ビジネスを成功させるには「癒着」が必要
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
●自分の商品やサービスを大ヒット
させるためには、ある特定の条件を満たさなければなりません。
幻冬舎の社長である見城徹は、4つあると表現しています。
【ヒットするコンテンツの条件】
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1.オリジナリティがあること
2.明快であること
3.極端であること
4.癒着があること
この見城さんの話は、ビジネスマンとして知っておいたほうが良いですよ。
「オリジナリティ」があるとか、
「明快」であるとか、
「極端」であるとか
これはわかります。
驚いたのは、「癒着」があるって部分。
ヒットするモノは、必ずなんらかの「癒着」がある、と。
「癒着」
って悪い意味で使われることが多いです。
でも確かに、ヒットさせるためには必要な要素かも知れません。
ビジネスを成功させるには「癒着」が必要
この「癒着」の作り方において、見城さんはプロですね。
彼の出版編集者としての色んな逸話をみると、本当に面白いです。
「これは、オレにはマネできないなぁ」
と思うものばかりです。
たとえば、こんな話があります。
角川書店に入社してすぐ、五木寛之さんと仕事をしたいと熱望し、作品が発表されるたびに手紙を書いた。
小説だけではない。短いエッセイや対談でも、掲載されたものを必ず見つけて感想をしたためた。
当時の角川書店は、講談社や新潮社、文雲春秋といった一流出版社より格下に見られ、有名作家にはなかなか執筆してもらえなかった。
作家に手紙を書くのは、思いのほか大変なことだ。
おべっかではいけない。
かといって、単なる批判になってもいけない。
本人すら気づいていないような急所をつきつつ、相手の刺激になるようなことを書かなければならない。
初めのうちは、返事がなかったが、十七通目でようやく返事が来た。
「いつもよく読んでくれて本当にありがとう。いずれお会いしましょう」
奥さまの代筆だった。
僕は嬉しさの余り、その葉書を持って編集部を走り廻った。
その後、二十五通目の手紙でようやく会って頂けた。
そして、初めて会ったその日、自分の所属する文芸誌「野性時代」に『燃える秋』の連載を承諾していただいた。
『燃える秋』は、その後単行本になって映画化もされ、大ベストセラーになった。
「幻冬舎」の名付け親も五木寛之さんである。
三百万部の大ロングセラー『大河の一滴』もその手紙から生まれたのである。
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』
見城徹 藤田晋 著 より
超有名作家と人間関係を作るために、めちゃくちゃ時間と労力を作っていますよね。
スゴイ。
五木寛之と「癒着」しにいった。
他の癒着エピソードも面白いです。
僕はあるミュージシャンと深い関係になり、しばしば会っているのに十年以上何の仕事の依頼もしなかったことがある。
その人の本を出せばどんなテーマでも確実に売れる。
しかし、僕はあえて仕事の話をしなかった。
ありきたりの仕事はしたくなかったからだ。
適当な仕事でお茶を濁せば、その後いい関係にはなり得ない。
ある時、その人は僕に、人生に一度きりの重大な悩みを打ち明けてきた。
僕は親身になって相談に乗り、最後にそのことを書くべきだと言った。
逡巡した挙げ句、その人は承諾してくれ、その本は発売五日にしてミリオンセラーになった。
その人の一番出したくないものを出させるのが、編集者の仕事なのだ。
それが大きな結果につながる。
その人の名前は郷ひろみ。
本は『ダディ」という。
離婚届提出日に本は発売され、離婚の事実と経緯を人々はその本によって知ったのだ。
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』
見城徹 藤田晋 著 より
いかがでしょうか?
人間関係を「癒着」レベルまで構築し、独占販売権をとっていたわけですよ。
これが、ヒットの条件になっているわけです。
あなたは誰かと「癒着」してますか?
整骨院のビジネスも一緒なんですよね。
例えばヨリミツ治療塾は、スポーツクラブ内に間借りをして分院を展開しています。
これが成功して、一気に年商を伸ばすことができた。
「なぜ、他社経営のスポーツクラブ内にお店を出せるのか?」
という質問が寄せられますが、答えは簡単です。
●癒着
です(笑)
ヨリミツは、スポーツクラブ経営陣の方たちと一緒に仕事をして、酒を酌み交わし作った癒着関係があるからできるんです。
あなたは、誰かと癒着してますか?
山本