儲からない治療家は、お金をかけるところが間違ってる件
『天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである』
byニッコロ・マキャヴェッリ(イタリアの政治思想家)
こんばんは。
YMC株式会社の山本です。
上記の名言は、イタリアのマキャヴェッリという政治思想家が言ったことです。
これは、世界最大の持株会社であるバークシャー・ハサウェイの副会長チャーリー・マンガーも同じことを言ってますね。
ようは、
「商売を繁盛させる有効な方法は、商売が失敗する道を熟知することである(そしてそれをするな)」
ってことです。
そして、もっともある「治療院の商売で失敗する道」は、
- 適切なところにお金をかけない
- 不適切なところにお金をかける
という2つに集約されます。
儲からない治療家は、お金をかけるところが間違ってる件
例えば何か治療機器を買うにしても、手技のセミナーに行くにしても
「その機械(手技)を使っていくら売上あがるのか?」
という見積もりをしていない人が大多数です。
そういった、売り上げの見込みの計算が甘い状態で数百万円つっこむ(笑)
これはダメです。
だいぶ、最悪な状況を見込んで試算をしないといけません。
※ちなみ、これを愚地独歩理論といいます・・・(笑)
そして、試算段階でそういった「リサーチ」をしてない
- このエリアでこの施術はホントに売れるのか?
- この施術にこのエリアの患者さんはいくら払えるのか?
- どれくらいの時間で「回転する」のか?
とりあえずこの3つだけでもリサーチして「導入判断」するわけですが、店を潰す人ってその「うまくいく理由」の裏づけがありません。
その施術が売れなければ、その機械はただの鉄の固まりになることもあるし、
あなたの手技は宝の持ち腐れになることもある。
直接「利益を生みだすモノ」にお金をかけようぜ
「山本さん!治療結果や手技に満足されないと、患者さんは来てくれませんよ!」
とおっしゃる人もおられるでしょうが、それは思い込みです。
もちろん、治療技術は高いに越したことはないし、良い治療マシンもあるほうが良いのは当然です。
そうではなくて、
- いくら良い商品やサービスも、売れなければ意味がない
ってことが言いたいんです。
要は、売れるのが確定した後に、その手技や治療マシンを仕入れたら良いんですよ。
かつて、ライザップの瀬戸社長は「おからクッキー」で財を成したんですが、
彼は、商品がないのにHPを作ってました(笑)
瀬戸さんはこんなふうに言ってました。
「いや、HP作って広告を試しに打ってみただけで、おからクッキーの商品自体を作ってないわけですよ。『大急ぎでクッキー焼いて!』って実家に電話して(笑)」
つまり、直接利益を出す仕事ってのは「広告を作ること」とか「セールスをすること」なわけでして、いわゆる営業活動なんですよ。
まずは、ここに「お金」「時間」「エネルギー」を投資しなければならない。
設備投資はそのあとだよって話。
『天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである』
これであなたも天国にいけますね。
山本