自分の理想を追求しながら、治療院の売上もあげる方法
こんにちは。
YMC株式会社のヨリミツです。
先日は、セミナーに参加して頂きありがとうございます。
懇親会では楽しく話ができました。
参加していただいた先生方、ありがとうございます。
さて、私は今、経営学について大学院にて徹底的に勉強しています。
その中で、経営についての本質が少し理解できたなと思ったことがありました。
そのことについてシェアさせていただきたいと思います。
経営を学ぶことは、先生の夢や目的を叶えるための手段
先日開催されたセミナーでも発言をしたのですが、
昔、私は自分のビジネスをすることで年収1000万程の収入があれば幸せになれると本気で信じていました。
そして、年収1000万程の収入を手にした結果・・・
逆に不幸に向かって走っていってしまっていました。
それはなぜか?
お金を儲けるということだけを自分のビジネスの唯一無二の目的としてしまったからです。
お金はないと困ります。
私にも家族があり生活があります。
しかし、原点を考えて見るとどうでしょう?
誰かの助けに、なりたかったのではないでしょうか?
私の場合はスポーツで怪我ばかりしていたので、怪我で困っている若者を
サポートしてあげたいって思いが原点にありました。
なので、自分のビジネスの目的を金儲けと設定してしまうと、
自分の原点すら放棄した方法論をとらなければならなくなります。
するとどうなるか?
●感情的に幸せを感じることが出来なくなる
こういう状態ができ上がります。
ハッキリいって最低の気分になります。
“人を助けたい”とはじめた治療院ビジネスが感情を無視した金儲けの手段に成り下がっているのです。
先生が自分の治療院をはじめたキッカケは何だったでしょう?
純粋にお金を儲けることだけだったでしょうか?
おそらく違うのではないでしょうか?
●誰かの助けになりたい、誰かに貢献してあげたい
このような気持ちが、自分の城である“◯◯治療院”を立ち上げたキッカケになったのではないでしょうか?
それでは、理想だけを追求すればよいか?
と言えば、それは違います。
●治療院として持続可能な状態
がビジネスにおいて良好な状態であると考えています。
なので現状で先生が自分の考えている売上まで達していない先生は、良好な状態ではありません。
しかし、理想的な状態は人によって全く違います。
なにせ人それぞれ価値観が違いますから、目指したい方向、高さが違います。
それでは、なぜしっかりした経営を学ぶ必要があるのか?
先生の治療は誰の役にたつのでしょう?
その役に立つ施術を、どうやって困っている人に適切に知ってもらうのでしょう?
そして患者さんに対して、より価値の高い施術を提供するにはどうしなければならないでしょうか?
これが先生が経営戦略を学ぶ目的です。
要は・・・
「経営を学ぶことは、先生の夢や目的を叶えるための手段」
なのです。
そして、もう一つ、必ず先生に伝えておかなければならないことがあります。
自分の理想を追求しながら、治療院の売上もあげる方法
治療院を運営している先生は“◯◯治療院”の経営者です。
そして、それと同時におそらく“◯◯治療院”の先生です。
この2つの概念は、別の性質を持った概念です。
大きな会社でいうと「トップ・マネジメント」と「ライン」という違いです。
「トップ・マネジメント」は経営戦略を立案します。
「ライン」は現場作業をこなします。
両者は全く違う仕事をしています。
なにが全く違うのか?
トップ・マネジメントの目的は企業の業績を上げることです。
これが最大の目的です。
これ以外にトップ・マネジメントが存在する必要性は何もありません。
ラインの目的は、現場で労働力を提供することです。
そして多くの治療院において、この相反する業務を1人の先生がおこなっています。
大きな会社でもありますがトップマネジメントの経営戦略に対して、
現場が反発するという自体が起こったりします。
それは、なぜでしょう?
これ、感情的な部分で摩擦が起こるからです。
経営戦略立案というものは、感情論抜きで立案するのが基本です。
しかし……
現場には感情があります。
治療院で例えると、目の前には痛いと訴えている患者さんがいます。
利益追求には感情を無視した経営戦略を行わなければならない。
しかし、一方で金にはならないが先生を頼ってきてくれる地域の患者さんに対して貢献してあげたいという気持ちもある。
この相反する感情の間で、苦しむことになるわけです。
そして、ここからが本題です。
先生がしっかりした経営戦略を学ぶ必要はここに本質があるわけで、同時に腕の見せ所なのです。
“◯◯治療院”は先生の治療院なのです。
先生の理想郷を作ればよいのです。
金にならなくても感情的豊かになるのであればそれを実現すれば良いのです。
しかし、治療院経営としての収支は合わさないといけない。
なので感情的にも豊かになれ、そして治療院経営としての収支も合わすことができるという経営スキルを身につけたら良いのです。
適切な経営戦略を身に付けて自分の理想を追求した歯医者さんの事例があります。
ここの歯医者さんは、子供に対して予防歯科を提供したいと考えていました。
しかし、実際、経営的には子供に対する予防歯科は儲からない……。
そこでここの先生は、
- 自分の理想である子供に対する予防歯科はしっかりと提供する
(感情的にしたいことはやる) - 経営的収支は、白金という立地を利用して子供を連れてくる親に提供する審美歯科で
賄う
(現実とのすり合わせをする)
という戦略をとりました。
彼は子供に予防歯科を提供するという経営的には収支の取れないことを、適切な経営戦略をつかって理想を現実にしました。
繰り返しますが、ちゃんとした経営スキルを身に付けることは自分の夢や目的を叶えることなのです。
ワクワクしませんか?
こういった正しい経営スキルを身につけて欲しいと思い、僕らはプログラムを作りました。
ヨリミツ