苦手な部分こそが、もっともレバレッジが効くポイント
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
- 苦手な部分こそが伸びしろ
というお話をします。
治療家さんのネット集客のコンサルをすることが多いんですが、
「ネットが大の苦手です」
「パソコンアレルギーです」
「スマホ持ってません」
という感じで、ネット集客に手付かずな方が多くおられます。
これ、本当にモッタイナイと思います。
なぜならば、苦手な部分こそが「伸びしろ」があるのに、その「伸びしろ」を拒絶しているからです。
苦手な部分こそが、もっともレバレッジが効くポイント
これは、『制約条件の理論(TOC)』で考えれば一目瞭然です。
僕らの治療院ビジネスは、
- 施術だけ
が企業全体の活動ではありません。
- 集客
- 受付
- 施術
- セールス
- 請求
- 入金
などのステップを通じて、企業全体の収益を上げています。
この中のどこかが「ゼロ」なら、全部「ゼロ」になるように各パーツが関連しているんですよね。
TOCでは、企業の活動全体もしくはサプライチェーン全体を1本の鎖に例えて考えています。
この場合、
受注 → 原材料入手 → 生産 → 納入 → 請求 → 入金
という、最終的にお金が企業に入ってくるまでの個々の活動は鎖の輪の1つ1つに相当し、企業やサプライチェーン全体の収益力は鎖全体の強度としてとらえることができます。
鎖の輪の中に1つだけ弱いものがあれば、鎖全体の強度はその弱い輪の強度と等しくなります。
鎖を切れにくくするには、最も弱い輪を探してそれを強化すればよく、それ以外の輪の強度を高めても鎖の強度は増しません。
これと同様に、企業やサプライチェーンの生み出す利益は、最も能力の低い活動の制約を受けるのです。
利益を増やすには最も能力の低い活動を強化すべきで、それ以外の活動をいくら強化しても利益には貢献しません。
どうでしょうか?
『利益を増やすには最も能力の低い活動を強化すべきで、それ以外の活動をいくら強化しても利益には貢献しません』
ということなんですね。
苦手な部分を補完するためには、どうすれば良い?
これを考えれば、
- ネットが苦手な人こそ、ネット集客にチャレンジしたほうが利益が増える
ってことになります。
感情的には「パソコンみるのもイヤ」って感じでしょうが、苦手な部分にこそ金脈が眠っている(笑)
ただ、この苦手な部分は自分でやる必要なくて、得意な人にやってもらえば良いのです。
人は、往々にして、得意な部分だけをやりたがります。
それでメシが食える従業員個人で考えるならそれでOKです。
施術が好きなスタッフには、施術を極めて貰えばいい。
でも、組織全体を通じて「施術マニア」しかいないなら経営が破綻します(笑)
- 施術マニア
- セールスマニア
- 集客マニア
- 財務マニア
- 人事マニア
という感じで、組織の中にもそれぞれのスペシャリストがそろうと、治療院として強くなっていきます。
これが組織化するメリットなんですがね。
ただ、個人店舗だと全て経営者がこなさなければ、店として売上が立たなくなります。
個人店舗の経営者は、基本的にオールマイティーじゃなければダメなんですね。
あなたの治療院で苦手な部分はどこですか?
そして、それを補完するためにはどうしたらよいでしょうか?
山本