儲からない治療家は、お金をかけるところが​間違ってる件

2017年8月15日

『天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである』

byニッコロ・マキャヴェッリ(イタリアの政治思想家)

こんばんは。

YMC株式会社の山本です。

上記の名言は、イタリアのマキャヴェッリという政治思想家が言ったことです。

これは、世界最大の持株会社であるバークシャー・ハサウェイの副会長チャーリー・マンガーも同じことを言ってますね。

ようは、

「商売を繁盛させる有効な方法は、商売が失敗する道を熟知することである(そしてそれをするな)」

ってことです。

そして、もっともある「治療院の商売で失敗する道」は、

  • 適切なところにお金をかけない
  • 不適切なところにお金をかける

という2つに集約されます。

儲からない治療家は、お金をかけるところが間違ってる件

例えば何か治療機器を買うにしても、手技のセミナーに行くにしても

「その機械(手技)を使っていくら売上あがるのか?」

という見積もりをしていない人が大多数です。

そういった、売り上げの見込みの計算が甘い状態で数百万円つっこむ(笑)

これはダメです。

だいぶ、最悪な状況を見込んで試算をしないといけません。

※ちなみ、これを愚地独歩理論といいます・・・(笑)

そして、試算段階でそういった「リサーチ」をしてない

  1. このエリアでこの施術はホントに売れるのか?
  2. この施術にこのエリアの患者さんはいくら払えるのか?
  3. どれくらいの時間で「回転する」のか?

とりあえずこの3つだけでもリサーチして「導入判断」するわけですが、店を潰す人ってその「うまくいく理由」の裏づけがありません。

その施術が売れなければ、その機械はただの鉄の固まりになることもあるし、

あなたの手技は宝の持ち腐れになることもある。

直接「利益を生みだすモノ」にお金をかけようぜ

「山本さん!治療結果や手技に満足されないと、患者さんは来てくれませんよ!」

とおっしゃる人もおられるでしょうが、それは思い込みです。

もちろん、治療技術は高いに越したことはないし、良い治療マシンもあるほうが良いのは当然です。

そうではなくて、

  • いくら良い商品やサービスも、売れなければ意味がない

ってことが言いたいんです。

要は、売れるのが確定した後に、その手技や治療マシンを仕入れたら良いんですよ。

かつて、ライザップの瀬戸社長は「おからクッキー」で財を成したんですが、

彼は、商品がないのにHPを作ってました(笑)

瀬戸さんはこんなふうに言ってました。

「いや、HP作って広告を試しに打ってみただけで、おからクッキーの商品自体を作ってないわけですよ。『大急ぎでクッキー焼いて!』って実家に電話して(笑)」

つまり、直接利益を出す仕事ってのは「広告を作ること」とか「セールスをすること」なわけでして、いわゆる営業活動なんですよ。

まずは、ここに「お金」「時間」「エネルギー」を投資しなければならない。

設備投資はそのあとだよって話。

『天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである』

これであなたも天国にいけますね。

山本