今後の未来を正確に予測するには「多くの知​識」を手に入れておかねばならない

2017年8月28日

早朝の自宅より

こんにちは。

YMC株式会社のヨリミツです。

先日お休みを頂いて両親のいる高知に帰宅しました。

私の両親は共にまだ働いているので普段は忙しくしています。

そこで帰った際に親孝行をしようと言うことで、家の外装を高圧洗浄機で掃除することにしました。

外壁についたコケなんかを落としていくわけです。

暑い時期の作業なので開始は早朝から。

虫にも刺されない様に長袖、長ズボンに手袋という装備で挑みました。

普段筋トレをしている際はオーディオブックを聞きながらなのですが、いつもとパターンが違うのでオーディオブックはなしで臨みました。

本当に純粋な単純肉体労働・・・

3時間ほど作業を続けているとあることがよぎりました。

「もしこれが自分の本業だったら自分の未来はないな・・・」

その理由は

  • 本業なら作業をしながらオーディオブックを聴くのは恐らくマナー違反でできない
  • 作業があまりにも単調なので、工夫をして何かを見極めるなどにも限界がある
  • 知の積み重ねができないので世情がわからず未来予測が難しくなり、適切な意思決定材料が得れない
  • 経営者という職業は基本的に知識労働者であるという前提

ってことが考えられるからです。

今後の未来を正確に予測するには「多くの知識」を手に入れておかねばならない

このメルマガを読んでくださっている先生方は、ほとんどが自分で治療院を経営されている方だと思います。

いま自分は経営者として、経営に専念していますが以前は現場で施術を担当していました。

その経験では、現場で施術対応中は経営の勉強などできないので朝早く起きて経営に関する本を読んでいました。

早朝なのでいつもコンスタントにいくわけがなく、体が疲れていて眠くて本をよむことに集中できずに、学習時間が確保できなかったりしました。

自分の感覚としては、

「全然まえにすすめてない・・・」

今回の単純肉体労働はそのときを少し思い出しました。

改めて経営者という職業は知の積み重ねが重要だと感じたんです。

日本は高齢化率27.3%(65歳以上人口割合)世界でも経験がない状態の超高齢化社会を迎えています。

高齢化の状況(厚生労働省)を参照

そして、厚生労働省は来年度の社会保障費予算の概算を発表しましたが、また昨年を上回り31兆4298億円となりました。

ここまで社会保障費が増えてしまっては現役世代では間違いなく支払えません。

なにせ日本の人口は大幅に減ってきていますので。

そして追い打ちをかけて効いてくる少子化

出生数・出生率の推移(厚生労働省)を参照

私達の業界関連のだけを見てもこれだけの問題があり、次の時代を生き抜くには大きなパワーが必要になることは間違いないでしょう。

私が考えるにここ10年でかなりの物事が変化し、それが実際に私たちに影響をおよぼすようになると思います。

いま変化が起きていないわけではないのですが、今は私たちに対して影響が少なく、感じ取ることが難しいという段階です。

いずれ大きく影響する時期が間違いなくおとずれます。

しかし、この影響が少ない段階がチャンスなのです。

次に起こることに対して準備をすることができる期間になるからです。

経営で有名なピーター・ドラッカーは「未来を正確に予測することができる」と周りから言われていました。

しかしそこに大きく積み重ねられた「知識」がありました。

かれは習慣として2~3年に一つの物事を徹底的に学び直したそうです。

その習慣を30年以上続けたそうです。

なので彼の専門は経営、心理学、社会学、哲学・・・・多岐にわたります。

この知の積み重ねが“未来を予測正確に予測できる”と考えられるようになったゆえんです。

このように経営に携わるひとには激動の時代を生き抜くために知識が必要な訳です。

先生も激動の波で溺れないように対策を日々していってください。

それでは今日はこのへんで。

ヨリミツ