「ポロシャツにチノパンは軟弱者が着る服だろ…おれはワイルドで行きたいのに、こんなダサい服なんて着れねぇよ…」
と唐沢は内心おもったそうです。
とはいえ何かを変えたい一心で嫌いな服を着ることにしたんです。
すると……
周囲の目がガラリと変わった。
「何か最近、爽やかですね」
との反応が来るように。
そんなある日、マネージャーのススメでNHKのディレクターにあいさつに行くと、明らかにディレクターが唐沢に食いついた
ディレクター「今ちょうど役があるんだけど…丸刈りにできる?」
唐沢「はい!」
ディレクター「役が決まったらでいいんだけどね」
まだ役が決まっていなかったにも関わらず、唐沢はいても立ってもいられず丸刈りに(笑)
このとき出演が決まったのが、NHK朝の連続テレビ小説の「純ちゃんの応援歌」ですね。
ポロシャツで爽やか路線に変更した途端にNHKの朝ドラの主要な役を掴むことができたんです。
自分が「俳優としてこうありたい」と他人から「求められるもの」は違うわけですよ。
これ以来、
- 唐沢寿明は、衣装や髪型を自分で決めたことがない
そうです。
周りのスタッフの意見を聞いて、すべて決定するそうです。
自分自身が「ダサい」と思っていても、それは関係ないんです。
他人が「イケてる」と判断すれば売れるんですから。
自分自身の主観はさておき、世の中に受け入れられるように、常に変化していく必要があるわけですよ。
自分が提供したいことと、世間が求めているモノは往々にして違うことが多い
治療院でも、ネット集客に対応してない店舗は、もう変化に乗り遅れて、右肩下がりになってます。
理由は簡単です。
今の時代はお店を探すために、ネットを使う人が増えました。
スマホで検索する患者さんがめっちゃ多い。
そうなると、もはやHPがない治療院は、存在しないと同じなんです。
自分の主観はどうあれ、世間のニーズがそこにある。
ならば対応しないとそれはおかしいわけですよ。
だから、僕らも
- 買い物代行するタクシー会社
- 周りのスタッフに衣装を決めてもらう唐沢寿明
のように常に変化をし続け、対応していかないとイケないのです。
あなたは、変化していますか?
山本