83%の鍼灸整骨院は、月商350万円を超​えない

2018年10月12日

こんにちは。

YMC株式会社のヨリミツです。

大手の鍼灸整骨関連会社が訴えられましたね。

最近は情報の流通が早いので、こういうネガティブな情報も一瞬にして世間に行き渡ります。

事実かどうかは、今後の裁判を見守るとして、今回は、この「訴えられた」なんていうゴシップネタを書いていこうなどとは考えていません。

83%の鍼灸整骨院は、月商350万円を超えない

今回の記事の中の一文に

「77店舗のうち月の平均売上が350万以上だったのは13店舗で、残り64店舗は下回っていた」

このデータ部分に着目しました。

つまり

「13/77≒17%」

整骨院で77店舗あったら月の平均売上が350万円平均を超えれる店舗は17%弱である、というデータが興味深いなと感じました。

日本手技療法協会発行のヒーリングマガジンには、平成30年には整骨院・接骨院は50,000件となり、主要コンビニエンスストアの店舗数55,000と方を並べそうとの記載があります。

またこの中の記述では、

  • H18年の1院あたりの平均療養費収益は1,179万円
  • H28年の1院あたり平均療養費収益は790万円

と1院あたりの金額が、かなり減少してきています。

このあたりを総合的に考えると、療養費モデルは衰退の一途をたどっていることが数字的に判断できるわけです。

そして、今回のニュースでの数字、平均月商350を超える院は、全体の17%弱。

月間平均350万だったとしたら年商4,200万です。

こういう実際の売上が全体の◯◯%というデータは整骨院ではなかなか取れないんですよね。

今回の企業の場合は訴えられてますし、上場企業なので数字を出す必要があったから、この数字を知ることができたんです。

17%弱というのは受験で使う指標の偏差値でいうと偏差値60~59で、まあまあの大学に合格できるくらいの偏差値でしょうか。

逆に、残り83%は月商350万円未満だということです。

このように考えると年間平均月商350万というのは、一般的に、結構難しい数字だと考えられると思います。

10年以上前なら療養費に依存して、安い施術をそんなに高くない技術で提供するという事が可能でした。

しかし、今回のヒーリングマガジンでの数値を考えると療養費は衰退の一途ですので、それは難しいのが現状。

今後、回復することは日本の人口動態を考えてもありえ無いでしょう。

裏ワザは通用しない世の中なので、裏ワザを探すのは無駄

「じゃあ自費を販売すればよい」

となるのですが、例えばうちでやっている金額1回5,000円程度となると、顧客の目線は一気にシビアになります。

なにせ5,000円払って施術を受けるわけですからね。

これには、施術の結果だけではなく、オペレーション、会話、内容の説明のわかりやすさ、などなど、様々な要素が複合して、顧客の納得度、満足度を上げていくのだと思います。

しかしこの顧客からの視点での納得度、満足度を上げるにも、それぞれ個々の全てに対する技量を上げる必要があります。

単純にセールステクニックに走ってしまうと今の時代、ソーシャルメディアなどで「悪い口コミの嵐」になります。

つまり、私の今のところの結論として、情報の流通が早くなったことによって

  • 裏技が通用しなくなってきた

という風に考えています。

上場企業が持ってて全国で通用するノウハウの宝庫だと思われるフランチャイズに入ったとしても、平均月商350万を超えることは難しいわけです。

もちろん、フライチャイズに入らなくても、平均月商を1院で350万いくのは難しいです。

それなりのトレーニングを行い、経営的施策をトライし改善し、その中には失敗も多くあるでしょう。

それをしつこく繰り返して諦めず改善していく、それが現実です。

私もそうしています。

世の中、そんな甘いもんじゃない。

いま、私たちが募集している経営プログラムはテクニック論も含まれていますが、基本的には経営の本質的な部分を学ぶプラグラムです。

ちゃんとやりきれたらまともな経営知識が身につきます。

もしかしたら、あなたの治療院も平均月商350万を達成できるかもしれません。

その様なプログラムです。

説明会が間近です、会場で会いましょう。

ヨリミツ