「過去にPPC広告をやったが全く集客ができなかったので、PPC広告はもうやらない!」
こんばんわ。
YMC株式会社の山本です。
昨日は、弊社の最強コンテンツの180日プログラムのフォローアップセミナーでした。
今回は、ネット集客がテーマ。
特別講師のデジマチェーン株式会社の西社長をお迎えして、丸一日の勉強会を行いました。
「過去にやったが上手く行かなかった」というケース
集客というテーマで、セミナーをやったり、コンサルをしてると、
- 過去に「ポスティング」をやったが全然成果が出なかったので、ポスティングはもうやらない
- 過去に「PPC広告」をやったが全く集客ができなかったので、PPC広告はもうやらない
という方が結構おられます。
これ、もったいないなぁと思います。
「ポスティング」や「PPC広告」自体が効果がないのではなくて、精度が悪かったり、量が足りなかったりするケースがあるからです。
何が悪かったのかを分析して、それを改善しての繰り返しができているか?
たとえば「泳ぐ」という動作。
バタバタと水中を蹴って、水を掻くわけですが、まあ泳げない人でも、1週間も練習すれば、一応、「泳ぐ」という動作としては完成します。
それで「もう習得した」と思う人もいれば、20年かけてオリンピックで金メダルを目指すようなスピードにこだわった泳ぎにもっていく人もいる。
ただ「泳ぐ」という動作だけですら、人は長年、集中して極めるととんでもないタイムで泳ぐことができるようになりますよね?
その違いは、ちゃんと考えて「工夫」しているかどうか。
工夫をしたら結果が変わります。
その変わった結果で「何が違うんや?」と分析し、仮設を立て、また次にちょっと違うトライをしてみる。
トライしてみた結果、何も変わらないかもしれないけど、ちょっとでも結果が変わったら、その理由を考えてみる。
それを続けていけるか、どうかです。
変化を洞察して、データをためて、最終的にどんな方法でやるのがベストかを考えていく。
イチローは、試合が終わると、ロッカールームの前に座り込んで、
- 1日を振り返りながら次の日への「準備」
をしていたそうです。
イチローは試合に行くまでにいろいろルーティンがあるそうです。
- 昨日は何時に寝たか?
- 今日はどうやって起きたか?
- 何を食べたか?
- どうやって球場に来たか?
- どうウォーミングアップをしたか?
他にもルーティンがたくさんあるわけで、どのルーティンをしたら成果が良かったかを検証してたわけですよ。
イチローは引退会見でこんなことを言ってます。
あくまでも「量り」は自分の中にある。
量りを使いながら、自分の限界をちょっと超えていく。
そうするといつの日かこんな自分になっているんだ。
少しずつの積み重ねでしか、自分を超えていけないと思っているんですよね。
一気に高みにいるとすると、今の自分とギャップがありすぎて、それを続けられない。
地道に進むしかない。
ある時は後退しかしない時もあるので、自分がやると決めたことを信じてやっていく。
でも、それは正解とは限らない。
間違ったことを続けているかもしれない。
遠回りをすることで、本当の自分に出会えると思っている。
普通の人は「いやー、今日は打てて良かった!」とか、「今日はエラーやらかした!」で終わってしまっています。
単発ではなくて継続し「評価すべき数字」が良くなるように改善を繰り返す
たとえば水泳で言えば「オリンピック出場」という大きな目標は、
- 飛び込みの反応速度を0.1秒あげる
- 25メートルを◯秒で泳ぐ
- 抵抗の少ない水中姿勢を作る
といった「小さな目標」に分解できます。
それをひとつずつクリアして「小さな改善」を続けることで、継続的なパフォーマンスの向上につなげるわけです。
これをするためには、本番のレース単発では話になりませんよね?
継続的に練習を繰り返すしかない。
集客も同じで、単発でチラシをドカンと配って、一喜一憂するのではなくて、継続的にやりながら、改善を繰り返すしかないわけですよ。
そこで大事なのが「計測」です。
速く泳ぐためには、タイムを測りながら練習しないとダメですよね?
世界記録という概念が生まれたのは、計測できる機器があるからです。
なので、しっかりデータを取りながら集客も改善していく必要があるわけです。
大事な数字としては、
- どれだけ広告がみられたか?
という数字です。
PPC広告やホームページはバッチリとカウントできます。
こういったデータを元に、新規来店数とどれくらい相関があるかを評価していく。
こう考えたときに、
- 過去に「ポスティング」をやったが全然成果が出なかったので、ポスティングはもうやらない
- 過去に「PPC広告」をやったが全く集客ができなかったので、PPC広告はもうやらない
という思考の方は、
- 単発ではなくて継続し「評価すべき数字」が良くなるように改善を繰り返したか?
と自分に問いかけてみてください。
十分に改善を繰り返してないなと思ったら、「やるべきこと」はもう明確になりましたよね。
山本