簡単に諦めて見せかけの天国に行く?
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
最近余裕がなくて、メルマガの方を書けていません。
しかし、今日は気付きがあったので、シェアしたいと思いメルマガを書いています。
私の運営している治療院では、マンパワー強化に力を入れていており、研修をたくさんします。
結構、徹底的にやりますが、その研修での話です。
やる気はあるけど、どうも考えが浅い男性スタッフがいます。
優しく言えば・・・、先回りして考えたり、リスクを先に予測したりといったことが苦手なタイプです。
まあ、ハッキリ言うと、バカです(笑)
※霊幻道士に出てくる「スイカ頭」的な、愛すべきバカです
ドジでバカでデブですが、やる気があって、本当に可愛げがあるので、私も周りのスタッフも一生懸命に一緒に研修に付き合ってやります。
その研修の中で、「思考能力を鍛える」というテーマで勉強会をしていた時のこと。
大前研一先生の「企業参謀」という課題図書を毎週小さな区切りに分けて熟読し、
●その本の内容はどうだったか?
●その内容を自分に当てはめると、どのような例があるか?
などのディスカッションをやっていっています。
そして、今週、そのスイカ頭にその直属の上司が「課題」を発表して欲しいというと、
スイカ頭
「考えつかなくて、完成しませんでした…」
このように言いやがりました。
ヨリミツ
「なんで出来なかったの?できなかったという過程をここで説明してくれ」
思考のトレーンングなので、
●なぜできなかったのか?
ということも、考える必要があるわけです。
2人の上司が見守る中、沈黙が5分続き・・・
スイカ頭
「すいません、なにかアドバイスもらえませんか?」
ヨリミツ
「わかった。君は考える事をすぐ諦める思考回路になってるから、なにもアドバイスをしないことが一番のアドバイスだ。だから自分で考えなさい。」
その後、彼は苦し紛れで、自分の考えを発表しました。
ほとんど自分で答えを見つけることはできなかったのですが、ここでの研修は思考能力を鍛える研修なのでこれで良いのです。
まずは間違っていても、自分で結論を出すことが重要なのです。
簡単に諦めて見せかけの天国に行く?
ちなみに、その研修後、私自身も“ある課題”の提出期限が迫っていました。
「ああ、やばい今週の課題もう間に合わない・・・今週の課題は諦めようかな・・・」
と思った瞬間、自分がスイカ頭に言った言葉を思い出しました。
「そんなに簡単に考えるのを諦めたらイカン!自分なりの答えを考えだして答えを提出しよう」
諦めることはマジで簡単なのです。
甘い果実なのです。
天国のように見えるのです。
しかし、現実は・・・
「ただの、やるべきことができない根性なしの奴」
なのです。
映画『マトリックス』では、こんなシーンがあります。
現実世界を知っている「モーフィアス」は、仮想空間しか知らない主人公「ネオ」に、「赤」と「青」の2つのカプセルを差し出し、どちらか一つを選択し飲み込めと言います。
「赤」のカプセルを飲めば、仮想から目覚め、本当の現実世界を見ることができます。
現実世界は、苦しくて痛く激しい戦いの世界。
しかし、戦いに勝利すれば、真の天国の道がひらけるかもしれない。
「青」のカプセルを飲めば、今までどおり仮想現実の世界で生き続けることができます。
仮想のお花畑の天国に見えるが、コンピュータに支配された偽りの世界。
どちらを選ぶかは、あなた次第・・・。
もちろん状況によっては、とっとと諦めたほうが良い事だってあります。
その辺は、見極めが必要ですが、適切な方向に向かっていれば、基本的に物事は粘る必要があります。
粘るほうが大変です。
粘るほうが酒を飲めません。
粘るほうが遊べません。
粘るほうが寝れません。
これを読んでいる先生も、同じような状況のはずです。
さて、どちらを選びますか?
目の前に2つのカプセルを差し出されたとします・・・
1,「青のカプセル」を飲んで、簡単に諦めて見せかけの天国に行く
2,「赤のカプセル」を飲んで、粘って地獄を見るが本当の天国に行く
例はちょっと極端ですが、先生の今の姿は、過去の自分の行動の結果の積み重ねです。
今の先生は、どちらに当てはまるでしょう?
ヨリミツ