掲載率はたったの4%!雑誌『ザ・ニューヨーカー』にボツにされ続けた漫画家の話
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
「やったけど効果が出ないので辞めたんですよ」
とスグにあきらめる人がいます。
いっちゃ悪いですが、こういうタイプの人は、いつまで経っても売上があがりません。
もちろん、行動しているわけなので、評価はできますが、その後の改善アクション数が少なすぎます。
いま読み込んでいる『GRIT』という本の中に、こんな話があります。
掲載率はたったの4%!雑誌『ザ・ニューヨーカー』にボツにされ続けた漫画家の話
野球界の名門チームがニューヨーク・ヤンキースなら、漫画家にとっての最高の舞台と言われるのが
『ザ・ニューヨーカー』
でした。
この雑誌に自分の漫画が採用されることが、漫画家にとっての一流のあかしになるそうです。
それを目指すマンコフと言われる漫画家は、『ザ・ニューヨーカー』編集部に自分の漫画を売り込みに行きました。
当然のことながら、不採用の嵐・・・。
だって、契約漫画家から毎週約500本の漫画が送られてくるが、各号の掲載枠はわずか平均約17本しかないんですもの。
不採用率は、実に96%以上。
持ち込みを2年も続けるうちに『ザ・ニューヨーカー』にボツにされた作品で、マンコフの部屋の壁が埋め尽くされるくらいになりました。
そこで、マンコフは、考えました。
「ただ何度も挑戦するだけではダメだ。アプローチ方法を変えてみよう…!」
彼は、ニューヨーク図書館に行って『ザ・ニューヨーカー』に掲載された漫画を、1925年の創刊号から1つ残らず調べてみたんです。
見ていくと、ある発見がありました。
掲載されている漫画に共通点があったのです。
- 読者に「考えさせる」ということ
- どの漫画家も独特の個性あるスタイルを持っていること
「なるほど、そういうことか…!」
マンコフは、これまでに掲載された漫画を1つ残らず調べていくうちに、確かな手応えを感じたわけです。
2000回の不採用通知にめげずに挑戦を続けた
それからというもの、マンコフは、いろいろなスタイルで漫画を書きました。
そして、とうとうドットスタイルにたどり着いたんです。
ドットスタイルとは、「点描」と呼ばれる技法ですね。
1974年から1977年まで、『ザ・ニューヨーカー』に作品を持ち込んではボツにされることおよそ2000回。
ついに、『ザ・ニューヨーカー』に掲載されることになるわけですね。
翌年には13の作品が買い取られ、その次の年には25、さらに次の年には27と数を伸ばしていきました。
最終的に571本のマンコフの漫画が『ザ・ニューヨーカー』に掲載され、ついには『ザ・ニューヨーカー』の編集者になり若手を指導する立場にもなりました。
マンコフは言います。
「漫画も人生もそうだけど、9割がたはうまく行かないからね」
めげずにコツコツと修正を繰り返す「覚悟」がないと成長はありえない
これ、すべてに通じる話です。
治療院のホームページも同じです。
「ホームページで集客できる」
と聞いて作ってみたは良いけども、あまり反響がなかったとします。
それですぐに
「うちの地域ではホームページ集客は通用しない」
「ホームページ集客なんて効果がない」
と、あきらめる人がいます。
でも、本当に成果を出す人は、しつこく「改善」し続けます。
うちのクライアントさんで、3年ほどおつきあいがある治療院の先生がいますが、
HPのヘッド画像を
- 64パターン
変更していました。
※さっき数えてみました(笑)
この3年間、そのクライアントさんと一緒に、あれこれと仮説をたてながら、検証・改善を繰り返していったわけです。
- 画像のこの部分が悪いんじゃないか?
- このキャッチコピーより、こっちの方が良いんじゃないか?
- もう少しわかりやすく変えたほうが良いんじゃないか?
まさしく試行錯誤の連続です。
その間、成果が出ない時期も、もちろんありました。
でも、そのクライアントさんは、文句も言わず、ずぅぅぅっと、あきらめずに、改善をし続けました。
今では、「ある特定の症状の患者さんを獲得するための必勝パターン」ができつつあります。
本当に素晴らしいです。
あなたは、どうでしょうか?
「うちの地域ではホームページ集客は通用しない」
「ホームページ集客なんて効果がない」
と、すぐにあきらめてないでしょうか?
やり方を変えながら、じわじわコツコツと改善し続けてますか?
山本