整骨院に濃いファンを作る方法
おはようございます。YMC株式会社の山本です。
知っている人は知ってると思いますが、最近、オンライン英会話をしています。
このオンライン英会話ですが、ずっと同じ講師からレッスンを受けるモノではありません。
5人くらいのお気に入りの講師を順番に選んで受ける感じになります。
ただ、毎日のようにレッスンを受けていると、どうしてもお気に入りの講師と予定が合わないときがあります。
そうすると、新規の講師を選ばざるをえなくなるわけです。
こうなったときに、まず思うのが、
「良い先生を選びたいな・・・」
ってことです。
愛想が良くて若くてキレイな先生から優しく楽しいレッスンを受けたいわけです(笑)
新しいお店に入るときと同じ感覚です。
できるだけ失敗をしたくない、と。
「さて、どの講師を選ぼうか・・・?」
となるわけです。
ここで、やったことがない方のために、オンライン英会話のシステムをお話します。
全て、事前予約制になっており、何百人もいる講師陣の中から、良さそうな人をこちらで選ぶんですよね。
それぞれの講師には、プロフィールがあり、当然、顔写真が載っています。
講師のページには、予定が表示されていて、予約ができる時間帯には「予約可」となっています。
そこのオレンジの予約ボタンをポチっと押して、予約を取るわけです。
さらに、それぞれの講師に対して「お気に入り」登録ができます。
レッスンを受けてみて良かったら「お気に入り登録」しておけば、次も探しやすくなるワケです。
つまり、お気に入り数が多い講師は、
「この講師は人気なんだな」
ということが客観的にわかるわけです。
さらに、「口コミ」が投稿できる機能があり、この講師のレッスンを受けた評価が見られます。
アマゾンの書籍のレビューみたいなものです。
以上のことから、
●お気に入り数が多くて口コミが良い講師
を選んでおくと間違いがないワケです。
・・・ところが
「お気に入りの数が少ないのに、全然予約が取れない講師」
が中にはいるのです。
人気がなさそうだけど予約が取れない講師
もちろん、予約がすぐ埋まるってことは、人気の講師の証拠なんですね。
反対に、予約がガラガラですぐ取れる講師は、レッスンが雑だったり、暗い先生だったり、良くない講師だったりします。
つまり、予約の取れなさ加減は、民意が反映されているってことです。
ところが、
「お気に入りの数が少ないのに、全然予約が取れない講師」
は、お気に入りが少ないってことは、あまり多くのファンがいないはずなのに、予約が取れない。
「????」
●お気に入りが少ない→人気がないはず
●でも予約が取れない→ホントは人気がある
矛盾する組み合わせ。
この講師のことを前から気になっていたのですが、レッスンを受けてみる機会がありました。
すると・・・
その理由がわかったのです。
大抵、人気の講師は
●若くてキレイな先生が優しく楽しくレッスン
してくれます。
ちょっとしたフィリピンパブの気分が味わえるイメージです。
男には、こういうレッスンのほうが人気出ますよね。
当然です。
ところが、その
「お気に入りの数が少ないのに、全然予約が取れない講師」
は、キレイでもなく、優しくもなく、楽しくもないレッスンでした。
まったくフィリピンパブの気分は味わえない。
ですが、
●英語をちゃんと真剣に教えてくれる
んですね(笑)
普通の講師はレッスンテキストを、ただ読み進めて行くだけです。
楽しいレッスンを心がけている。
ところが、その厳しい講師は、
「テキストを見ずに暗記して喋って」
とか言うわけです(笑)
受験のノリですね。
今まで、ゆるゆるの英語レッスンを受けていた僕は、まったく喋れませんでした。
たしかに、好き嫌いが別れる教え方なので、「お気に入り数」は伸びないかもしれない。
でも、真剣に英語を学びたい人は、絶対にこの講師から習いたい、と思うわけです。
だから、予約が取れないほど、人気で、レッスンが常に埋まっている。
嫌われるくらいのほうが良い
このように、全く他とは違う異質な存在は、非常に目立ちます。
「他の講師は、ただ楽しくレッスンするだけだけど私は英語が身につくように厳しく教えるわ」
という感じです。
レッスンが厳しいのでファンの数は少なくなるでしょうが、逆にかなり濃いファンが付くようになります。
おそらく、同じ人が何回もリピートしているんですよ。
万人受けする当り障りのない人よりも、劇薬のほうが、質の良いお客さんがつくようになります。
僕らは知らぬ間に“お客様は神様です”という洗脳を受け続けてきました。
マスコミのせいからから、ドラマなどでも、妙にペコペコする営業マンの描写などを見て育ってきています。
それが当たり前だと、知らぬ間に植え付けられています。
なので、万人受けする当り障りのないサービスを、提供しなければならないと勘違いをしてしまいます。
でも、
当り障りのないサービスよりも、人を選ぶようなサービスのほうが、向いているケースもあるのです。
特に、1人で施術をしているような、小さな治療院は、そういうほうが向いています。
「他の治療院は、ただ気持ち良いマッサージするだけだけど私は本当に身体が良くなるように厳しく生活習慣まで口を出す。それを守れない奴は診ない」
というスタンスの方が高単価で売れて、良い患者さんばかりになります。
山本