「稼ぐ力」に投資した後に、施術技術を学んだほうが効率が良い
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
本日も先生の経営に直結するネタをお届けしたいと思います。
よろしくお願いします。
本日は「投資」について話をしていきたいと思います。
投資といえば株式、不動産、FXなどが思い浮かびますね。
私も、いくつかこれらの投資をおこなっていますが、今回はその投資ではありません。
今回の投資対象は「自分への投資」です。
私が見てきた多くの成功していない人のパターンをみてみると、「自己投資」という概念が弱いと感じます。
自己投資には、資金と時間の二つが大きな要素になってくると思います。
私の経験からすると別々の投資ではいわゆる成功者になるのは難しく、両者を同時に投資する必要があると感じます。
また投資の概念でいうと興味深い視点があります。
大前研一氏が投資の概念について、このような一文を書いています。
大前研一プロフィール
日本人にもう一つ特徴的なのは、子どもの教育にお金をかけすぎることだ。
親の情愛として理解できなくはないが、教育を「投資」として見た場合、あまりにリターンが低すぎる。
百歩譲って「投資ではなく、子どもの将来のため」だとしても、今の日本の教育を受けさせれば、受けさせるほど、これからの時代にも、世界的にも通用しない人材に育つのだ。
むしろ子どもにかける教育費の半分でもいいから、自分や配偶者に投資すべきだと私は考える。
そうすることで世帯としての「稼ぐ力」が上がれば、結果的によい教育を子どもに授けることができるようになるからだ。
「自分への投資」はどんなに高いものでも1000万円はしない。
子ども一人を大学まですべて私立に通わすと、学費や塾の費用、下宿などの生活費を合わせて約2300万円かかる。
大前研一『新・国家戦略論』より引用
大前氏の視点としては単純に子供に投資をするより、自分もしくは配偶者に投資をしてリターンを得れるようにしてから、子供に良い教育を受けさせたほうがよいというわけです。
私はこれには大いに賛同いたしますし、投資という概念には色々考え方があるなと感じさせられます。
「稼ぐ力」に投資した後に、施術技術を学んだほうが効率が良い
話を治療院に限定します。
多くの治療院経営者はまず技術セミナーにいきたがります。
しかし、私からしたらこれは順番が逆で、経営セミナーなどでしっかりとした経営理論を学び、その知識から利益を得て、その後に自分の好きな技術セミナーを受講する。
治療院スタッフでいるのと、治療院経営者でいるのは全く違うのです。
治療院スタッフをしているときは、恐らくほとんどの方が経営について気にしたことがないはずです。
しかし、経営者になると話が変わります。
治療院といえども、まずは経営が先にたちます。
いくら技術が良くても患者さんに通ってもらえないと廃業です。
この時点で先生の治療院は、世間では人気が無かった治療院として人々の記憶から消えていきます。
なのでまずは経営を成り立たすことが最優先なのです。
経営基盤がしっかりしてくると、後はなんでもできます。
私の例でいうと治療院経営が安定して来たので予算と時間をつくることができました。
その両方を投資してMBA(経営管理修士)を取得しました。
そして、今はグローバルビジネスがやりたいので英語学習に1日90分のノルマを課して学習をしています。
この様に経営基盤が安定してくるとあとは自由にやれる範囲が大きくなってくるのです。
なので、まずは施術技術へ投資ではなく、経営基盤を安定させるための知恵を得ることに投資をしたほうが、リスクが少なく効率が良いです。
それが最終的には先生の「本当にやりたいこと」を自由にできるようになる近道なのです。
まずは、
「どの部分へ投資をしたら一番近道か?」
これについて真剣に考えてみるのも良いのではないかと思います。
それでは今日はこのへんで。
ヨリミツ