豊臣秀吉に学ぶ、治療院スタッフのヤル気を​引き出す方法

2016年11月16日

こんばんわ。

YMC株式会社の山本です。

  • スタッフさんのヤル気を引き出す方法

があります。

これの参考事例として・・・

たくさんのスタッフを抱えている治療院経営者さんには、絶対に知っておいて欲しいエピソードがあるんです。

それは、

  • 豊臣秀吉の三日普請(みっかぶしん)

というお話です。

ミッション:たった三日で城壁を修復せよ!

あるとき、織田信長の清洲城の城壁が暴風雨のために崩れてしまいました。

おおよそ百間もの長さの城壁が、やられたわけですよ。

※百間…(約180メートル)

それで、修復をしてたのですが、いっこうに進まないので信長はイライラしてました。

大工、左官、土工、石工など、大勢のスタッフが城内にはいって工事をしているが20日近く経っても終わんねぇ、と。

ここで登場するのが木下藤吉郎です。

※木下藤吉郎は、のちの豊臣秀吉ですね

藤吉郎は、信長に向かって言いました。

「私に任せていただければ、たった3日のうちに百間の城壁の修復をやってみせまする!」

大役を任された木下藤吉郎は、この城壁の修復をたったの「3日」でやることになりました。

しかも、この当時、

  • 言ったことが守れないと切腹

という厳しい時代だったわけですよ。

さて、木下藤吉郎は、この命をかけた無理難題を、どのように、なしえたのでしょうか?

どのように指示を出したら3日で城壁の修復が図れたのか?

木下藤吉郎は、下記のような作戦で修復に当たりました。

  • 壊れた城壁100間を50分割した
  • 大工3名、左官2名、石工・雑務5名の計10名を1チームとした
  • 1チームの分担を2間にした
  • 4チームにひとり、棟梁をつけて指揮させた
  • 作業に入る前に酒を食事をふるまって、全員のモチベを高めた
  • 工事の目的を伝え、3日という期限の重要さを説いてまわった
  • 作業開始と休憩するときには太鼓などを鳴らしてリズムをつけた
  • 成績優秀なチームには賞金も出し、競争させた

翌日から、棟梁のかけ声で一斉に仕事を始めました。

藤吉郎は、朝一番に、石の上にたって、大声を張り上げて士気をたかめたそうです。

面白いのは休憩時間になったら、太鼓を鳴らして、「休め」と無理やり休ませたことですね。

学校でチャイムを鳴らして、休みと授業のメリハリをつける方法を、あの当時からやってたわけです。

夕方になると、酒と食事を用意しておいて、飲み放題にし、藤吉郎も酌をしてまわったとか。

そして、三日後には、みごと、城壁を完成させたわけです。

うーん。さすがです。

このエピソードは、『太閤記』に書かれてたものなので、実話かどうかは定かではないです。

しかし、

非常にうまいやり方であることは、間違いないです。

スタッフ間でチームを組ませてコンペさせるのは面白いかも

このエピソードから学べることは、たくさんあります。

一番おもしろいと思ったのは、

  • チームを分けるところ
  • 工事の各セクションを決めてスピードを競わせるところ

でしょうかね。

チーム戦となると、人間って燃えるんです(笑)

あきらかに、個人戦よりもパワーを発揮します。

僕は競泳をやってましたが、個人レースよりもリレーのときのほうが、あきらかにタイム早かったですしね。

人間は、自分のためには手を抜きますが、他人の足をひっぱるのは嫌なんでガンバルんです(笑)

「お前のせいで負けた」

とか言われるのが嫌なんで。

あと、勝ったときに喜びを分かち合えるところも、チームのメリットでしょうか。

整骨院のスタッフ内で、均等になるようにチームを組んで

  • リピート率
  • 自費売り上げ
  • エキテンの声を書いてもらう数

などを競わせるのも楽しいでしょうね。

上位チームには、何か賞品を与えて。

今回は、スタッフさんが多い治療院さんしか、参考にならなかったかもしれませんが、なんらかのヒントになればと思います。

山本