コミュニケーションスキルを高めて実費リピート率を80%以上にする方法
治療院二階の事務所より
「すいません。この革紐ってサイズあるんですか?」
「あちらのコーナーにありますので見てください」
「・・・・」(分からないから聞いているのに??)
「これってサイズ書いてないですけど何ミリなんですか?」
「2ミリです。」
「他の革紐はサイズ書いてあるんですか?」
「多分書いてあるのであちらを確認してください」
こんにちは、YMC株式会社依光です。
先日、革紐を買いに行ったときのデキゴトです。
革紐なんて、なかなか買わないのでどれを選んでいいか、全然わかりませんでした。
そんななか、店員さんに商品の内容を聞いてみようと思ったら
「あちらにある商品です」
以上!!(笑)
おいおい!あんたはそこに立っているだけなら、人じゃなくて自動販売機にしたほうがマシなんだけど!
って言いたかったですね(笑)
実際は言わなかったですけど、心の中ではこんな感じで叫んでました。
こういうのは治療院でも同じですね。
治療院の先生は、治療に関するプロで慣れていて、全てを知っています。
患者さんはいくら東京大学を出ていようが、大阪大学を出ていようが、治療にかんしては素人です。
頭が良いとか関係はありません。純粋に知らないのです。
そんな迷える子羊を、言葉足らずに、治療の理由も内容も説明しないで、対応したらどうでしょう?
恐らく、かなり良い治療をしていたとしても、患者さんは、その治療の価値がわかりません。
最終的には、患者さんは逃げていってしまいます。
●今の状態はどうなのか?
●なにをどう治療したほうが良いのか?
●どんな治療をしたのか?
●今後なにをしていくのか?
これらのアタリマエのことを丁寧に説明するだけでも、リピート率が格段にアップします。
先生からするとアタリマエの知識だとしても、患者さんは素人なので、聞きたいのです。
先生がリーダーシップを持って、先導してあげることで、患者は、
「ここの先生は説明もちゃんとしてくれてしっかりしているな」
と感じてくれるのです。
このように、先生が価値を伝える努力をしないと、今まで磨き上げてきた、先生の施術のスキルも、わかってもらえないのですし、伝わらないのです。
自分の常識は、他人にとって非常識
先生の良さを患者さんにしっかりわかってもらうために、伝えるスキル、つまりコミュニケーションのスキルを鍛えていきましょう。
ただ、一般的に日本ではコミュニケーションスキルを重要視されていません。
人種や言語の違う人々が頻繁に交流してきた歴史を持つ欧米では
「どう話したら相手に的確に伝わるか」
という教育が古くから行われています。
しかし、日本は「察する文化」であり、多くを話さなくても自然に伝わる社会なんです。
男は黙ってサッポロビール
なんてキャッチコピーが流行るくらいの国民性なんですね。
だからといって、基本的なコミュニケーションスキルである「話す」「聞く」を勉強しなくて良いわけではありません。
コミュニケーションスキルは、人生の重要なシーンで成否をわけることなのに、上達させないのはもったいないことなのです。
コミュニケーションスキルを身につけると、どうなるか?
世界ナンバーワンコーチであるアンソニー・ロビンズは言いました。
「コミュニケーションスキルが高い人は、そうでない人と比べて2倍以上の収入を得る可能性が高い」
先生のもっている技術は、本当に素晴らしいものでしょう。施術技術も世界的に見ても高いはずです。
しかし、素晴らしい技術の良さが、上手く伝わっていないのです。
こんな状況って
●部屋から出ないイケメン
のようなモノなのです。
魅力的な性格や容姿なのに、それを見せられないから恋人もできません。
「中身」は世界トップレベルだとしても、異性のいる場所に顔を出さないし、魅力をアピールしないので、価値が伝わらない。
これでは、幸せは手に入りません。
反対に、芸能人は不細工だとしても、めちゃくちゃモテますよね?
ナゼかというと、自分の魅力をアピールするコミュニケーションスキルが高いからです。
最初は大変ですが、コミュニケーション能力は自分のものになると一生ものです。
一歩づつ日々意識してみましょう。
それでは今日はこのへんで
ヨリミツ