豊臣秀吉に学ぶ、治療院スタッフのヤル気を引き出す方法
こんばんわ。
YMC株式会社の山本です。
- スタッフさんのヤル気を引き出す方法
があります。
これの参考事例として・・・
たくさんのスタッフを抱えている治療院経営者さんには、絶対に知っておいて欲しいエピソードがあるんです。
それは、
- 豊臣秀吉の三日普請(みっかぶしん)
というお話です。
ミッション:たった三日で城壁を修復せよ!
あるとき、織田信長の清洲城の城壁が暴風雨のために崩れてしまいました。
おおよそ百間もの長さの城壁が、やられたわけですよ。
※百間…(約180メートル)
それで、修復をしてたのですが、いっこうに進まないので信長はイライラしてました。
大工、左官、土工、石工など、大勢のスタッフが城内にはいって工事をしているが20日近く経っても終わんねぇ、と。
ここで登場するのが木下藤吉郎です。
※木下藤吉郎は、のちの豊臣秀吉ですね
藤吉郎は、信長に向かって言いました。
「私に任せていただければ、たった3日のうちに百間の城壁の修復をやってみせまする!」
大役を任された木下藤吉郎は、この城壁の修復をたったの「3日」でやることになりました。
しかも、この当時、
- 言ったことが守れないと切腹
という厳しい時代だったわけですよ。
さて、木下藤吉郎は、この命をかけた無理難題を、どのように、なしえたのでしょうか?
どのように指示を出したら3日で城壁の修復が図れたのか?
木下藤吉郎は、下記のような作戦で修復に当たりました。
- 壊れた城壁100間を50分割した
- 大工3名、左官2名、石工・雑務5名の計10名を1チームとした
- 1チームの分担を2間にした
- 4チームにひとり、棟梁をつけて指揮させた
- 作業に入る前に酒を食事をふるまって、全員のモチベを高めた
- 工事の目的を伝え、3日という期限の重要さを説いてまわった
- 作業開始と休憩するときには太鼓などを鳴らしてリズムをつけた
- 成績優秀なチームには賞金も出し、競争させた
翌日から、棟梁のかけ声で一斉に仕事を始めました。
藤吉郎は、朝一番に、石の上にたって、大声を張り上げて士気をたかめたそうです。
面白いのは休憩時間になったら、太鼓を鳴らして、「休め」と無理やり休ませたことですね。
学校でチャイムを鳴らして、休みと授業のメリハリをつける方法を、あの当時からやってたわけです。
夕方になると、酒と食事を用意しておいて、飲み放題にし、藤吉郎も酌をしてまわったとか。
そして、三日後には、みごと、城壁を完成させたわけです。
うーん。さすがです。
このエピソードは、『太閤記』に書かれてたものなので、実話かどうかは定かではないです。
しかし、
非常にうまいやり方であることは、間違いないです。
スタッフ間でチームを組ませてコンペさせるのは面白いかも
このエピソードから学べることは、たくさんあります。
一番おもしろいと思ったのは、
- チームを分けるところ
- 工事の各セクションを決めてスピードを競わせるところ
でしょうかね。
チーム戦となると、人間って燃えるんです(笑)
あきらかに、個人戦よりもパワーを発揮します。
僕は競泳をやってましたが、個人レースよりもリレーのときのほうが、あきらかにタイム早かったですしね。
人間は、自分のためには手を抜きますが、他人の足をひっぱるのは嫌なんでガンバルんです(笑)
「お前のせいで負けた」
とか言われるのが嫌なんで。
あと、勝ったときに喜びを分かち合えるところも、チームのメリットでしょうか。
整骨院のスタッフ内で、均等になるようにチームを組んで
- リピート率
- 自費売り上げ
- エキテンの声を書いてもらう数
などを競わせるのも楽しいでしょうね。
上位チームには、何か賞品を与えて。
今回は、スタッフさんが多い治療院さんしか、参考にならなかったかもしれませんが、なんらかのヒントになればと思います。
山本