安定して勝つ人と、勝てない人の大きな違いとは?
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
僕はプロのビリヤードプレイヤーになるために、多くの時間を費やしました。
20代をビリヤードに捧げたと言っても過言ではありません。
ビリヤードという勝負の世界に長年いましたが、腕は同じくらいでも、安定して勝つ人と、勝てない人がいます。
この「違い」って、なんだと思いますか?
いろいろと「違い」はあるんですが、僕の考える、最も大きい違い。
それは・・・
- リスクヘッジをしてるか、どうか?
という違いです。
安定して勝てる人は、常にリスクをヘッジしながらプレイを選択します。
一方、勝てない人は、イチかバチかのギャンブルショットが多い。
うまく行かなかったときの「プランB」まで常に考えているか?
安定して勝てる人は、
- そもそも難易度が高いショットは極力しない
- もし、自分のショットが失敗しても、致命的にならない選択肢をとる
という傾向があります。
つまり、勝てる人と勝てない人、この2人のショットの精度は同じだとしても、ショットの選択が違うわけです。
この「選択の違い」で大きく勝敗が変わるんです。
ようは、うまく行かなかったときを想定したプランも用意できているか、どうか。
良く自己啓発などでは、
「失敗するイメージは消せ!」
などと言われます。
心構えの観点から言えば、それはそうだと思います。
精神的にポジティブでいることは大切です。
ですが、戦略という観点から言えば、失敗したときのことを全く考えないのは、ただのバカです。
失敗したとしても、致命的にならないように、何らかの保険をかけておくわけです。
つまり、常にリスクヘッジをしながらプレイをしている。
「プランA」がダメだったときのために、「プランB」も用意しているわけです。
これが、安定して勝てる人の傾向です。
どちらかと言うと「負けない」ための戦略という方が正しいかもしれません。
軍隊でも常にリスクヘッジのプランを用意している
これは、プロスポーツよりも、さらに過酷で人間の生死を分ける、軍隊の分野では、もっと徹底的におこなわれています。
米陸軍特殊部隊は、あらゆる任務の前に時間を取り、
「もし、◯◯があったら、△△を実行する」
というリスクヘッジのプランを徹底的に用意してます。
任務中に考えられる、ありとあらゆるミスや災難を想定するわけです。
起こりうるすべての混乱が徹底的に調べられ、それに対する適切な措置が確認されます。
ただ問題が起こるのを待つのではなくて、いざというときでも脳が自動的に実行できる反応をあらかじめ用意しておく。
そうすることで、最悪の事態を避けつつプロジェクトを成功させることができるのです。
プロスポーツや軍隊に比べれれば、ビジネスってそんなに厳しくない
プロスポーツの世界は、非情です。
特にビリヤードはそうですね。
勝てなければ食っていけません。
日本でも10本の指に入るくらいの成績を残さなければ、プロでは食っていけない。
軍隊も常に死のリスクが伴うわけですので、圧倒的な緊迫感をもってプロジェクトを実施する。
こういった、「スポーツ」や「軍隊」に比べれば、「ビジネス」って軟弱でも成り立つんですよね。
ビジネスは、その分野で全国で10本の指に入らなくても、生活できます。
失敗したとしても、軍隊のように命を落とすこともない。
それくらい、ビジネスって「ゆるい」んですよ。
逆に考えれば、「プロスポーツ」や「軍隊」でやっている戦略を、もしビジネスに活かすことができれば、楽勝でライバルに勝てるわけですよ。
プロスポーツの世界や、軍隊では当たり前に行われている、
「もし、◯◯があったら、△△を実行する」
というリスクヘッジのプランを、常に想定しておくだけで、ビジネスは有利に運べるはずです。
僕らの治療院業界もそうですよ。
考えられる、ありとあらゆるミスや災難を想定して、起こりうるすべての混乱が徹底的に調べられ、それに対する適切な措置を用意しておく。
これが、今後を生き抜くための方法です。
あなたは、今やっている「プランA」が失敗したときの、リスクヘッジの「プランB」も用意してますか?
もし、想定できていなければ、ヤバイかもしれませんよ・・・。
山本