七面鳥の母ドリは「ピーピー」鳴かないヒナドリの面倒をみない
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
本日はビジネスの成功に重要な要素である
- 「新規の集客」の秘訣
について書いて行こうと思います。
新規の集客方法には、様々なやり方があります。
例えばインターネットを利用した集客や、チラシを利用した集客などなど。
手法は色々とありますが、全部をやるのは予算の関係で難しいです。
小規模なテストをしてみて、一番効果的だった方法の数個に、広告費を集中してかけていくのが良いと思います。
そしてこれらの広告は、「まだ治療院に来たことがない見込み客」に対してアピールするための活動です。
ここ、非常に大事です。
広告の内容が
「ここの治療院ってメッチャ良さそう!」
と思ってもらう必要があるのです。
「なるべく失敗したくない」
という顧客心理が働きますからね。
しかし、現代社会では、多くの情報で溢れています。
忙しい患者さんは、
「地域の全ての治療院のHPを全ページ詳細に調べて、最適な治療院を選ぶ」
なんて面倒なことはしません。
情報が氾濫していると「ほんの1つの要素」だけで情報の良し悪しを判断する
何かを選択して行動するときに、本来は十分に検討していきたいところですが、それを全てすると日常生活に支障が出てしまいます。
あれもこれもと情報を集める必要が出てくるからです。
普通に考えて面倒くさいですよね?
なので、動物は、
- ほんの1つの要素が行動の引き金となる
という習性が備わっているのです。
たとえば、七面鳥。
ヒナ烏がピーピーと鳴けば、母親はそのヒナ烏の面倒を見ます。
ところが、ピーピー鳴かなければヒナ烏を無視したり、あるいは殺してしまうことさえあります。
「ピーピー」という鳴き声が引き金となって、子育てをしているわけですね。
ヨーロッパコマドリは、別のヨーロッパコマドリが自分のなわばりに侵入してくると、胸にある赤い毛の部分だけを激しく攻撃してくるそうです。
しかし、胸が赤くないヨーロッパコマドリの複製を近づけると、本物のヨーロッパコマドリはそれをほとんど無視してしまうのです。
同じような傾向は、別の鳥類、たとえばオガワコマドリについても見られるようです。
オガワコマドリがテリトリーを防御しようとするかどうかは、相手の胸が青色をしているかどうかによるんだとか。
要は「ほんの1つの要素」が引き金になり、自動的に行動をしてしまう。
そんな特徴が動物にはあり、人間も例外ではありません。
人間においては、そんなに簡単に、音や、色だけで特定の行動をとることはありませんが、判断するための情報が少なかったり、溢れていると、わざと情報処理能力をシャットダウンします。
たとえば、何かを購入するシチュエーションで、
- 疲れているとき
- 急いでいるとき
- ストレスを感じているとき
- 確信が持てないとき
- 関心が持てないとき
- 注意がそらされているとき
などの状況が重なれば、「たった1つの良い証拠で十分」という原始的な反応を取ってしまいます。
多くの情報がありすぎて判断しきれなくなると、限りある脳の力を温存しておくためにこの傾向が強くなります。
そして「ある特定の好ましい要素」だけで、治療院への来院を決意するのです。
その特定の要素として強烈に効くのが「他人の口コミや推薦」です。
いわゆる「患者様の声」ですね。
多くの「患者様の声」がある治療院は「良い治療院」と患者さんは短絡的に判断する
つまり
「多くの患者様の声 = 良い治療院」
と短絡的に判断してしまいます。
つまり新規の集客を考えたとき、やはりレビューサイトなどに多くの「患者様の声」があることが、強い動機になって来院に繋がるというわけです。
ってことは、重要になってくるのは、
1,多くのターゲット顧客に自分の治療院の存在を知らせる
↓
2,そして多くの「患者様の声」を集め、良い特徴を持った治療院だという印象を持ってもらい、さらなる新規来院に繋げる
というフローです。
新規を集客するまでの流れは、根気のいる仕事になります。
単純にHPつくって広告すれば成功するというものではありません。
特に最近は、多くの治療院の先生がHPを持っているので、単純にHPを見せるだけでは新規の集客は難しいです。
あまり「患者様の声」を集めることに積極的でない治療院の先生もいますが、新規を取りたいなら必ず「患者様の声」を集めましょうね。
そして、いたるところで、その「患者様の声」を見せ、まだ来院していないターゲットに対してアピールをしていきましょう。
すると新規の集客は徐々に上手くいきだすと思いますよ。
それでは今日はこのへんで。
ヨリミツ