私の新人教育についての悩み

こんにちは。

YMC株式会社のヨリミツです。

今回は、

  • 私の新人教育についての悩み

について書いていこうと思います。

まずは私の治療院が、どの様な流れで完全自費診療の治療院になったのか、簡単に書きます。

10年前、私の治療院は、ほとんど健康保険にて事業収益を得ていました。

その後、健康保険に将来性を感じなくなり一部自費を取り入れました。

最初は、なかなか自費を買ってもらえなかったので数字が伸びなかったのですが、工夫しながら数字は年々伸ばすことができました。

その後、健康保険の扱いを、ほぼ辞めることを決意しました。

現在では健康保険での収益は全体の1%程度で、学生が捻挫をして通院する際のみ健康保険を使っています。

こういうふうに記載すると、

一人治療院でなく、複数店舗の治療院で完全自費となると、聞こえは良いのですが、実はこれには悩みもあります。

その悩みとは・・・

  • 質の良い施術者を量産することは不可能

ということです。

健保や自賠責なら、未熟な施術者でも受け入れてもらえるが

以前、健康保険のみで収益をカバーしていたときは、顧客の支払額が少なく、正直いうと少しくらい下手な治療を施しても、あまり文句は言われませんでした。

つまり、全てにおいて未熟な新人に施術をさせても、なんとかイケたわけです。

また交通事故治療の患者さんが多くても、これを実現できます。

なにせ顧客は完全に無料ですからね。

たまにベテランがチェックする程度でOKな場合も多いです。

しかし、交通事故の件数の絶対数が減ってきているので、これもまた新人に経験を積んでもらうには数が足りなくなってきています。

残念ながら、私の治療院でも以前より交通事故治療の患者さんは減っています。

この事実については、全ての県の県警HPに載っていますので、興味があればご自身で確認ください。

話を戻すと、私の治療院の施術単価は30分で5,000円です。

顧客に価値を伝えることができているので、なんとかこの値段で運営ができています。

しかし、この値段も一般的に考えると高い値段設定だと思います。

これが現在の私の運営している治療院の現状です。

しかし、ここからが問題です。

この価格設定が新人にとっては高すぎるのです。

全てにおいて未熟な新人にとっては30分で5,000円というのは現実的に高すぎるのです。

そう、これが今の私の悩みです。

以前は、健康保険、交通事故治療の施術を中心的に担当してもらうことで勝手に新人が育ちました。

しかし健保はやっていない、交通事故は絶対数が少なくなってきている。

こうなると新人の実地でのトレーングがしにくい環境になっているのです。

新人でも収益化がしやすい設計図を作っておく

もっと規模を大きくしたいのですが、今のままの事業の設計図では新人が育ちにくい環境になっています。

新人研修があったとしても、その後、たくさん施術ができる環境づくりをしないと、次のステップが踏みにくいのが実際です。

完全自費に移行していくと、この様な悩みも出てきます。

なので、誰かを雇用しようと考えている方は、新人が担当できるメニューを設定しておくことも事業の設計図としては重要なことなのだと思います。

もしスタッフの雇用を考えている先生は、私の様なミスをせずに、この考え方を事前に実行しておくことで事前研修、実地というスムーズな新人教育の流れができると思います。

自分の至らない部分をさらけ出すようですが、これが先生方の負担を減らせればと考えています。

それでは今日はこのへんで。

ヨリミツ