ラグビーW杯のサモア戦を観て思ったこと
おはようございます。
YMC株式会社の山本です。
クビが「ゴキっ」てなって、しばらく動けなかったことがあります。
ラグビーの試合中に、人の密集地帯に、頭から突っ込んだら、勢い余って、クビを軸に一回転したんです。
そのときに、自分のクビから聞いたことない激しい音が聞こえました。
「ゴキッ」
後日、整形外科に行ってレントゲン撮ったら、
「クビ曲がってるね」
と言われました。
あ、僕は元高校ラガーマンです。
小中学校では、水泳をしてたんです。
でも・・・
中学校3年のときに再放送でやってた「スクールウォーズ」に影響されたわけです。
いや、大木大助、カッコいいじゃないですか?
地元の先輩もラグビー部にいたし、熱烈な勧誘を受けてなぜか、入部。
スイマーが、ラガーマンに転向ですよ。
かなり、あり得ない決断でしたね(笑)
僕が住んでた高知県では、当時、ラグビー部がある高校は、数校しかありませんでした。
県予選で1回勝てば決勝進出です。
2回勝てば花園ですね(笑)
ただ、僕らの高校は、いつも準優勝で、花園に行くことはありませんでした。
なぜか?
今考えると、理由は色々とありますね。
ひとつは、これです。
- フィジカルが弱い
やっぱりこれが一番ですね。
ラグビー日本代表が勝ったのはW杯に向けて世界一厳しい練習したから
これは、今回のラグビー日本代表を見てたらわかりますよね。
南アフリカに勝ったのには驚きましたよ。
昨日は、サモアに勝ったし。
勝った要因を調べてみると、やっぱり練習量がスゴイ。
ヘッドコーチのジョーンズは
「南アフリカやオーストラリアの選手には耐えられない超ハードな練習をしてきた」
と言っています。
ガマン強い日本人なら耐えられると思ったそうです。
今回のラグビー日本代表は、
- 世界一の拘束時間
- 世界一の練習量
だそうです。
結果的に、
- 世界一走れるチーム
になったわけですね。
スゴイ。
単純にスゴイと思う。
このワールドカップに一点フォーカスして、チームを創りあげて来たわけですから。
まあ、普通なら、
「ラグビー日本代表を見習って、世界一のトレーニングをしましょう!!」
「仕事も体力勝負です!命をかけて働きましょう!」
「やはり練習は裏切らないです!一点フォーカスでやりましょう!」
という体育会系な論調になるわけですが、僕は敢えて逆の意見を言います。
あまのじゃくなんで。
このワールドカップの美談の影響で、日本のラグビー人口は間違いなく増えるでしょう。
僕もラグビーやってたし、日本頑張れと思っているし、ラグビー人口が増えたらいいなと、「感情的」には思っています。
ただ「論理的」に考えると・・・全くそうは思いません。
もし、僕に息子が居たなら、
「ラグビーは絶対にやるな」
と言うと思います。
そのときだけの感情的な喜びを、追い求め過ぎるな
おそらく人間の寿命は、今後、のびます。
ちょっと前まで
- 人生50年
とか言われていました。
ところが、現代の50歳とか、めっちゃ若いですよ。
まだまだ、人生の半分って感じです。
ラグビー日本代表の彼らは、20代~30代でしょうか。
まだ、人生の前半です。
なのに、あそこまでハードな試合をして、身体中、怪我だらけですよ。
おそらく。
昨日のサモア戦の山田選手とか見たら、マジでヤバいです。
タックルいったときに、ヒザを側頭部に食らって、気絶ですよ。
あんなの、頻繁に起これば、絶対に後遺症のこります。
あと50年経ったときに、後悔しますよ。
身体が言うこときかなくて。
「あそこでタックルに行ったことを、後悔している」
とは絶対に言わないでしょうけど。
昨日の、ラグビー中継でインタビューされてた、スクラムハーフの田中選手の奥さんの顔が印象的でした。
「試合に勝って!」
というよりも、
「無事に生きて帰ってきて」
って顔に見えたのは僕だけでしょうか?
心配でたまらないと思いますけど。
それに、彼らは、相当量のサプリメント飲んでいると思います。
ドーピングにかからない程度に。
たぶん、胃腸に、死ぬほど負担がかかっているわけです。
それも、あんまり良くないと思いますけどね。
さらに、あそこまで筋トレをしたら、普通の人間よりも超回復を数多くしているわけで。
筋トレって、身体を痛めつける行為ですよね?
細胞を破壊して超回復を繰り返して筋肉を大きくするんで。
ちなみに、ガンって細胞分裂時のエラーですよね?
細胞分裂の回数が多くなるってことは、ガン化もしやすいってことなわけで。
100歳近くまで生きたときに、身体が痛くて満足に生活できない状態になるとやっぱり不幸だなと思うわけです。
つまり、何が言いたいかというと・・・
- そのときだけの感情的な喜びを、追い求め過ぎるな
ってことなんですよ。
もちろん、人生にそういう時期があっても良いとは思いますが。
ポタポタとした水滴が、岩に穴を開けるかのごとく歩め
人は、感情に支配されている生き物です。
目の前の、感情的なことに、流されて行動をしてしまいます。
この感情は利用しないとダメですが、マイナスに働くことがあります。
特に、スポーツは、その典型例だと思ってます。
ハードなスポーツって、人生に必要ないんですよ。
論理的に考えて。
なぜ、みんなスポーツをやるかというと、
「得たい感情を得られるから」
ですよね?
- 人から認められたい
- 賞賛されたい
- 後世に名前を残したい
という感情的なものに、引っ張られてスポーツをしています。
それが欲しいがために、全ての人生をかける人まで出ます。
だからこそ、華やかで美しいのですが。
ただ、僕が思うに、身体に無理をして
「刹那的な記録」
を追い求めるのは、人生にとってリターンが低い行為だと思うわけです。
それよりも、地道に一歩一歩進むような、生き方が良いなと。
淡々と、日々を過ごしていく。
- 無理なく
- 長期的に
- コツコツと
気がつけば目標を達成しているようなイメージですね。
目標も、そんなに高くなくて良いです。
これが幸せの秘訣かなと。
仕事も同じだと思います。
刹那的な売上を追い求めるよりも、地道にコツコツと売上を伸ばしたほうが、長期的に継続できます。
もちろん、一気に数億円とか稼げれば嬉しいですし、短期的に行けるに越したことはないです。
ただ、スタンスとしては、長期目線でドッシリ構えてたほうが、精神衛生上、良いはずです。
僕も、
「ポタポタとした水滴が、岩に穴を開けるかのごとく」
このメルマガを書いていきたいです。
山本