【動画】圧倒的に不利な状況から、逆転する方法
こんにちは。
YMC株式会社の山本です。
●圧倒的に不利な状況から、逆転する方法
をお話します。
本日のブログも動画で視聴ができます。
『近所にムッチャ強い整骨院があって、なかなか勝つのは難しいんですよね』
という状況の整骨院経営者は、なんらかの参考になるかもしれません。
その方法とは、
- 「必ず勝てる」と勝利を信じること
- 状況を分析し、勝てる分野で勝負すること
です。
今から書くお話は、
●番狂わせの勝利
における最古の事例です。
戦闘マシーン・ゴリアトと対決するのは誰だ?
紀元前1024年ごろ。
イスラエル軍と、ペリシテ軍は、エラの谷をへだてて40日のあいだ牽制しあってました。
この戦いで、
イスラエル軍が負ければ、ペリシテ人に征服され、
ペリシテ軍が負ければ、イスラエル人に服属することになる。
だから、お互いに
●負けられない戦い
の状態でした。
しびれを切らしていたペリシテ人の戦士ゴリアトは、
毎日イスラエル軍に向かってこう叫びました。
「おい!オレ様と一騎打ちして決着をつけるものはいないか!」
この戦士ゴリアトという男は、戦闘マシーンと言われるほどの大男。
この戦いを記した文献の旧約聖書・サムエル記によると、
- 身長2メートル~3メートル
- 青銅製のカブトと鎧とすねあてを装備
- 青銅製の長槍を背中に背負っている
っていうツワモノだったそうです。
毎日その姿で、両軍をへだてているエラの谷におりては、イスラエル軍に向かって叫びました。
「おいイスラエル軍!相手を1人出せ!このオレ様と一騎打ちの勝負だ!」
イスラエルの全軍は、“恐怖におののいた”と書かれています。
「おいおい、あんな巨漢の戦闘マシーンと一騎打ちして勝てるやつなんていねーよ…」
しかし、
この状況を一変させたのは、イスラエルの羊飼いの美少年・ダビデでした。
勝利を信じて疑わなかったダビデ
このダビデという少年は、イスラエル軍に所属していた軍人ではありませんでした。
単なる羊飼いの美少年だったんですね。
今で言うと、草食系フワフワ男子でしょうか。
そのときダビデは、イスラエル軍に所属してたお兄さんたちの様子をエラの谷に見に来ていただけでした。
そこで、ダビデは、
「あの巨漢のゴリアトを討ち取ることができたら王様が褒美をくれるそうだぞ」
というウワサを聞くのです。
褒美に心を動かされたのか、単なる若気の至りだったのか、ダビデは王様のもとに向かいました。
「王様、私に、あの巨漢の戦闘マシーンであるゴリアトと戦わせて下さい」
おいおい、お前ごときタダの羊飼いがあの大男に勝てるわけないじゃないか、と誰もが思いました。
しかし、ダビデ本人は、
●自分の勝利を信じて疑わなかった
のです。
当時の文献であるサムエル記によると、こんなことが書いてあります。
ダビデは羊飼いだったので、羊の群れに獅子や熊が襲いかかってきたら、戦って追い払う必要がありました。
それを踏まえて、王様にこう言ったんです。
「獅子の手、熊の手から
わたしを守ってくださった主は
あのペリシテ人の手からも、
わたしを守ってくださるに違いありません」by『サムエル記上17・37』より
ようは、彼の勇気は深い信仰心から来ているものなんですよね。
神を信じていた。
つまり、
●自分の勝利を信じて疑わなかった
ってことなんですね。
ダビデは重いカブトも鎧も、すべて脱いで大男と戦った
王様から戦いを認められたダビデは、すぐさま装備品を与えられました。
イスラエル軍にあった最高級のカブトと鎧。
しかし、ダビデはそれを着ませんでした。
なぜならば、
●重い装備をつけることで自分のウリである俊敏性が消える
と思ったからです。
自分に持っていて、ゴリアトにないもので勝負をしなければ勝てないと判断したわけです。
ダビデは、
- 投石器・・・1個
- 丸い石・・・5個
という軽装備で、運命の対決へとおもむきました。
ゴリアトの前に立ったダビデは、挑発をしました。
「おい、でくのぼう!お前を倒して、クビをはねてやる!」
殺人マシーンであるゴリアトは、相手が「赤いほっぺの美少年」だと知り、油断をしました。
「ふははは!お前ごときヒョロヒョロのチビが、オレ様に勝てると思っているのか!」
そう言って、ゴリアトが向かってくると…
ダビデは、すばやく投石器に石をいれて狙いすまして打ち放ちました。
接近戦では絶対に勝てないと分かっていたので、遠距離からの攻撃をしかけたのです。
石は、ゴリアトの額にみごと命中。
そしてダビデは、ぶっ倒れたゴリアトの剣を抜き、宣言どおりクビをはねました。
わずかな武器しか持たなかったガリガリの少年は、確かな状況判断と、強いメンタリティで大逆転勝利をあげたのです。
自分が勝てる分野で戦う
いかがでしょうか?
ダビデは、ゴリアトに勝利したわけですが、2つの要因がありました。
- 「必ず勝てる」と勝利を信じたこと
- 状況を分析し、勝てる分野で勝負したこと
ですね。
もちろん、われわれのような治療院でもこの事例に習うことができます。
大手整骨院が近くにあるなら、彼らが「できない部分」で勝負をする。
それは、施術内容でも良いし、その他のサービスでも良いです。
たとえば、
大手の整骨院はコンプライアンスを重視するので、労働基準法にのっとってスタッフを使います。
だから、営業時間が短い店舗が多いです。
だとすると、つけ入るスキはありますよね。
小さいお店ほど柔軟な対応が可能なので夜遅くまで、あけておくこともできる。
※もちろんお店の方針しだいですが
他にも、
新しい施術サービスも、すぐに取り入れることができるし、新商品もすぐにスタートできる。
大手整骨院では、スタッフが多くて小回りが効きません。
そんな簡単に、新サービスを導入できない。
組織が大きくなればなるほど、変化するスピードが遅くなるわけですね。
ダビデのように力の弱いものでも、頭脳と俊敏性があれば、ゴリアトのような巨人に勝てるのです。
あなたは、どう思いますか?
山本