幽霊を見たことある?
おはようございます。
YMC株式会社の山本です。
高校時代。
汗がにじみ出るような夏の日の午後。
僕らはラグビー部の合宿で、県外に泊りがけで出かけていました。
キッツい練習が終わったあと、宿舎の布団の上でゴロリと横たわり、みんなで他愛もない話をしていました。
すると、お決まりのように、夏といえば怪談なわけです・・・。
幽霊を見た!
「前に、家族で飯を食ってたときに、ふとベランダを見ると銃を持った日本兵みたいな人が立ってた」
なんて話をするヤツがいました。
「うおー!!!」
って鳥肌を立てながら、みんなで怪談をしてたわけです。
日本人って、
「なんとなく霊的な存在」
を身近に感じています。
最近、実家に帰ったんですが、うちの母親が、
「昨日の夜中におばあちゃんが廊下を歩いていた」
っていうわけです。
・・・ちなみに、僕のおばあちゃんは数年前に亡くなっています。
表面的には、霊的なものを信じていなくても、
「ひょっとしているのか・・・?」
などと考えている人は、少なくないはずです。
まあ、僕は幽霊を見たことがないし、本当にいるかどうかは知りません。
でも、言えることは、
「幽霊を見た」
という体験って意味はないと思っています。
- 幽霊見たことで得られる感情
のほうに意味があるのです。
実際のところ、幽霊は物理的な危害を加えて来ませんよね?
いきなり、幽霊にビンタを食らったなんてあまり聞きません。
だから、幽霊自体は問題ではない。
ただ、幽霊を見たことで、なんらかのココロの動きや意味付けが行われるわけです。
「もしかして呪われてんの?」
とか。
「おばあちゃんに守られてる」
などと感じることで、初めて幽霊を見たことに意味がつけられるわけです。
世界の宗教は「幽霊」への「対処法」を持っている
これ、宗教を勉強したら分かるんですが、各宗教によって、不思議な現象に対する対処法があるんです。
たとえば、イスラム教だと、そういう不思議な現象は
「ジン(精霊)のいたずらじゃね?」
と片づけます。
キリスト教は、
「サタン(悪魔)が何か惑わそうとしている。だから気をつけろ」
と対処するわけですね。
ちなみに、仏教は霊魂の存在はないものとして考えます。
だから、幽霊という存在はいないと教えられています。
「幽霊?まあこの世の中ですから科学で解明できないこともあるかもしれませんね」
と言う感じで基本的には終わりです。
釈迦も、
「そんなこと気にする暇があったら修行をせい。修行が一番やで」
と説いているわけです。
つまり・・・
- 幽霊を見た
という現象に対して、それに対処するマニュアルが明確に用意されているんですね。
だから、彼ら宗教者は、幽霊自体に対して恐れを持っていません。
逆に、僕らのような無宗教者は、
「あなたの背後に幽霊がいます」
と言われるとメチャクチャ怖いわけです(笑)
不思議な現象に対する、テレビやインターネットで見た中途半端な知識を元に、
「これ、いわゆる憑依ってやつじゃね?呪われてんじゃね?」
とか勝手に意味づけるので、
- 怖い
んですよね。
つまり、得体が知れないから、底知れぬ恐怖が湧いてくるんです。
この恐怖って、あなたのお客さんが持っている恐怖と一緒なんです。
- 得体が知れないから怖い
ってことなんです。
初めての整骨院は「お化け屋敷」と一緒
初めて行く店って怖いんです。
「もし、このお店に入って、値札が全部“時価”って書いてたらどうしよう・・・」
って思うわけですよね?
もちろん、値段だけが恐怖なのではありません。
「どんな店主だろう?もし、ストロング金剛みたいな人が出てきたら怖いな・・・」
とか、思うかもしれないわけです。
だから、得体のしれないモノをすべて説明をしてあげると、スゴくお客さんは安心をします。
だから、あなたのお店のブログやホームページにスタッフの顔を載せてなかったら、すぐに掲載しましょうね。
画像はもちろんのこと、動画があれば最高ですね。
それだけでも、ずいぶんと安心するものです。
山本