悪い「企業体質」は短期的に売上は上がっても、長期的視点に立つと大きく損をしてしまう
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
本日は「体質」について書きたいと思います。
体質といっても身体のことではありません、企業体質についてです。
時事ネタなのですが、神戸製鋼が部品の強度を改ざんしていた問題が出てきています。
こういった問題は多くの企業の信用を損なうことになり、長期的視点でみてみると損をしてしまいます。
日本は世界的にも品質の面から部品の需要は高く、今回問題となっている神戸製鋼も全世界に部品を卸していました。
アルミの部品は軽く、強度が高いために自動車、飛行機などの部品に多く使われてきている素材です。
つまり今回の問題は日本市場だけでなく、海外市場からの影響も受けてしまう結果となりそうです。
損害賠償の問題になると、今回の不正によりかなりの痛手を負う可能性がありますね。
悪い「企業体質」は短期的に売上は上がっても、長期的視点に立つと大きく損をしてしまう
これを治療院に置き換えてみると・・・
患者さんに対しての間違った扱いがこれに当たるのではないかと感じます
- 全く必要のない物品を販売する
- 必要のないサービスを提供する
- 患者さんと共謀して保険を不正に請求する
- ワイセツ行為を行う
などでしょうか。
治療院ビジネスとは、「お金を介して、信頼や信用を交換している」と言い換えても良いでしょう。
そう考えると、間違った企業体質は短期的に売上は上がっても、長期的視点に立つと大きく損をしてしまう可能性が高いです。
また、この企業文化つまり治療院内の雰囲気は、他のスタッフにも影響を及ぼし、悪い環境に関わらずそれが「当たり前」の様な雰囲気になっていき、良い、悪いの判断がつかなくなっていきます。
この悪い企業文化はその企業の文化として、細部に渡り全体的にその組織に悪い影響を及ぼしていきます。
神戸製鋼のニュースでは最初は「アルミの部分において不正」ということだったのですが、調べが進むと「鋼材」にも不正が見つかったとあります。
もしかしたらほとんどの部品において、データを不正に改ざんすることが常態化していた可能性すらあります。
この鋼材部品は自動車エンジン、サスペンションにも使われているものでユーザーからしたら死亡事故の危険性もあり本当に怖い話です。
このような状況にならないようにするためには、定期的に組織の文化を見直し、修正の必要があれば随時修正をしていくことが必要だと思います。
改善するには、
- 優良だと言われている企業を視察にいく
- その企業文化を調べてみる
ことも効果的だと思います。
事業というのは生き物と同じで定期的なメンテナンスが必ず必要です。
私も日常の忙しから経営指標の定期メンテナンスを忘れている時もあります。
しかし、これは絶対に必要な概念ですので、気がついたときでも良いので実施していく方が良いです。
これは何事にも言えることなのですが、定期的なメンテナンスは本当に必要ですね。
それでは今日はこのへんで。
ヨリミツ