2位じゃ駄目なんです。忘れ去られちゃう
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
ニュースで見たんですが、イチロー選手が
「2位じゃ駄目なんです。忘れ去られちゃう」
といってました。
イチロー、代打記録にあと1本届かず…「2位じゃ駄目なんですよ。忘れ去られちゃう」参照
彼は今シーズン代打安打のメジャー記録に1本届かず「2位の記録」を打ち立てました。
しかし、スポーツの世界で2位はほとんどの人に覚えられることはありません。
昔、私もスポーツの世界にいましたのでよく理解できます。
私が、日本代表の競泳チームのトレーナをしていたときのことです。
その際にオリンピックで1位、2位、3位になった選手と写真を撮ってもらって、それを治療院に飾っていました。
でも、残念ながら、ほとんどの方が2位、3位の選手を知りませんでした。
「オリンピックでメダリストなのに!!」
と、強く言いたいところですが、世間での認識は残念ながらこんな程度です。
それに比べたら経営の世界は、まだかなり基準が低く本当に助かります。
経営はスポーツと違い、世界一はおろか県下一じゃなくても食っていける
1番にならなくても、ある程度は収益を上げることも可能です。
1番でなくてもちゃんと生活できます。
特に治療院は地域ビジネスですので、地域の人のニーズを汲み取ることができたら世界で1番になる絶対的な必要性もありません。
考えるべきは、
「どうやって地域のニーズを拾うか?」
という部分です。
全国の治療院と争っているわけではないので、その地域のニーズの多くは、その地域に足りないモノと言い換えることができます。
先生の地域で足りないモノは何でしょう?
これ考えてリサーチしていくと、先生の治療院では大きな成果が出せるのではないかと思います。
今では自分の足を使わずとも、インターネットで
「何が足りないか?」
という部分は、ある程度は把握できてしまいますからね。
ネットで探しても探せない治療院は「存在しない」と一緒
これを逆に考えて見ると、検索して出てこないということは
- 足りないモノ扱い
になってしまいます。
探してもらえないですから、「無いモノ」として扱われてしまうんです。
なので、新規に開業される方も、すでに開業されている方も、HPは必須だといえます。
そして、
- 地域に足りないモノ+ 積極的な情報発信
この組み合わせが、かなり効果的です。
昔は治療院はそこまで数がなかったと思うのですが、今では一般的な治療院はたくさんあります。
実際ありすぎて、そんなに必要ないと感じています。
しかし、経営者の身になって考えると「必要ない治療院」になるのは困ります。
なので自分の治療院に「この地域で唯一の特色」を出していく活動が、今後ますます重要になってくるでしょう。
FBなどのソーシャルメディアをみていると、廃業して治療院を譲渡されたい方の情報が流れてきますよね?
これなどが
「治療院が必要なくなってきている実例」
ではないでしょうか?
どの様に特色を出していくか?
これについて深く考える必要がある時期に来ていると思います。
それでは今日はこのへんで。
ヨリミツ