成功者と、そうでない人は、同じ現象を目の前にしたときに違う判断をする
おはようございます。
山本です。
とりあえず、下記の図を見てください。
赤のドットは、第二次世界大戦時に帰還したアメリカ軍の爆撃機の、どの部分にダメージを受けていたかをデータ化したものです。
では、ここでクエッション!(ふしぎ発見ふうに)
『Q.爆撃機の帰還率を高めるために、あなたなら装甲板をどこに追加する?』
ちょっと考えてみてください。
撃ちまくられている部分を強化したほうが良いんちゃうん?
上記の問題ですが、
「この、被弾する割合が高い部分を集中的に補強しよう」
と考えて、「スーパーひとしくん」を出す人が多いのではないでしょうか?
よく被弾する部分を強化するのは、当たり前のような気がします。
あなたはどうでしたか?
実際、アメリカ軍では、
「被弾する部分を強化しようぜ」
という結論になっていました。
しかし、意義を唱えた人がいます。
その人物は、エイブラハム・ワルドという統計学者です。
彼の結論は、軍のものとは全く逆で、
「被弾している割合の低い部分を補強しよう。被弾の割合が高い部分を補強しても効果はない」
というものでした。
なぜでしょうか?
答えは、簡単。
この赤ドットは「帰還した」飛行機のデータから算出したものですよね?
つまり、赤ドットがない部分に被弾した飛行機は、そもそも帰ってきてないわけです・・・。
そう、赤ドットの部分は確かに撃たれたけども「帰還」してきてるから、大丈夫なんすよ。
じゃなくて、赤ドット以外の部分を補強したほうが、帰還率が上がる可能性が高いのです。
まったく同じデータを与えられたとしても、人によっては、真逆の判断をする良い例です。
成功者と、そうでない人は、同じ現象を目の前にしたときに違う判断をする
上記のような例が、治療院経営の現場では、頻繁に起こっています。
同じデータを与えられたとしても、解釈する人によって、全く違う経営判断をくだしてしまうんです。
こういう部分が、差が出るポイントなんですよね。
例えば、月間で5万円の広告費を使ってポスティングして、その月に新規患者さんが5名来店して売上が6万円だった場合。
A.くそ!1万円しか儲からんかったやんけ!ポスティングなんて二度とやるか!
B.お、利回り20%やんけ!
無論、「B」で考えられる人のほうがお金持ちになる確率は高いわけです。
でも、同じ現象を目の前にしたときに、人は違う判断をすることがあります。
実は、そのまま続ければ、儲かっていくフェーズなのに「なんか支出が多くなるのがヤダ」という理由で感情的にストップしたり。
「そこに金使ったらヤバイぜ・・・」
というところに投資してしまったり。
僕からすると「え?なぜ!?」と思うようなことは、たくさんあります・・・。
ぜひ、正しく「スーパーひとしくん」を使ってくださいね。
山本