治療院の組織が変わらない理由は、たくさん​の改善を一気にしようとするから

2015年11月11日

こんにちは。

YMC株式会社のヨリミツです。

最近ちょっと寒くなってきて、服装も変わる季節になってきましたね。

どんな服装に変えているでしょうか?

私はファッションには興味があるのですがあまり高い金額をかけたくない派です。

ブランド物というより自分が気に入ったデザインの服や、バッグを買っています。

しかも、こういうのって、その時の生活の状況によって服装が変わったりしますよね。

最近はアクティブ目な服装が好きです。

フォーマルだけど動きやすい服装という感じでしょうか。

季節も冬に近づいてきました。

スタッドレスタイヤでも買って雪山に行って、スノボをして温泉入って帰ってくるなんていうのをしたい気分です。

でも実際は大学院と仕事の兼ね合いで忙し過ぎてスノボとか無理そうなんですけどね(涙

来年こそはスノボも楽しむぞ。

車は4WDなのに町中しか走ってないのはなんか悲しい気分です・・・

さて話を戻して。

今日は組織の改革についてちょっと書いてみようと思います。

治療院の組織が変わらない理由は、たくさんの改善を一気にしようとするから

私の運営している治療院でも常に最適化が必要です。

あれこれと、時代遅れになった部分がありますからね。

一応、健康保険を扱っているので、情勢に合わせて健康保険の施術時間を短くしたりとかそんな感じの改革です。

いま現在は、美容鍼のメニューについて変更をしようとしているのですがこの時に気がついたことがありました。

こういう自分の治療院の問題点を発見しようとしている瞬間って色んな問題が見えますよね。

  • おっ、このメニューもうやってない・・・。
  • このメニュー安く値段をつけすぎた・・・。
  • このオペレーション改善したい・・・。
  • この値付け矛盾がある・・・。(苦笑


なんてやつです。

こんなことは、よくあることなんです。

私もこういう矛盾がないように、一生懸命に考えた末、まだ矛盾がとれていなかったことなんてたくさんありました。

でも、安心してください。

今から改善していけば良いのです。

ようは、どの様に改善するか?

ということです。

問題点を発見しようとおもうと自分でも割りと発見可能です。

しかし、改善しようと思うとなかなか改善できないものです。

これはなぜか?

それは、

  • たくさんの改善を、一度にやろうとしているから

ということが問題点としてあります。

組織の問題というのは意外と難しく、簡単なことでもなかなか改善しないという特徴があります。

この組織体というものに、さらに複数の新たな事柄をぶっ込んでもダメ。

  • 結局、なにも改善しない

なんて、良くあります。

では、どのように改善を進めていけばよいか?

治療院を改善させる3ステップ

1,まずはどの様に改善していくか具体的な設計図を書く

設計図がないと自分すら

「ところで今、何をしてたっけ??」

ってなります。

ちなみに私もしょっちゅうなってます。

そうならないように、設計図は大事です。

2,一回の改善では、ひとつのことしかしない

複数の改善を一気にするのは、無理だと諦めてください。

何事も集中して取り組むことによって初めて成果が出ます。

3,改善が終わったら次の改善に取りかかるため「1」に戻る

これが改善のプロセスです。

改善するということは、

「今までと違うことをする」

ということです。

ハッキリいってかなり難易度の高いことをしているのです。

これを自分に置き換えてみてください。

改善するということは習慣を変えるということです。

例えば・・・

  1. 明日から、毎日30分の水泳をしてください
  2. 明日から、毎日30分の英会話レッスンをしてください

これらの新しい習慣を、一気にスタートできますか?(笑)

多分、一気には、ムリですよね?

私も無理だと思います。

気がついたときには、挫折しているはずです。

とにかく一つづつ、ゆっくりと取り組んでいってください。

組織が小さいうちは改善もしやすい

ちなみに大企業になればなるほど、改善はさらに難しくなります。

たとえば大手小売業のイトーヨーカドーを例にあげましょうか。

セブン&アイグループ自体は過去最高収益をあげていますがイトーヨーカドーは利益率1%未満とハッキリいってヤバイです。

これの原因としては、このようなことがいえます。

『業績悪化のGMS、癌は社内に潜む?セブン鈴木会長、J.フロント奥田相談役が戦った「敵」の正体』

およそ20年に渡って市場が縮小し続けているにもかかわらず、変わりきれないのは甘い過去の成功体験と、そこから目覚めない社員にあるというのが鈴木会長の分析だ。

もちろん、GMSが悪化した後でイトーヨーカ堂に入社した社員も少なくはないだろう。

だがそれでも、ピーク時の成功体験によって培われた社風の中で育てば、それが「悪しきDNA」となって社内にはびこることになる。

「例えば関西の人が東京に来て、すぐに東京弁に変えろと言われたってね。できる人もいますよ。だけど全然変わらない人もいるでしょう」。

高度経済成長期には何でも売れたわけです。

この経験が“まだ大丈夫だろう”という思考を連れてくる。

そういった、時代遅れの甘いことを思っている内に現在のギリギリのところまで追い込まれる結果になったわけです。

大企業となると改善というのはこの様に簡単に行かなくなります。

でも治療院は大企業と比べるとマシですから(笑

頑張って改善してきましょう。

ヨリミツ