本の表紙を隠して「文庫X」として販売→め​ちゃくちゃ売れる

2016年9月26日

おはようございます。

YMC株式会社の山本です。

「文庫X」

って知ってますか?

タイトルや著者名、出版元などを隠して、販売しているんだとか。

この謎の本が快調に売れているようです。

なぜ、売れるんだと思いますか?

理由は

「先入観を取り払われるから」

でしょうね。

僕らは特定の「先入観」を元に行動をしている

人間は自分の「先入観」で全ての行動を決定しています。

たとえば、

「投資ファンド」

という言葉を聞いたときに、

(なんだか怪しそうだな・・・)

と思う人が多いように、特定のキーワードについて、ある「先入観」をいだいています。

食事をするお店を選ぶときも全く同じです。

人は、先入観をもとに、「特定のパターン」でお店を選びます。

ですから、僕らは、だいたい同じような店に行くことになります。

居酒屋が好きな人は、居酒屋ばかり行きます。

イタリアンが好きな人は、イタリア料理店ばかりに行きます。

焼き肉が好きな人は、焼き肉ばかりに行くわけです。

いきなり、食べたことがないような、ブラジル料理のお店に入るとか、ありえないわけです。

本を選ぶときも全く同じです。

少年マンガを買う人の本棚には、たくさんの少年マンガが並んでいます。

ビジネス書を買う人の本棚には、たくさんのビジネス書が並んでいます。

ファッション誌を買う人の本棚には、たくさんのファッション誌が並んでいます。

そして本を買うときに、手がかりになるのが、

  • 表紙やタイトル

になるわけですね。

ところが、この「文庫X」は、その手がかりになる表紙やタイトルが隠されている。

こうすることで、

  • 本来、この種類の本を手に取らない客層

に、買わせることができるわけですね。

実際に、お客さんからは

「こうしてくれなかったら出会わなかった」

と感謝する声が寄せられているそうです。

絶対に自分では選ばない「選択肢」を、あえて選んでみる

この「文庫X」の事例から、僕らは何を学べるでしょうか?

それは、

  • 先入観のせいで、可能性を閉ざしていないだろうか?

ということです。

知らず知らずのうちに、僕らは同じことの繰り返しをします。

気がつけば、毎日、おなじ道を通って治療院に通勤しています。

気がつけば、毎日、おなじ食べ物をコンビニで手に取っています。

気がつけば、毎日、おなじ種類のセミナーに、申し込んでいます。

このせいで、僕らは、知らず知らずのうちに、「可能性」を閉ざしているのです。

ちなみに、僕は、あえて、普段では選ばないような選択肢を意識的に選ぶようにしています。

小さいころから、食べ物の好き嫌いがあったので、

「得体の知れない料理は絶対に食べない」

というパーソナリティだったんですが、今では、たまにフラッと、トルコ料理の店に入ったりします。

先日、フィリピンにいったときには、あえてローカルの得体の知れない食べ物を選んで食べてみました。

大ハズレすることもありますがそれはそれで楽しいわけです。

他にも、

「絶対にこんなキツイ競技は一生やらないだろう」

と思っていたフルマラソンやトライアスロンに参加したりしています。

出てみると、意外と面白い。

セミナーも同じです。

「絶対にこんなクソ高いセミナーなんて出ても意味ないよ」

と思っていましたが、あえて参加するようにしています。

3日間で70万円のセミナーとかに参加してみると、意外と大きな学びが手に入ります。

実際に、この70万円のセミナーで学んだコンセプトを使うことで、岡山の整骨院であるヨリミツ治療塾は、

  1. スタッフの自費売り上げが次の月から2倍になる
  2. ほとんどリスクなしに1年間で年商3000万円アップ
  3. 毎月20~30名ほどの新規患者が紹介で来る

ということが起こりました。

これも自分の先入観を取り払ったから、得られた結果です。

プロフィール写真の撮影に50万円払ってみる

今度も、プロフィール写真を撮影してもらうことになったんですが、1回の撮影で50万円とかかかるわけです。

写真なんて、スマホで無料で撮れます。

でも、プロのカメラマンの方に、50万払って撮影してもらうという、あり得ない選択肢を、あえて選ぶ。

そんな風に、意識的にしています。

じゃないと、

  • 自分の可能性を閉ざしてしまうことになる

と思うからです。

自分の先入観を取っ払って、普段の自分では絶対に選ばない選択肢を選ぶことで、おおきな結果を得てきました。

自分の「先入観」であるリミッターを外すことで、大きな成果を得ることができるのです。

あなたは、いつまで「先入観」を持ち続けますか?

いつまで、可能性を閉ざし続けますか?

山本