唐沢寿明は、衣装や髪型を自分で決めない

2016年7月12日

こんにちは。

YMC株式会社の山本です。

僕は車を持ってません。

2名以上で移動する用事があればタクシーを使います。

都会のように電車の交通網が発展してないので、田舎では、車がないと移動できないことがあるからです。

田舎は車社会なんです。

でも僕は、あえて車を持たずに、タクシーを使います。

「タクシーを使うなんて贅沢だ」

と言われそうですが、僕のライフスタイルならタクシーを使うほうが安上がりです。

ま、そんなこんなでタクシーのヘビーユーザーの僕ですが、先日タクシーに乗ってたら、広告にこんなことが書いてありました。

「タクシーで買い物を代行します」

な、なんと。

タクシーの運ちゃんが、代わりにお買い物をしてくれるのかよ、と。

しかも、タクシー代金は無料で、1回350円で代行してくれるそうです。

「札束を振りかざさないと、タクシーが止まってくれない」

そんな逸話も飛び出すほど、バブル絶頂期には左うちわだったタクシー業界ですが、今ではこんなサービスまで提供してくれている。

タクシー業界も生き残りをかけて、常に変化をしているわけです。

時代のニーズに合わせて、業態を変えているんですね。

唐沢寿明は、衣装や髪型を自分で決めない

俳優の唐沢寿明は、

  • 衣装や髪型を自分で決めない

そうです。

こんなエピソードがあります。

高校中退で親にも勘当された唐沢寿明。

それで芸能界を目指すわけですが、オーディションにも全く受からず途方に暮れた時期があったんです。

自分を売り込むためにテレビ局を回っても、目の前でプロフィールを捨てられる毎日。

売れるためには、何をすれば良いのか全く分からなかったわけです。

そんなある日…

当時、所属していた事務所の社長に唐沢寿明は呼ばれました。

「今日からこれを着なさい。あなたはこういう格好が似合うと思う」

社長が出したのは、真っ白いポロシャツにチノパン。

当時、唐沢は、古いジーパンに革ジャンというワイルドな服装だったんですよ。

「ポロシャツにチノパンは軟弱者が着る服だろ…おれはワイルドで行きたいのに、こんなダサい服なんて着れねぇよ…」

と唐沢は内心おもったそうです。

とはいえ何かを変えたい一心で嫌いな服を着ることにしたんです。

すると……

周囲の目がガラリと変わった。

「何か最近、爽やかですね」

との反応が来るように。

そんなある日、マネージャーのススメでNHKのディレクターにあいさつに行くと、明らかにディレクターが唐沢に食いついた

ディレクター「今ちょうど役があるんだけど…丸刈りにできる?」

唐沢「はい!」

ディレクター「役が決まったらでいいんだけどね」

まだ役が決まっていなかったにも関わらず、唐沢はいても立ってもいられず丸刈りに(笑)

このとき出演が決まったのが、NHK朝の連続テレビ小説の「純ちゃんの応援歌」ですね。

ポロシャツで爽やか路線に変更した途端にNHKの朝ドラの主要な役を掴むことができたんです。

自分が「俳優としてこうありたい」と他人から「求められるもの」は違うわけですよ。

これ以来、

  • 唐沢寿明は、衣装や髪型を自分で決めたことがない

そうです。

周りのスタッフの意見を聞いて、すべて決定するそうです。

自分自身が「ダサい」と思っていても、それは関係ないんです。

他人が「イケてる」と判断すれば売れるんですから。

自分自身の主観はさておき、世の中に受け入れられるように、常に変化していく必要があるわけですよ。

自分が提供したいことと、世間が求めているモノは往々にして違うことが多い

治療院でも、ネット集客に対応してない店舗は、もう変化に乗り遅れて、右肩下がりになってます。

理由は簡単です。

今の時代はお店を探すために、ネットを使う人が増えました。

スマホで検索する患者さんがめっちゃ多い。

そうなると、もはやHPがない治療院は、存在しないと同じなんです。

自分の主観はどうあれ、世間のニーズがそこにある。

ならば対応しないとそれはおかしいわけですよ。

だから、僕らも

  1. 買い物代行するタクシー会社
  2. 周りのスタッフに衣装を決めてもらう唐沢寿明

のように常に変化をし続け、対応していかないとイケないのです。

あなたは、変化していますか?

山本