自分のビジネスを大きく発展させるための、小さな工夫とは?
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
- 治療院を発展させたい
- もっと大きく売上を上げたい
- たくさんの患者さんに支持されたい
と思っている方は、参考になる事例を紹介します。
僕らは、
「自分のビジネスを大きく発展させるためには、大きな変革をおこさなければならない」
と思っています。
しかし、必ずしもそうではないケースもある。
小さな“ちょっとした工夫”で、治療院を大きく発展させることも可能なんです。
ある面白い事例を紹介しましょう。
とあるCDのネット通販会社の事例
デレク・シヴァーズというスキンヘッドのおっさんがいます。
TEDとかでプレゼンしているわりと有名な、あいつです。
このデレクは、「CDBaby」というCDのネット通販会社を創設してて、最終的には2008年に2200万ドルで売却してます。
そのデレクが、CDのネット通販会社でお客さんを一気に増やした方法があります。
それは、たった1通のメールを変えただけでした。
お客さんがネットでCDを買ったときに自動返信メールが送られるわけですが、
当初は、
「ご注文の商品は本日出荷しています。それが到着しない場合はお知らせください。お買い上げくださってありがとうございます」
という、なんの工夫もない内容でした。
でも、数カ月後デレクは気が付きました。
(なんか俺の理念とちがうなぁ。もっとお客さんを笑顔にできないか?)
そこで、デレクは下記の変なメールを20分で書き上げました。
あなたのCDは、私達の「CD Baby」の棚から
滅菌された汚染のない手袋で取り出され
サテンの枕の上に静かに置かれています。スタッフ50人のチームで、あなたのCDを郵送する前に、
可能な限り最高のコンディションに保たれており、日本から来た、パッケージングの専門家は、
ロウソクを点灯し、群衆が息を呑んで見守る中・・・お金で買うことができる、最高レベルの、
ゴールドのラインが入ったイカした箱に
パッケージングしました!!その後、関わったスタッフ全員で、
パッケージされたCDを郵便局に運んだんです!郵便局に向かう途中、
ポートランドの街中のみんなが、
あなたのパッケージに、「よい旅を!いってらっしゃい!」
と手を振ってくれましたよ^^
そして、本日6月6日(金)
「CD Babyのプライベートジェット」で、
あなたの元へCDが飛び立ちました!私は、あなたがで「CD Baby」で
晴らしい時間を過ごせることを願っています。あ、ちなみにあなたの写真は、うちの壁に
“今年最高のお客様”
として貼っています(笑)
いやぁ、CDを発送するのにチョー疲れたけど、
また、あなたが「CDBABY.COM」に戻ってくるのを
待つことができません!The Most Successful Email I Ever Wrote
より引用※英語に詳しい方、適当に意訳しましたので
間違ってたらご指摘ください
この狂ったメールを、注文が入るたびにお客さんに送ったところ口コミになり、
新規顧客が何千人も増えたそうです。
自分のビジネスを発展させるためには“小さな世界観”を作れ
デレクは言います。
「ビジネスっていうのは、小さな世界観を作れば良い。その中では自由にすることができる」
と。
まさに、あの発送完了のメールは彼の世界観が出ていますよね。
まあ、ただの「CD発送しましたよ」という内容のメールなんですが、
まるで超高価なモノを発送したかのように、ぎょうぎょうしくしたわけですよね(笑)
独自の世界観を作った。
あ、「聖飢魔II」も独自の世界観があるそうです(笑)
【教典】
制作物一般を指す。大教典はアルバム、小教典はシングルを指す
【黒ミサ】
コンサートのようなもの。音楽鑑賞だけでなく説法などを通じて洗礼を受け続けるための儀式とされる。ホールで催される黒ミサは「大黒ミサ」と呼ばれる。
彼ら独自の世界観を作っているわけです。
オウム真理教とかも、「ポア」「サティアン」とか独自の用語とかありましたよね。
ああいう世界観を作ることで人々を巻き込むことができ、強烈なファンにすることも可能なんです。
ほんのすこしの工夫ですが、大きなインパクトを生み差別化されるわけです。
あなたの治療院では、どんな独自の世界観がありますか?
山本