「意思決定」に「感情」が入ると成功が遠のく
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
- 「意思決定」に「感情」が入ると成功が遠のく
というお話をします。
例えば「PPC広告を出しましょう」「チラシを出しましょう」と言っても仕切りに嫌がる人がいます。
広告費の支出がかかるのが、感情的に嫌だからでしょうか。
他にも「価格を値上げしましょう」というお話をしたときに、患者さんが来にくくなるからと、感情的に今の価格を維持する方もいます。
でも、成功するためには、
- 成功する確率が高い戦略を見つけ、それを選べるか?
が非常に大事になります。
そこに「感情」を介入させてはいけません。
目的に対して「正しい選択」を取らずに、できるだけ「痛くない選択」をしてしまうと、目的を達成できなくなります。
勝つ人は、ドライに「成功確率が高い選択肢」を取っています。
W杯のポーランド戦の時間稼ぎをどう思った?
2018年6月のワールドカップの日本代表は、3戦目のポーランド戦で、時間稼ぎのパス回しをしました。
あの、パス回しはかなり話題になりました。
「あんなパス回しをみせられるより、正々堂々やって敗退した方が良かった」
という意見が出てましたね。
でも、決勝トーナメントに行くためには「正しい選択」だったと思います。
感情的には、思いっきり点を取りに行く、気持ちがいいサッカーをしたかったはず。
でも、そこを押し殺して、決勝トーナメントに行くための正しい戦略を実行したわけです。
ちなみに、僕はビリヤードのプロを目指して修行をしてた時期がありました。
有名なビリヤードのプロに、奥村健さんという世界チャンピオンがいます。
この方は「勝つために手段を選ばない」ことで、業界のプロの間で有名でした。
- 勝負で負けそうになったら、トイレに行って出てこない
- 「床が滑る」と言って、ビリヤード台の周りの床にコーラを撒き散らす
という(笑)
相手をイライラさせる作戦や、相手を動揺させる作戦を駆使していたわけですね。
もちろん、ビリヤードの技術も一流だったのですが、それ以外の部分でも勝ちに徹したんです。
賛否両論がありますが、勝つという目的を達成するための「正しい選択」を彼はしていた、と僕は思います。
治療院の経営でも、目的を達成するために、この「正しい選択」ができるのか?
ということです。
正しい選択かどうか?は「数字」の裏付けがすべて
なにも僕は、勝つために「嫌がらせ」をしろと言ってるわけではありません(笑)
- 感情を排除して、数字を元に意思決定をしたほうが良い
と言っているわけです。
Aさんと、Bさんというスタッフがいたとします。
親しいAさんは施術技術が上手だけど、あまり売り上げを出せない。
ちょっと生意気なBさんは施術技術はイマイチだけど、ものすごい売り上げを叩き出す。
経営者として、どちらを評価するか、ということです。
同じように、スゴイ苦労して作ったAパターンのチラシと、適当に作ったBパターンのチラシがあったとします。
苦労して作ったぶん思い入れはAパターンのチラシにある。
でも、適当に作ったBパターンの方が成果が良かったら、こちらを採用するのが正解です。
人間は感情に流されやすい生き物ですが、感情的に判断するのではなくて、数字を元に正しい判断をしてくださいね。
山本