苦手な部分こそが、もっともレバレッジが効​くポイント

2017年6月20日

こんにちは。

YMC株式会社の山本です。

  • 苦手な部分こそが伸びしろ

というお話をします。

治療家さんのネット集客のコンサルをすることが多いんですが、

「ネットが大の苦手です」

「パソコンアレルギーです」

「スマホ持ってません」

という感じで、ネット集客に手付かずな方が多くおられます。

これ、本当にモッタイナイと思います。

なぜならば、苦手な部分こそが「伸びしろ」があるのに、その「伸びしろ」を拒絶しているからです。

苦手な部分こそが、もっともレバレッジが効くポイント

これは、『制約条件の理論(TOC)』で考えれば一目瞭然です。

僕らの治療院ビジネスは、

  • 施術だけ

が企業全体の活動ではありません。

  • 集客
  • 受付
  • 施術
  • セールス
  • 請求
  • 入金

などのステップを通じて、企業全体の収益を上げています。

この中のどこかが「ゼロ」なら、全部「ゼロ」になるように各パーツが関連しているんですよね。

TOCでは、企業の活動全体もしくはサプライチェーン全体を1本の鎖に例えて考えています。

この場合、

受注 → 原材料入手 → 生産 → 納入 → 請求 → 入金

という、最終的にお金が企業に入ってくるまでの個々の活動は鎖の輪の1つ1つに相当し、企業やサプライチェーン全体の収益力は鎖全体の強度としてとらえることができます。

鎖の輪の中に1つだけ弱いものがあれば、鎖全体の強度はその弱い輪の強度と等しくなります。

鎖を切れにくくするには、最も弱い輪を探してそれを強化すればよく、それ以外の輪の強度を高めても鎖の強度は増しません。

これと同様に、企業やサプライチェーンの生み出す利益は、最も能力の低い活動の制約を受けるのです。

利益を増やすには最も能力の低い活動を強化すべきで、それ以外の活動をいくら強化しても利益には貢献しません。

制約条件に着目した業績改善手法、TOCとは?より引用

どうでしょうか?

『利益を増やすには最も能力の低い活動を強化すべきで、それ以外の活動をいくら強化しても利益には貢献しません』

ということなんですね。

苦手な部分を補完するためには、どうすれば良い?

これを考えれば、

  • ネットが苦手な人こそ、ネット集客にチャレンジしたほうが利益が増える

ってことになります。

感情的には「パソコンみるのもイヤ」って感じでしょうが、苦手な部分にこそ金脈が眠っている(笑)

ただ、この苦手な部分は自分でやる必要なくて、得意な人にやってもらえば良いのです。

人は、往々にして、得意な部分だけをやりたがります。

それでメシが食える従業員個人で考えるならそれでOKです。

施術が好きなスタッフには、施術を極めて貰えばいい。

でも、組織全体を通じて「施術マニア」しかいないなら経営が破綻します(笑)

  • 施術マニア
  • セールスマニア
  • 集客マニア
  • 財務マニア
  • 人事マニア

という感じで、組織の中にもそれぞれのスペシャリストがそろうと、治療院として強くなっていきます。

これが組織化するメリットなんですがね。

ただ、個人店舗だと全て経営者がこなさなければ、店として売上が立たなくなります。

個人店舗の経営者は、基本的にオールマイティーじゃなければダメなんですね。

あなたの治療院で苦手な部分はどこですか?

そして、それを補完するためにはどうしたらよいでしょうか?

山本