コミュニケーションスキルを高めて実費リピート率を80%以上にする方法

2014年1月12日

治療院二階の事務所より

「すいません。この革紐ってサイズあるんですか?」

「あちらのコーナーにありますので見てください」

「・・・・」(分からないから聞いているのに??)

「これってサイズ書いてないですけど何ミリなんですか?」

「2ミリです。」

「他の革紐はサイズ書いてあるんですか?」

「多分書いてあるのであちらを確認してください」

こんにちは、YMC株式会社依光です。

先日、革紐を買いに行ったときのデキゴトです。

革紐なんて、なかなか買わないのでどれを選んでいいか、全然わかりませんでした。

そんななか、店員さんに商品の内容を聞いてみようと思ったら

「あちらにある商品です」

以上!!(笑)

おいおい!あんたはそこに立っているだけなら、人じゃなくて自動販売機にしたほうがマシなんだけど!

って言いたかったですね(笑)

実際は言わなかったですけど、心の中ではこんな感じで叫んでました。

こういうのは治療院でも同じですね。

治療院の先生は、治療に関するプロで慣れていて、全てを知っています。

患者さんはいくら東京大学を出ていようが、大阪大学を出ていようが、治療にかんしては素人です。

頭が良いとか関係はありません。純粋に知らないのです。

そんな迷える子羊を、言葉足らずに、治療の理由も内容も説明しないで、対応したらどうでしょう?

恐らく、かなり良い治療をしていたとしても、患者さんは、その治療の価値がわかりません。

最終的には、患者さんは逃げていってしまいます。

●今の状態はどうなのか?
●なにをどう治療したほうが良いのか?
●どんな治療をしたのか?
●今後なにをしていくのか?

これらのアタリマエのことを丁寧に説明するだけでも、リピート率が格段にアップします。

先生からするとアタリマエの知識だとしても、患者さんは素人なので、聞きたいのです。

先生がリーダーシップを持って、先導してあげることで、患者は、

「ここの先生は説明もちゃんとしてくれてしっかりしているな」

と感じてくれるのです。

このように、先生が価値を伝える努力をしないと、今まで磨き上げてきた、先生の施術のスキルも、わかってもらえないのですし、伝わらないのです。

自分の常識は、他人にとって非常識

先生の良さを患者さんにしっかりわかってもらうために、伝えるスキル、つまりコミュニケーションのスキルを鍛えていきましょう。

ただ、一般的に日本ではコミュニケーションスキルを重要視されていません。

人種や言語の違う人々が頻繁に交流してきた歴史を持つ欧米では

「どう話したら相手に的確に伝わるか」

という教育が古くから行われています。

しかし、日本は「察する文化」であり、多くを話さなくても自然に伝わる社会なんです。

男は黙ってサッポロビール

なんてキャッチコピーが流行るくらいの国民性なんですね。

だからといって、基本的なコミュニケーションスキルである「話す」「聞く」を勉強しなくて良いわけではありません。

コミュニケーションスキルは、人生の重要なシーンで成否をわけることなのに、上達させないのはもったいないことなのです。

コミュニケーションスキルを身につけると、どうなるか?

世界ナンバーワンコーチであるアンソニー・ロビンズは言いました。

「コミュニケーションスキルが高い人は、そうでない人と比べて2倍以上の収入を得る可能性が高い」

先生のもっている技術は、本当に素晴らしいものでしょう。施術技術も世界的に見ても高いはずです。

しかし、素晴らしい技術の良さが、上手く伝わっていないのです。

こんな状況って

●部屋から出ないイケメン

のようなモノなのです。

魅力的な性格や容姿なのに、それを見せられないから恋人もできません。

「中身」は世界トップレベルだとしても、異性のいる場所に顔を出さないし、魅力をアピールしないので、価値が伝わらない。

これでは、幸せは手に入りません。

反対に、芸能人は不細工だとしても、めちゃくちゃモテますよね?

ナゼかというと、自分の魅力をアピールするコミュニケーションスキルが高いからです。

最初は大変ですが、コミュニケーション能力は自分のものになると一生ものです。

一歩づつ日々意識してみましょう。

それでは今日はこのへんで

ヨリミツ