成功者と、そうでない人は、同じ現象を目の​前にしたときに違う判断をする

2018年5月1日

おはようございます。

山本です。

とりあえず、下記の図を見てください。

赤のドットは、第二次世界大戦時に帰還したアメリカ軍の爆撃機の、どの部分にダメージを受けていたかをデータ化したものです。

では、ここでクエッション!(ふしぎ発見ふうに)

『Q.爆撃機の帰還率を高めるために、あなたなら装甲板をどこに追加する?』

ちょっと考えてみてください。

撃ちまくられている部分を強化したほうが良いんちゃうん?

上記の問題ですが、

「この、被弾する割合が高い部分を集中的に補強しよう」

と考えて、「スーパーひとしくん」を出す人が多いのではないでしょうか?

よく被弾する部分を強化するのは、当たり前のような気がします。

あなたはどうでしたか?

実際、アメリカ軍では、

「被弾する部分を強化しようぜ」

という結論になっていました。

しかし、意義を唱えた人がいます。

その人物は、エイブラハム・ワルドという統計学者です。

彼の結論は、軍のものとは全く逆で、

「被弾している割合の低い部分を補強しよう。被弾の割合が高い部分を補強しても効果はない」

というものでした。

なぜでしょうか?

答えは、簡単。

この赤ドットは「帰還した」飛行機のデータから算出したものですよね?

つまり、赤ドットがない部分に被弾した飛行機は、そもそも帰ってきてないわけです・・・。

そう、赤ドットの部分は確かに撃たれたけども「帰還」してきてるから、大丈夫なんすよ。

じゃなくて、赤ドット以外の部分を補強したほうが、帰還率が上がる可能性が高いのです。

まったく同じデータを与えられたとしても、人によっては、真逆の判断をする良い例です。

成功者と、そうでない人は、同じ現象を目の前にしたときに違う判断をする

上記のような例が、治療院経営の現場では、頻繁に起こっています。

同じデータを与えられたとしても、解釈する人によって、全く違う経営判断をくだしてしまうんです。

こういう部分が、差が出るポイントなんですよね。

例えば、月間で5万円の広告費を使ってポスティングして、その月に新規患者さんが5名来店して売上が6万円だった場合。

A.くそ!1万円しか儲からんかったやんけ!ポスティングなんて二度とやるか!

B.お、利回り20%やんけ!

無論、「B」で考えられる人のほうがお金持ちになる確率は高いわけです。

でも、同じ現象を目の前にしたときに、人は違う判断をすることがあります。

実は、そのまま続ければ、儲かっていくフェーズなのに「なんか支出が多くなるのがヤダ」という理由で感情的にストップしたり。

「そこに金使ったらヤバイぜ・・・」

というところに投資してしまったり。

僕からすると「え?なぜ!?」と思うようなことは、たくさんあります・・・。

ぜひ、正しく「スーパーひとしくん」を使ってくださいね。

山本