真面目で長時間働く治療家ほど儲かりません

2013年9月8日

治療院二階の事務所より

おはようございます。ヨリミツです。

先週は、兵庫県で開催された赤穂トライアスロンのレースに参加をしてきました。

結果的に、タイムはそんなに良くなかったですが、完走するという目標は達成できました。

日頃は、なかなか乗る機会のない自転車の練習などを急遽して、なんとか乗り切りましたが、ハッキリ言って練習不足のレースでした(汗)

自転車の練習は、整備なども含めて、かなり時間を食います。

なので、日々忙しくしていると、ついつい先延ばしにしてしまうんですよね。

でも、今回はレースがあるので、自転車の練習もやらざるを得ないわけです。

普段、自転車の練習するもは面倒くさくても、レース前に限っては、朝早くおきたりして練習をすることができるんです。

そうレース前には。

先生も「テストの前日に徹夜で勉強をする」「明日が締め切りのレセプトがあるから深夜まで仕事をする」などの経験がありませんか?

「普段から勉強しとけばいいんじゃない?」とか、「締め切り前に急いでやるんんじゃなくて、普段からコツコツすれば?」なんて思うんですが、実際は忙しかったり、やる気がでなかったりして行動できないんですね。

つまり、我々は生来、怠惰なものなので、『締め切り』がないと行動ができないし、脳みその本来の性能が発揮されないのです。

人類最大の発明は『締め切り』である

そこで重要なのが、物事に期限を付けておくということです。

期限があれば期限にむかって頑張って行動しようとします。

例えば、私のトライアスロンの自転車の練習がいい例ですよね。

普段は時間がかかるからやりたくないけど、レースがあるから、やらないといけない。だから、嫌でも朝早く起きて練習をする。

こんな感じです。

「あ~、めんどくさいな~」

なんて思っていても、期限があると、その期限を理由に、行動を起こせるようになるわけです。

『締め切り』を作ることで脳はクロックアップする

脳の回転数を上げるには、時間の制約が必要です。

何かの問題を解決しなければならないときに、ぐっと集中力を高めて、速く的確な判断をくだすときには、脳をクロックアップさせる必要があります。

そのためには、「急かされる」状況に追い込まれないと、脳みそは本領を発揮できないのです。

つまり、効率よく仕事をするためには、時間の制約を設けて、一気にやらなければならないのです。

こういう話をすると、

「時間をかければ、それだけ多くの仕事ができるんじゃないの?」

と発言する人がいますが、逆です。

仕事の能率が上がらない人は、生活の中から、『時間の制約』をなくしてしまっているからです。

たとえば、60分あればできる試験問題があったとして、「時間をかけてやればできるから」と言って、家に持ち帰って、一日かけてやろうとする。

ところが、時間的制約がなくて脳がクロックアップしていないため、時間を伸ばしたぶん、多くの量をこなせるとは限らないのです。

結局、夜遅くまでかかってしまい、結局、なにも進まない。

仕事に真面目で努力家の人ほど、「1日24時間が仕事の時間」だと考えがちですが、それでは家庭が崩壊しますし、自分の好きなこともできない。

そして、脳の性質からいっても、効率的な働き方ではありません。

なので、ついつい先延ばしにしていることがあったら、そのタスクにも期限を付けてみることです。

この癖をつけておかないと、いつまでたっても「クソ真面目でやたら長時間働いているけど、全然稼げない」治療家になってしまいます。

真面目な人ほど、気をつけてくださいね。

ヨリミツ