橋下徹さんの講演会に参加して感じたこと

2017年12月19日

おはようございます。

YMC株式会社のヨリミツです。

先日、橋下徹さんの講演会に行きました。

公演を聞いて感じたことをシェアさせていただきたいと思います。

今回のテーマは地域経済の活性化というテーマでした。

テーマの内容は、「地域経済の活性化には行政の権限を民間へ開放することが必要」ということだったのですが、これだけではよく聞く経済活性化論になりますのでヨリミツ的視点にて書かせていただきたいと思います。

まず感じたのは、橋下さんは、時代を生き抜くキャリアを形成しているなと感じました。

以前、日本人の平均寿命は65歳程度で「人生に1つのキャリアのピークを持っていく」という人生観が正解とされていました。

しかし、現在では男性においては80.98歳、女性においては87.14歳と、以前より20年近く寿命自体が伸びて来ています。

この中では以前の様な1つの職業キャリアでのピークでは、後半の人生が健やかに過ごせないと懸念されています。

(平均寿命は男女共に世界2位)

この理由は時代の変化が早く、1つ目の専門分野が20年後に通用しなくなり、稼ぐ力がなくなる可能性が高いから、という理由です。

3つの分野で専門特化すると100万人に1人の逸材になれる

『10年後、君に仕事はあるのか?』(藤原和博著)

の中で、今の時代は3つの専門分野を掛け合わせることで希少性がうまれ、稼ぐ力が強くなると述べられています。

つまり、100人に1人の専門性×3=1,000,000/1人

という風に、自分の希少性を上げていこうというコンセプトです。

私もこれには同意するのですが、一般的には3つの専門分野を身につけるにはそれなりの時間と労力が必要です。

なかなか3つの専門分野の専門家になるのは難しいのが現実です。

しかし、この橋下さんの講演会で話を聞いて「彼は実現している」と感じました。

彼の元々の本業は弁護士です。

そして自分で法律事務所を経営しています。

その後に大阪府知事、大阪市長と政治家としてのキャリアを積んでいます。

つまり

  1. 弁護士業での法律的知識、実践。
  2. 法律事務所を運営することによる経営の知識、実践。
  3. 行政職での知識、実践。

と、このように3つの専門分野を人生の中で形成しています。

まだ40代半ばくらいなので彼は本当に実力者なのだなと感じました。

まあ、あまりにも能力が高すぎて発言や行動が尖りすぎているというのはありますが・・・。

しかし、尖り過ぎていても実際にこの3つのキャリア形成で、おそらく彼は今後も稼ぐ力をほとんど失わず人生を過ごすのではないかと感じました。

またさらに今後も専門的な能力を身につけて行くのではないかとも感じます。

余談になるのですが、彼が政治家だった際に、アドバイスを少しの期間提供していた、大前研一先生曰く

「早朝から巻物の様なメールを送って来て、さらに誤字脱字がほとんどない。そして資料なども詳細まで読み込んでいることが伺える内容を送ってくる」

という、ちょっと考えられない能力の方だと聞きました。

このように突出した人には私も含め多くの方がなることは難しいですが、3つの専門分野を身に着け生涯にわたって、稼ぐ力を失わなくするということはできると思います。

なので日々新しいことを学び、成長していくことが必要なのだなと感じた公演でした。

それでは今日はこのへんで。

ヨリミツ