SNS経由での集客は、患者さんの「質」が悪いという問題
『英雄とは自分の出来ることをした人である。凡人は出来もしないことをしようとする』
byロマン・ロラン(フランスの作家)
こんばんわ。
YMC株式会社の山本です。
最近、FacebookやInstagram、もしくはTwitterなどのSNSが流行っています。
こういったSNSって治療院の集客に有効なのでしょうか?
たまにクライアントの先生に質問されるんですが、現段階での僕らの見解としては、
- 効果がないわけではないが、取り組む優先順位はかなり低い
という判断です。
理由はいくつかありますので、順を追って説明していきます。
SNS経由での集客は、患者さんの「質」が悪いという問題
SNSって集客ができるかといえば、もちろんできます。
しかも、無料でスタートできる。
ただ、性質上、ちょっと患者さんの「質」が悪い傾向にあります。
極論で言うと、集客できても、売上につながらない。
リピートしにくい。
例えば、SNSなどで拡散されて興味をもった人は、お客さん候補ではありますが、
SNSを見てる人は、そもそも悩みが浅い傾向にあります。
- 興味はあるけど、今すぐ解決する必要がない状態
なんですよね。
ちょっとお試しで行ってみるか、というイメージなんですね。
一応、例外がありまして、
SNS上でブランディングできて、フォロワーを信者化できると、患者さんの質は上がります。
ただ、「SNSでブランディング」って超絶ムズかしいわけですよ。
無理ではないけど、情報発信スキルが必要でして、キャラクター性も必要です。
SNSでのブランディングは難易度が高いうえに、時間がかかる
- インスタばえ
という言葉が流行りましたが、
20代前半の美女治療家とかなら、SNSでも「映える(はえる)」でしょうが、普通の顔した妻帯者のオッサン男性治療家だと、まったく映えない(笑)
いわゆる、イケメンすぎる治療家とか、美女すぎる治療家的なキャラクターだったり、歯に衣を着せない毒舌治療家のようなポジションなど、そういうSNS戦略が必要なんです。
あとは、SNS上で発信するときは「言葉のセンス」もいりますね。
そういった独特のスキルがあってSNSでのブランディングができるわけですが、ハッキリ言って、面倒くさい(笑)
もちろん、チャレンジしたい人は、したほうが良いですし、長期的に考えるならするべきです。
無料だし。
でも、集客における優先順位としては、低いです。
「んじゃ、どの集客が優先順位が高いんですか?」
という声が聞こえてきそうですが、答えは
- 検索エンジンからの集客
になります。
まずは、ここから。
検索エンジンからの集客が、もっとも「質」が高い患者さんが来る
一番、「質」の良い集客は、検索エンジンからの集客です。
患者さん自ら興味のあるキーワードを入力してHPにアクセスするので、初めから商品やサービスに興味を持っている見込み客が多いのです。
つまり、「検索する」という行動を取っているわけで、鼻クソほじりながら漫然とSNSみている人とは、明らかに問題解決へのモチベーションが違う。
モチベーションた高いと、リピートにも繋がりやすいわけですよ。
どんなに下手くそなセールストークでも、ちゃんと言うことを守って、通院してくれる。
んで、検索エンジンからの集客になると、
- SEO
- PPC
- MEO
基本的には、この3つになってくるんですが、SEOとMEOは、コントロールができない。
順位をあげようと思っても、明確な答えがない。
でもPPCはコントロールできます。
検索順位で1位を取ろうと思えば、一瞬で取れます。
この「コントロールできる」って、めちゃくちゃ重要ですよ。
アメリカの神学者、倫理学者ラインホールド・ニーバーがこんな言葉を残しています。
神よ、
変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。
「変えることのできないもの」って、つまり「コントロールできないもの」ってことです。
SEOはコントロールできないですが、PPCはコントロールできます。
他人はコントロールできないですが、自分はコントロールできます。
未来はコントロールできないですが、現在はコントロールできます。
コントロールできるモノゴトに注力しましょう。
コントロールできないモノゴトに一喜一憂しても、何も変わらないのですから。
山本