「種」をまかねば「収穫」できないし、「収穫」まで「時差」がある
おはようございます。
YMC株式会社の山本です。
治療院のビジネスって「農業」に近いです。
- 甘い果実(売上)を収穫したい
と思ったとします。
何をしますか?
- 土地探し
- 開墾
- 種まき
- 水やり・肥料やり
- 草取り・虫取り
- 間引き
- 収穫
というステップがありますよね。
治療院ビジネスに置き換えると?
- 土地探し→テナント探し
- 開墾→店作り・商品作り
- 種まき→客集め
- 水やり・肥料やり→接客サービス
- 草取り・虫取り→ライバル対策
- 間引き→対象じゃない顧客を切る
- 収穫→セールス
って感じでしょうか?
だいたい、同じでしょ。
治療院の集客でうまくいかない人は、
- 土地探し→テナント探し
- 開墾→店作り・商品作り
まではやってるんだけど、肝心の
- 種まき→客集め
をしてなかったりします。
それでいて、種まいてないのに「収穫できん」とほざいているケース。
そら収穫できんやろって話です。
患者さんを集める努力をせずに、待ってるだけやもん。
あと、他にもよくあるのが、
種まいて、すぐに収穫しようとするケース。
まだ実ってへんやん!って話です。
患者さんが準備できてないのに、いきなり施術を売り込んだり、いきなりリピートを促したりするワケですね。
育ててないし実ってないから、収穫できないわけです。
「農業」で考えると当たり前なんですが、「ビジネス」になると急におかしくなる。
不思議ですねぇ。
大事なポイントは、
- 種をまかねば収穫できないし、収穫まで時差があること
- 世話をしないと育たないこと
- 必ずしも収穫できるとは限らないこと(気候・害虫の影響)
ですよね。
気候は「市場環境」と言い換えることができるし、害虫は「商売がたき」とも言い換えることができます。
種をまかねば収穫できないし、収穫するには時差があること
当たり前ですが、ビジネスでやる施策っていうのは、即効性がないことが多いです。
準備に時間が掛かるし、やってもタイムラグがある。
実際に売り上げとして跳ね返ってくるのは、数ヶ月後だったり、数年後だったりします。
しかも、当たり前ですが「種」もタダじゃないわけです。
どこかで買わないとだめだし、撒くにも人手がいる。
つまり、これが投資。
ビジネスで言うところの「広告投資」にあたります。
この種まきを「やりたくない」って人がいます。
これ、勝手に何かの種が、自分の畑に落ちてくるのを待っているようなものです。
まあ、風で吹かれて飛んできたり、動物のカラダに引っ付いてたやつが落ちたりすることもあるでしょう。
でも、それを待つって、効率悪すぎんか(笑)
「農業」をやる気あんのか?って話ですよね。
種まきは、投資だし、それやらんと収穫できんよってことです。
これ当たり前です。
そして、もひとつ大事なのが、
- 種をまいても、すぐに収穫できない
ってことです。
当たり前だのクラッカー的な話ですが、わかってない人が多いのも事実。
世話をしないと「果実」は育たないこと
しかも、ただ種をまいて、待っているだけでは育ちません。
水をやったり、肥料をやったり、世話をしないと、すくすく育たない。
ここで言う「世話」っていうのは、患者さんへのコミュニケーションです。
ハガキやDMを出してみたり、電話してみたり、サービス券を配ってみたり。
常に何かしら世話をしてあげないと、枯れてしまいます。
必ずしも収穫できるとは限らないこと(気候・害虫の影響)
あとこれも「農業」で考えればわかりますが、植えた種は「100%」育つのか?
→んなわけない。
プロ中のプロがやったとしても、不作ってあります。
なぜなら種には固体差があるし、その年の気候が悪かったりするから。
虫が来たり、収穫前日に台風がきたりもします。
これは当たり前です。
ただ、不作の確率を下げる努力はできます。
品種改良をしたり、気候や害虫の影響を受けにくくするため、ビニールハウスで育てたり。
治療院ビジネスで言えば、品種改良は、顧客のターゲット属性を変えることですね。
ビニールハウスは外的な影響を減らすことなので、「会員制の囲い込み」に近いと言えるでしょう。
まとめ
- 種をまかねば収穫できないし、収穫まで時差があること
- 世話をしないと育たないこと
- 必ずしも収穫できるとは限らないこと(気候・害虫の影響)
種まいてないし、世話してないのに
「収穫できん」
とほざかないようにしてくださいね。
でも、今日のことを知っておくと、腐らずにコツコツとできるようになります。
今日も1日頑張って行きましょう。
山本