ファミスタの『ピノ』
『足が速い。ファミスタのピノみたい(笑)』
byイチロー(当時、西武だった片岡の印象を聞かれて)
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
ファミスタやったことあります?
おそらくこれを読んでる方は、小学生のときに、友達の家に集まってファミコンをやった世代ですよね?
よくやったのが、ファミスタという野球ゲームです。
ファミスタに出てくるチームで、ナムコスターズっていう架空のチームがあって、
その中の選手である『ピノ』がスゴかったんです。
なんせ、打ってから一塁到達がメチャクチャ早くて、バントしたら、ほぼ出塁できます(笑)
しかも、盗塁も楽勝なんです(笑)
一塁から盗塁したら、キャッチャーが二塁に送球する間に、三塁まで進めるほどの走力。
2番バッターがスクイズして、はい一点というお決まりのパターンですね。
って感じで、この『ピノ』は、とにかく足が速いキャラクターでした。
30年くらい前にやったゲームですが、いまだに覚えている強烈なキャラクターですね。
※逆に言うと他のキャラクター名は覚えていない・・・
あなたも、こんな感じで、強烈に印象に残っているキャラクターとか、ありませんか?
なぜ、こんなにも印象が残るのかというと・・・
答えは簡単で、一芸に秀でているからです。
しかも、圧倒的にナンバー1で。
圧倒的ナンバー1にならないと、だれも覚えてくれない
僕らが企画する180日間の経営プログラムで、
- とにかくナンバー1になろう
というテーマで、いつもディスカッションをしています。
どう考えても、患者さんからすると、ナンバー1のお店に行きたいわけです。
あえて、妥協してナンバー2のお店に行きたい人なんて、ほとんどいない。
なので、お店側としては、意地でもナンバー1にならないとダメなんです。
そう『ピノ』のように。
どこでナンバー1を取るか?勝てる分野を見つけてナンバー1を名乗ろう
このナンバーワン戦略ですが、少し経営を勉強した方なら「知ってる」と思います。
ようは、地域ナンバー1になれれば、有利にビジネスが進められるよ、という戦略ですね。
「ああ、それね。知ってるよ。でもナンバー1なんて、なかなか取れないのが問題じゃん」
という感じで、あまり重要視してない方も多いと思います。
要は、ナンバー1を取りに行くことを、はなから諦めている。
しかし、ナンバー1は意外と簡単に取れるんです。
どんなに小さくても良いので
- この範囲なら自分たちが一番になれる
という分野に設定したら良いのです。
たとえば、圧倒的に強い治療院が近くにいたとしても、
「産後骨盤矯正の患者数なら第一位だ」
「自律神経失調症の患者さんの声なら一番多い」
「うちは接客サービスなら一番すごい」
と言えるかもしれません。
要は、勝っている分野を見つけて、その情報を前面に打ち出すわけです。
あのソフトバンクでさえ、この戦法を使い、iPhoneの日本独占販売権を獲得した
ちなみに、アップルのiPhoneが日本で販売されたときに、ソフトバンクが独占販売権を持っていました。
その際も、このナンバー1戦略を駆使したそうです。
当時、携帯電話の販売実績ナンバー1は、NTTドコモでした。
しかし、ソフトバンクの孫さんは、販売実績で勝負しなかったわけです。
孫さんは、
「ソフトバンクは、日本の携帯電話の純増数でナンバー1だ!」
とプレゼンで強調したんです。
ビジネスの規模や、実績だけでは小規模事業者は大手に勝てません。
だからこそ、自分たちが勝てる分野に設定して、そこでナンバー1と強調することが重要なわけです。
そうすると、絶対に「ナンバー1」と言えるようになるわけですね。
ぜひ、あなたの地域での『ピノ』になってください。
山本