デイサービスは、整骨院のリスクヘッジにならない

2015年12月10日

おはようございます。
YMC株式会社の山本です。

先日、とある投資セミナーに参加してきました。

“投資”って聞くと

  1. 怪しそう
  2. 騙されそう
  3. 損しそう

というイメージが先行して、尻込みしてしまいますよね?

全く持ってそんな怪しいモノではありません。

むしろ、我々のようなビジネスをやっている経営者であれば投資を勉強すべきだと思いました。

特に、投資をやれば

●リスクヘッジの視点

が身につきます。

どういうことか?

身近な例で言うと“健康保険”が良い例です。

健康保険制度は日本の財政に連動している

柔道整復師にとって健康保険は切っても切れないですよね。

あれはご存知のとおり、日本の財源から出るお金なわけです。

ってことは、日本の景気が下がれば診療報酬は絞られますよね?

今まさに、健康保険は財源がヤバいので絞られている。

つまり・・・

●健康保険は、日本の景気に連動している

と言っても過言ではないわけです。

これ、当たり前の話ですが超重要です。

これが大前提。

●健康保険がヤバい

ってなったときに整骨院の先生の中には、こんな動きをする方が出てきます。

「整骨院は健康保険がいよいよヤバいからダメだ!新しい収益ポイントを増やすためデイサービスをやろう!」

これね。ハッキリ言って投資の観点で言うと、超ヤバい考え方なわけですよ。

なぜならば、デイもお金の出どころが健保と同じ日本の財源でありリスクヘッジになってないからです(笑)

デイサービスは介護保険からお金を引っ張ってくるモデルなわけで、これも日本の財政に依存をする。

日本の財源がやばくなったら、健保も介護保険も同時に締め付けられるんですよ。

つまり、デイサービスってやつは、健保でやっている整骨院のリスクヘッジにならない。

なので、健保の整骨院のリスクヘッジをするなら、全く相反するところに投資をしておくべきなんです。

たとえば、海外の株とか、ドルでお金を持っておくこととかが有効ってことですね。

日本の財源が弱ると、逆に価値が上がるようなモノを持っておくこと。

すると、どっちに転ぼうが、安全なわけです。

投資の観点でみると、こういうのがわかる。

何も、海外の株を買えという話をしたいわけではなくて、

●大局観

が大事なわけですよ。

今回の事例で言えば、安易にデイサービスなんかやらずに自費を強めるほうが明らかに賢い判断です。

そんな感じで大局観を観て、バランスの良い経営をしてくださいね。

治療家である前に、経営者なんですから。

山本