治療院ニュースレターには「何」を書くべき​なのか?

2016年4月7日

こんにちは。
YMC株式会社の山本です。

現在、うちでは

「180日プログラム」

というオンライン上のグループコンサルをしています。

このコミュニティの目的は、

年商7000万円の治療院を作るための知識(マインド・スキル・ツール)を180日で身につけていただくこと。

その中でグループディスカッションが課題として出されるのですが、こんな書き込みがありました。

当院に通っていただいている年齢層

10代40%
20代 5%
30代10%
40代10%
50%15%
60%10%
その他

というような感じです。

この感じから行くと、10代の人に多く来院して頂いているので、10代に向けたニュースレターを作成した方が良いのかと思います。

しかし、極端にこのターゲットのみに絞った内容にしてしまうと

  • トレーニング方法
  • ストレッチ方法
  • スポーツ栄養

などの内容が強すぎてその他の年代の方が全く見なくなってしまうのでは?

というようなことで悩んでいます。

ターゲットを絞ることは以前のプログラムで学んでいるので大事なことはわかっているのですが、

全ての内容をターゲットに合わせるのか?

それぞれの読みそうな内容をまんべんなく入れていくのか?

どちらがよろしいのでしょうか?

一番いいのはそれぞれに向けたニュースレターを何種類か作成することがいいのかとは思いますが・・・(笑)

というような、ニュースレターに何を書けばよいか?

って議論がされています。

もちろん正解はないですし、この方がおっしゃられるように、

ターゲットに合わせたニュースレターを何種類かつくる

のが最高ですよね。

まんべんなく、どのターゲットでも面白く読める内容のニュースレターも効果があります。

そういったことを踏まえて、どう考えるか?

僕なりの意見を書きたいと思います。

全てのメッセージは特定の個人に対して書くべきである

僕は、極端にターゲットを絞った内容にしたほうが良いと思っています。

なぜならば、極端に絞るからこそ狙っていないターゲットにも響き、結局は強い影響力をもつからです。

絞ったメッセージの方が拡散力があるんです。

もちろんメッセージが尖っていればいるほど、直接のターゲットはこの段階で

「自分のことだ!」

と気づきます。

これは当然ですよね?

それを狙ったわけですから……。

しかし、

直接のターゲットではなかったが、気づいてしまえば

「あれ、これ、オレのことだ!」

と勝手に感じる人たちがいる。

つまり、潜在ターゲットです。

尖ったメッセージによって、「自分もそうかも?」と気づいてしまう人たちです。

特定の個人に向けて、尖ったメッセージを送ると、

それは

  • 同じような気質
  • 同じような好み
  • 同じような感性


そんなモノを持った人を惹きつけるんです。

10代の部活動を頑張る人に書いたモノでも、マラソンが好きな社会人が集まるかも知れません。

ランニングブームですしね。

もしくは、部活をガンバルる息子がいるお母さんも、

「自分の息子に!」

と思って、惹きつけられるかもしれない。

昔、スポーツを頑張っていたオジサンも、あの当時を思い出して引き寄せられかもしれません。

そういった感じで、

尖った個人へのメッセージであればあるほど、多くの人に拡散しやすいんです。

個人へ宛てたメッセージだからこそ、多くの人に拡散する

多くの人に支持されるコンテンツは、

●たった一人の個人に書かれたラブレター

なんです。

歌、小説、映画…

それらのヒットしたモノをリサーチしていくと、やっぱり個人に宛てられたメッセージなんですね。

「皆さんl」という書き出しのラブレターなんてあり得ません。

「君たち!」という書き出しのラブレターもありません。

「あなた方!」という書き出しで始まるラブレターもないですよね(笑)

AKBの歌もそうです。

『会いたかった』

会いたかった 会いたかった
会いたかった Yes!
会いたかった 会いたかった
会いたかった Yes!
君に…

『ヘビーローテーション』

I want you!
I need you!
I love you!
君に会えて
ドンドン近づくその距離に
MAX ハイテンション

『恋するフォーチュンクッキー』

あなたのことが好きなのに
私にまるで興味ない
何度目かの失恋の準備
Yeah! Yeah! Yeah!

歌詞を見ればよくわかりますが、「君」「あなた」と書かれています。

ようは、個人に書かれたラブレターなんですね。

古今東西、ラブレターを題材にした小説もたくさんあります。

小説それ自体が、ある一人の個人へのラブレターになっているケースもあるくらいです。

当然、

歌とか、小説とか、映画とかは、商業ベースなわけなので、多くの人へ拡散することを狙って作ります。

売れなければ意味がないので。

つまり、

プロデューサーたちは、

●特定の個人へ宛てたメッセージだからこそ、多くの人に拡散する

と知っているんです。

秋元康も、当然わかっている。

だから歌詞は、「君」「あなた」を多用するんです。

歌を聞いた人が

「あ、自分に言われている!」

と思うようなモノが、最終的には多くの人に感動を与える。

そんな理由で、思いっきり尖ったニュースレターで良いと。

「みんな」に宛てたメッセージは、誰にも読まれない

あたりさわりのないメッセージは、誰にも読まれません。

そう。

頑張って書いたあなたのメッセージは、

●毒にも薬にもならない

ワケですよ。

悲しくないですか?

ところが、特定の個人に宛てられたラブレターは、とたんにパワーを持ちます。

もちろん、フラれるかもしれませんが、相手に大きな影響を与えることができる。

毒になるかもしれませんが、薬になることもある。

どうせ時間や労力をかけて、ニュースレターを書いたり、ブログを書いたりしますよね?

それだったら思い切って、特定の個人に向けたパーソナルなラブレターを書くべきなんじゃないかと。

あなたは、どう思いますか?

追伸:

言葉のチカラって偉大です。

「あのときにかけてもらった、たった一言で人生が変わった」

とかあるわけですからね。

そういった意味で、言葉を操るスキルを身につけておくと色んなシーンで役に立つわけです。

近いうちに、こういった文章術のワークショップをやります。

ライティングって言っても、色々と種類があって、

  1. 商品やサービスを売るため
  2. 正しく意図を伝えるため
  3. 相手の情動を動かすため
  4. ブランド力をあげるため
  5. 相手に好きになってもらうため


とかですかね?

その中でも、

「5,相手に好きになってもらうため」

というのは得意です。

ってか、読み手をファンにさせるのは簡単です。

ちなみにこのブログの役割って、

5,あなたに好きになってもらうため

なんですよね。

だから今、まさに読んでいると思うんですが。

もちろん、読者のあなたに何かのサービスを買ってもらう目的もあります。

そうじゃないと、食っていけませんので。

でも、僕個人としてはそれはそこまで重要ではなくて、

●役に立つ知識を伝えたい

と心の底から思って書いているわけですよ。

それが、このブログを書く目的のメインなんです。

なので、パートナーのヨリミツ先生から、

「今日のブログですが、セミナー告知のリンクを貼り忘れてますよ」

とツッコミが入るんです(笑)

※よく忘れます。すいません。

ただ、ファンにさえなってもらえれば、

「1,商品やサービスを売るため」

の目的も勝手に果たされますからね。

ただやっぱり、僕はセミナーとかで、

「メルマガを楽しみに見てますよ!」

と言われるのが一番嬉しいんです。

この一言を貰うために自己満として、ライフワークとして書いているので。

一応、ワークショップの予定は、

2016年4月23日(土)大阪
2016年4月24日(日)東京

です。

(※上記のワークショップは終了しました。)

「山本から、文章を習ってやってもいいゾ!」

と思う治療院経営者の方は予定を開けておいて下さい。

準備ができたら告知します。

では。