チラシのキャンペーンに期限をつけるなら短​いほうが集客効果が高い

2017年10月10日

こんばんわ。

YMC株式会社の山本です。

  • 人はギリギリにならないと行動しない

というお話をします。

先日、僕らの経営する岡山の「ヨリミツ治療塾」では、月間で自費診療の売上が1,000万円を超えました。

カラクリは簡単で、期間限定のキャンペーンを企画したからです。

キャンペーンの期間自体は約2ヶ月くらいあったんですが、駆け込み需要が月末に集中し、月末にガツーンと売れました。

要は、ギリギリにならなければ人は行動しないのです。

お得なクーポンの有効期限は短くしたほうが使われる

チラシを作る場合、なんらかのオファーを出すと思います。

たとえば、

「◯月◯日までに、このチラシをご持参の方に限り、◯◯円オフ!」

とかですね。

この有効期限は、長いほうが良いでしょうか?

それとも短くしたほうが良いでしょうか?

結論を言うと、お客さんの手元に届いてから2~3週間ほどが適当でしょうね。

以下のような実験をやった人がいます。

とある行動経済学者の「商品券の期限」による使用率の実験

書籍『影響力の武器 戦略編』によると、面白い実験をした人がいました。

地元で美味しいと評判のカフェで、コーヒーとケーキに交換できる商品券を、被験者にみせました。

一つは、有効期限3週間のもの。

もう一つは、有効期限2ヶ月のもの。

当然のことながら、有効期間が長いもののほうが「いいね」と評価されました。

さらに、興味深いことに、商品券を使うかどうかの予想にも影響を与えました。

有効期間が2ヶ月ある商品券を「いいね」と評価した被験者の70%近くが「利用すると思う」と答えた一方、有効期間3週間のものを高く評価した参加者で「利用すると思う」と答えた人は50%程度にとどまったのです。

明らかにお客さんは、より長い有効期間で、かつ、より高い自由を好ましく思うようです。

しかし・・・

この商品券を「実際に使ったかどうか」を確かめると驚くべき結果が出ました。

参加者の予想とは裏腹に、カフェまで足を運び商品券を利用した人の数は、有効期間が短いものを渡されたグループのほうが、5倍も多かったのです。

チラシのキャンペーンに期限をつけるなら短いほうが集客効果が高い

以上の実験やこれまでの経験より、キャンペーンをする場合、

  • 期限ギリギリにならないと人は動かない

ということがわかります。

あと、患者さんは「言うことと行動が一致しない」です。

期限が長い方が良いと言うけど、実際は期限が短いほうが行動するのです。

なので、チラシでキャンペーンをする場合、

有効期限は、患者さんの手元に届いて2~3週間程度が良い

ってことですね。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

山本